会社概要
renueは、AI時代においてコンサルティング業界を変革する新しいコンサルティングファームです。

創業の理由 - デリバリーする人が尊敬される組織を作りたい
私が外資大手ファームで働いていた時、いつも違和感を感じていました。「売る人が偉い」という価値観。実際に手を動かし、顧客の課題を解決するコンサルタントよりも、案件を取ってくる営業の方が評価される。
これは本当に正しいのでしょうか?
顧客が本当に求めているのは、課題を解決し、ビジネスを成長させることのはず。 だからこそ、私たちrenueは「デリバリーする人が偉い」組織を作ることにしました。
生成AIという技術革新が、この理想を現実にする可能性を見せてくれました。 我々は人月の価値観にとらわれず、1人が際限なくお客様のためにバリューを発揮できる組織を目指します。
コンサル業界が抱える構造的課題
私たちは日々、顧客の変革を支援すると謳いながら、ふと立ち止まって考えることがあります。この業界は本当に顧客の成功に向き合えているのでしょうか。若手コンサルタントの多くが感じている違和感、それは決して個人の問題ではありません。業界全体が抱える構造的な課題なのです。
例:基幹システムリプレイス案件
時間を売るビジネスモデル
現在のコンサル業界で標準となっている準委任契約は、本質的に「時間の販売」です。15人×6ヶ月×300万円/人月で2.7億円―この計算式が示すように、提供価値ではなく投入時間で報酬が決まります。
この構造が生む最大の問題は、成果へのコミットメント意識の低下です。プロジェクトが成功しようが失敗しようが、働いた時間分の報酬は保証されます。「順調です」と報告し続け、最終的に「未完成ですがお金ください」という状況が生まれるのは、この構造の必然的な帰結といえるでしょう。
さらに深刻なのは、効率化すればするほど売上が減るという矛盾です。3人月の仕事をAIツールを活用して1人月で完了させれば、売上は3分の1になってしまいます。本来なら5人で2ヶ月で終わる仕事を、あえて15人で6ヶ月かけて行う。顧客のDXを支援すると言いながら、自分たちが最も非効率な働き方を選択せざるを得ない。この皮肉な状況こそが、業界の根本的な欺瞞を象徴しています。
契約更新のための忖度
コンサルタントの本来の価値は、外部の客観的な立場から、時に厳しい現実を突きつけることにあります。しかし、契約継続というインセンティブが、この本質的な役割を歪めています。
多くのプロジェクトで、コンサルタントは顧客企業の内部政治に深く関与し、特定の部署や役員の意向に沿った提言を行うようになります。「ちゃんとしてください」と言うべき場面でも、契約更新を意識して耳障りの良い言葉を選ぶ。部長の無駄な施策を止めるべき時も、若手社員と同じように「他部署でも部長に無駄な仕事やめろなんて言えない」という立場に甘んじています。
結果として、本来なら外部だからこそ可能な「嫌われ役」を演じることができず、単なるイエスマンと化してしまいます。年間数千万円を払って雇っているのは、耳に心地よい言葉を聞くためではないはずです。しかし現実には、多くのコンサルタントが顧客の機嫌を取ることに終始し、真の変革を阻害する要因となっています。
無知なお客様が利益の源泉
コンサル業界が抱える最も構造的な矛盾は、顧客の自立を妨げることが自社の利益になるという点です。
本来、優れたコンサルティングとは、顧客が自力で課題を解決できるよう支援することです。しかし、顧客が完全に内製化してしまえば、コンサルタントは不要になります。この利益相反が、業界全体に歪んだインセンティブを生み出しています。
実際のプロジェクトでは、わざと複雑な方法論を導入したり、属人的なノウハウに依存した仕組みを作ったりすることで、継続的な依存関係を作り出します。「知識移転」や「内製化支援」を謳いながら、実際には顧客が独り立ちできないような仕組みを意図的に残す。フレームワークやツールも、あえて使いこなすのが困難なものを選び、定期的な「研修」や「フォローアップ」が必要な状態を作り出します。
さらに問題なのは、本質的でない講習や研修の実施です。既に顧客側が理解している内容を、さも高度な知識のように包装して提供する。これらの活動は顧客にとって時間の無駄でしかありませんが、コンサル側にとっては安定的な収益源となります。リテラシーの差を埋めるのではなく、むしろ維持・拡大することが、ビジネスの継続性を保証するのです。
