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Yoomの使い方完全ガイド|初心者向けにフローボット作成・料金・Zapier・Make比較まで解説

公開日: 2026/4/2

Yoomの使い方を初心者向けに解説。フローボット作成・料金プラン・Zapier・Make比較まで網羅。

Yoomとは?Zapier・Makeとの違い

Yoom(ユーム)は、株式会社YoomがリリースしたiPaaS(Integration Platform as a Service)型の業務自動化ツールです。プログラミングの知識がなくても、ノーコードで複数のSaaSアプリを連携させた自動化フロー(「フローボット」)を構築できます。ユーザーの80%以上が非エンジニアで、操作性・日本語対応・国内SaaSとの連携テンプレートの豊富さを強みに、多くの中小企業・スタートアップに導入が広がっています。

代表的なグローバルiPaaSツールとの違いは以下の通りです。

  • Zapierとの違い:Zapierはグローバルで5,000以上のアプリと連携できる最大規模のiPaaSです。英語UIが基本で、国内SaaSへの対応は限定的な場合があります。Yoomは完全日本語対応で、国内で広く使われるSaaS(ChatWork・LINE WORKS・SmartHR・freee等)との連携テンプレートが充実しています。日本の非エンジニアに対するサポート品質もYoomが優れています
  • Makeとの違い:Make(旧Integromat)は視覚的なフロー設計UIが特徴で月1,000回のモジュール実行を無料で提供しています。ドキュメントやコミュニティが充実し、複雑な条件分岐も柔軟に設計できますが、英語UIでの学習コストがあります。Yoomは日本語UI・日本企業向けテンプレート・日本語サポートを重視する場合に優位です
  • Power Automateとの違い:Power AutomateはMicrosoft 365に含まれるフロー自動化ツールで、Microsoft製品(Teams・Outlook・SharePoint・Excel)との連携に特に強みがあります。Yoomは特定エコシステムに依存せず、多様なSaaSを横断した連携に対応しています

Yoomの料金プラン

Yoomは無料プランから始めることができ、以下のプランが提供されています。

  • フリープラン(無料):月間100タスクまで実行可能。フローボットのステップ数は5つまでの制限があります。基本的なアプリ連携や自動化の試験運用に適しています
  • ミニプラン:月額9,600円(税込)から。月間3,000タスクまで実行可能。条件分岐機能が使えるようになり、複雑な業務自動化に対応できます
  • チームプラン以上:より多くのタスク実行数・チームメンバーへの共有・優先サポートが利用可能。最新の料金・プラン内容はYoom公式サイトでご確認ください

無料プランで基本的な使い方を習得してから有料プランに移行する流れが一般的です。

フローボット作成の基本手順

Step 1:アプリ連携(コネクト)

Yoomダッシュボードにログインして「マイアプリ」から連携したいアプリ(Gmail・Slack・Chatwork・Googleスプレッドシート・kintone等)を追加します。OAuthまたはAPIキーを使って各サービスにYoomがアクセスする許可を設定します。一度連携したアプリはすべてのフローボットで再利用できます。

Step 2:フローボットの新規作成

「フローボット」→「新規作成」を選択します。ゼロから作る場合は「テンプレートなし」を選択、既製テンプレートを使う場合は用途に合ったテンプレートを選びます。Yoomには「Gmailに問い合わせが届いたらSlackに通知する」「Googleフォーム回答をスプレッドシートに転記してkintoneにも登録する」など多数のテンプレートが用意されており、初心者はテンプレートからの活用が推奨です。

Step 3:トリガーの設定

フローボットの起点となる「トリガー」を設定します。主なトリガー種別は以下の通りです。

  • アプリトリガー:連携アプリで特定のイベントが発生したとき(例:Gmailに特定件名のメールが届いた、Googleフォームに回答が送信された)
  • スケジュールトリガー:毎朝9時・毎週月曜日など、設定した日時に定期実行
  • Webhookトリガー:外部システムからのWebhook通知を受け取ったとき

Step 4:オペレーション(アクション)の設定

トリガーの後に実行する処理(オペレーション)を追加します。「アプリと連携する」「データベースを操作する」「条件分岐」「繰り返し処理」などを組み合わせてフローを構築します。各ステップでは、前のステップから受け取ったデータ(変数)を次のステップの入力として使えます(例:Gmailの送信者名をSlack通知メッセージに埋め込む)。

Step 5:テスト実行と有効化

フローボットを保存してテスト実行を行います。各ステップの出力データを確認し、意図した通りにデータが連携されているかを検証します。問題がなければフローボットを「有効化」してONにします。有効化後は設定したトリガー条件に従って自動的に動作します。

「業務のトレース(自動化の前提)」:フロー設計前に業務を完全に言語化する

Renueの社内ガイドラインには「業務のトレース(自動化の前提)」として、「何かを自動化・効率化する時には、まず業務を完璧に理解して言語化してから取り組む。各ステップには前工程の依存がある。これを無視して自動化に入ると、レビューや例外対応などが抜ける」という考え方があります。

Yoomでフローボットを構築する際に最も多い失敗が、現状の手動業務を十分に把握せずにフロー設計に着手してしまうことです。自動化したい業務のステップ・判断条件・例外処理を先に完全に言語化してから設計に入ることで、手戻りのないフローが作れます。

Yoomでフローボットを作る前の業務トレースチェックリストは以下の通りです。

  • 現状の手動業務のステップを全て書き出す:「問い合わせメールを受信 → 内容を確認 → 担当者に転送 → kintoneに登録 → 返信メールを送信」のように、一連の流れを手順として洗い出します
  • 各ステップの判断条件を明確にする:「問い合わせ種別によって転送先が変わる」「金額が一定以上の場合は上長に通知する」などの条件分岐を整理します。この条件が未整理のままフロー設計に入ると、Yoomの条件分岐設定でつまずきます
  • 例外・エラー時の対応を決めておく:「データが取得できない場合は担当者にメール通知する」など、フロー失敗時の対処法を事前に決めておきます
  • 自動化のスコープを絞る:業務全体を一度に自動化しようとすると複雑になりすぎます。まず最も繰り返しが多く・工数が大きい1つのステップから始め、動作確認後に範囲を拡張するアプローチが推奨です

Yoomの主要ユースケース

業務自動化の内容連携アプリ例
問い合わせ対応Googleフォーム受信→担当者Slack通知→kintone登録→自動返信メール送信Googleフォーム・Slack・kintone・Gmail
採用・HR業務応募者情報受信→ATS登録→面接日程調整メール自動送信→Slack通知HRMOS・SmartHR・Gmail・Slack
受発注・契約処理発注フォーム送信→スプレッドシート記録→承認者に通知→CloudSign送付Googleフォーム・スプレッドシート・CloudSign
社内申請・承認フロー申請フォーム→上長承認Slack通知→承認後に関係者メール送信Googleフォーム・Slack・Gmail
定期レポート自動生成毎週月曜にスプレッドシートのデータを集計してSlackに投稿Googleスプレッドシート・Slack

よくある質問(FAQ)

Q. Yoomはプログラミングができなくても使えますか?

はい。Yoomはノーコード設計を基本としており、ユーザーの80%以上が非エンジニアです。ドラッグ&ドロップとフォーム入力でフローボットを構築できます。また、豊富なテンプレートを活用することで、初日から実用的な自動化フローを動かすことができます。

Q. Yoomで自動化できないことはありますか?

YoomはAPI連携を基本としているため、APIを提供していないシステムや、ブラウザ操作を必要とするRPA的な自動化には向いていません。そのような場合はRPAツール(UiPath・WinActor等)との組み合わせや、Yoomのデスクトップフロー機能の活用を検討してください。また、無料プランではフローのステップ数や月間タスク数に制限があります。

Q. Yoomのセキュリティは安全ですか?

Yoomは国内データセンターを使用しており、ISO 27001認証取得相当のセキュリティ体制を整備しています。各アプリとの連携はOAuth 2.0によるトークン認証を基本としており、Yoomがパスワードを保存することはありません。最新のセキュリティ仕様・認証情報はYoom公式サイトのセキュリティページでご確認ください。

業務自動化・SaaS連携・社内DXを相談したい方へ

RenueはYoom・Power Automate・Zapierを活用した業務自動化設計・SaaS連携支援・ノーコードDX推進の支援実績があります。「手作業を減らしたい」「SaaSをつなげて業務効率化したい」という方は、まずお気軽にご相談ください。

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