顧客と利害を一致させよう
従来のコンサル業界の本質的な問題は、コンサルタントと顧客の利害が対立していることです。時間を売るビジネスモデルでは、効率化すればするほど売上が減る。継続契約を狙えば、顧客の自立を阻害したくなる。
私たちは、この構造的な矛盾を根本から解決します。顧客が成功すればするほど、私たちも儲かる仕組みを作る。顧客が自立すればするほど、私たちの価値も高まる関係性を築く。
レベニューシェア、成功報酬、短期コミット、パートナーシップ——案件ごとに最適なスキームを設計し、双方が同じ方向を向いて本気で取り組める状況を作り出します。
結果として、本気でついてこない顧客とは仕事をしません。責任を他人に押し付けたがる企業、変革への意志がない組織とは、最初から関わりません。互いが本気になれる関係性でなければ、真の価値創造は不可能だからです。
私たちの歩みとこれから
創業
「デリバリーする人が偉い」組織を目指してrenue設立
事業拡大
大手企業との継続的なパートナーシップを確立、チーム規模拡大
AI時代への転換
生成AI活用を本格化、全メンバーのAI活用スキル向上を推進
組織成長
40名体制へ拡大、生成AIを用いた先端案件に多数参画
ビジョン実現
アジアトップのAIコンサルファームとして、業界のスタンダードを確立
現在はまだ開拓期。この転換期に参画することで、AI時代における新たなコンサルタント像を共に確立し、 業界そのものを変革していく—そんな挑戦に共感いただける方との出会いを楽しみにしています。
企業情報
会社名 | 株式会社renue(リノイ) |
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設立 | 2021年3月25日 |
資本金 | 1000万円 |
代表取締役 | 山本悠介 |
従業員数 | 40名(2025年3月現在) |
事業内容 |
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本社所在地 | 〒101-0036 東京都千代田区神田北乗物町2 神田乗物町ビル9階 |
支社 | 大阪オフィス 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原1丁目1−1 新大阪阪急ビル 3F |
取引銀行 | 三井住友銀行、興産信用金庫 |
代表メッセージ

山本 悠介
代表取締役社長
私がアクセンチュアで働いていた時、日本のGDPを上げるような仕事ができているだろうかと疑問に思っていました。時間売りのビジネスモデルでは、どうしても顧客の成果に完全にコミットできない。その構造的な限界を感じていたんです。
だから起業する時に決めたのは、「顧客が儲からなければ、私たちも儲からない」仕組みを作ることでした。成果が出なければ報酬もない。これは当然リスクが高いです。正直、怖いです。「半年で新サービスをリリースします」「年商1億円にします」と言って契約するので、達成できなかったら全部私たちの責任になりますから。
でも、だからこそ本気になれる。お客様も私たちも、同じ方向を向いて必死に取り組める。実際に成果を出したときの気持ちよさは、何物にも代えられません。
今はまだ開拓期です。組織が大きくなり、業務が固定化される前の今だからこそ、新しいビジネスモデルを一緒に創り上げるチャンスがあります。本気でついてこない顧客とは仕事をしませんが、変革への意志を持った企業と一緒に、この業界の常識をひっくり返していきたいと考えています。
加速する変化の波に今、乗るチャンス
「今後2-3年で、この業界は大きく変わる」 現在はまだ開拓期。組織が大きくなり、業務が固定化される前の今だからこそ、 新しいビジネスモデルを一緒に創り上げるチャンスがあります。 この転換期に参画することで、AI時代における新たなコンサルタント像を共に確立し、 業界そのものを変革していく—— そんな挑戦に共感いただける方のご応募をお待ちしています。
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