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弥生会計の使い方入門|初心者向け青色申告・料金・クラウドvsデスクトップ選び方解説

公開日: 2026/4/2

弥生会計の使い方を初心者向けに解説。料金・青色申告・クラウドとデスクトップの違いも紹介。

弥生会計とは?

弥生会計は、弥生株式会社が提供する国内シェアNo.1の会計ソフトシリーズです。個人事業主向けクラウド会計ソフト市場でのシェアは55.4%(2025年3月末、MM総研調査)で、10年連続第1位を獲得しています。

会計ソフト市場でのシェアはfreee(24.0%)やマネーフォワード(14.3%)を大きく引き離しており、国内最大のユーザー基盤を持ちます(MM総研、2025年3月末時点)。「家計簿感覚で使える」操作性と充実したサポート体制が、初心者に選ばれ続ける理由です。

弥生の会計ソフト 製品ラインナップ

弥生の会計・確定申告ソフトは用途別に複数の製品が用意されています。自分に合ったものを選ぶことが第一歩です。

製品名 対象 タイプ 料金
やよいの白色申告オンライン 個人事業主(白色) クラウド 永年無料
やよいの青色申告オンライン 個人事業主(青色) クラウド 初年度0円・次年度10,300円〜/年
弥生会計 Next 法人(新クラウド版) クラウド 月2,900円〜
弥生会計(デスクトップ版) 法人・個人(Windows) インストール型 要問い合わせ

個人事業主ならやよいの青色申告オンラインが最初の選択肢です。初年度無料で全機能を試せ、青色申告特別控除(最大65万円)に対応しています。法人は2025年4月にリリースされた新世代クラウドソフト弥生会計 Nextが推奨されます(弥生公式)。

やよいの青色申告オンライン 料金プラン

プラン 初年度 次年度以降(年額税込) サポート
セルフプラン 0円 10,300円/年 Web FAQ のみ
ベーシックプラン 0円 17,250円/年 電話サポート年10回付き

機能はセルフプラン・ベーシックプランで同一です。初心者は操作に不安があるため、初年度無料でベーシックプランに登録し、電話サポートを活用しながら使い始めるのが最もリスクの低い方法です(弥生公式サイト、2025年時点)。

弥生会計 Next(法人向け)料金プラン

2025年4月にリリースされた弥生会計 Nextは、クラウド完結・請求書から経費精算まで統合できる法人向けの新世代会計ソフトです。

プラン 月換算料金(税抜) 対象
エントリープラン 2,900円/月〜 従業員なし・経費精算不要の小規模法人
ベーシックプラン 4,200円/月〜 経費精算・部門管理が必要な法人
ベーシックプラスプラン 7,000円/月〜 手厚い電話サポートが必要な法人

初期費用は無料で、最大3ヶ月の無料体験(ベーシックプラスプラン相当)が利用可能です(弥生公式)。

クラウド版 vs デスクトップ版 の違い

項目 クラウド版 デスクトップ版
OS Windows・Mac・スマホ Windowsのみ
アクセス場所 どこからでも可 インストールPCのみ
銀行・カード連携 ◎ API自動連携・AI仕訳 △ 手動またはCSVインポート
バックアップ ◎ クラウド自動保存 △ 手動バックアップ必要
複数拠点・リモート ◎ 対応 × 不可
処理速度(大量仕訳) △ 通信環境依存 ◎ ローカル処理で高速

新規導入はクラウド版が基本推奨です。Macを使う場合・リモートワーク環境・銀行自動連携を活かしたい場合はクラウド版一択となります。大量の仕訳を高速処理したい大規模法人はデスクトップ版も選択肢に残ります(弥生公式サイト)。

弥生会計 基本操作フロー(初心者向け)

ステップ1:口座・カードの連携設定

やよいの青色申告オンラインのメニューから「銀行・クレジットカード」へ進み、インターネットバンキングのIDで認証します。認証後、過去の取引明細が自動で取り込まれ、AIが勘定科目を推定して仕訳を提案します(弥生公式サポートセンター)。

ステップ2:仕訳ルールの登録

「○○株式会社への振込=地代家賃」「△△カードの引き落とし=消耗品費」のようなルールを設定します。一度ルールを登録すると同種の取引が自動仕訳され、毎月の入力作業が大幅に削減されます。

ステップ3:領収書のスマホ撮影

スマートフォンアプリ(iOS・Android対応)から領収書を撮影するだけで、AI-OCRが日付・金額・取引先を自動認識して仕訳を生成します。紙の領収書を溜め込まず、使ったその日に入力する習慣をつけると月次作業が軽くなります。

ステップ4:残高・損益のリアルタイム確認

「レポート」メニューから損益計算書・貸借対照表をいつでも確認できます。確定申告前に仕訳漏れがないか「未確認の取引」を定期的にチェックする習慣が重要です。

ステップ5:確定申告書類の作成・e-Tax提出

1年間の仕訳データから青色申告決算書・確定申告書(B様式)を自動生成します。e-Tax(電子申告)に対応しており、マイナンバーカードとスマートフォンのみで申告が完了します。

Renueの「数字と事実で武装する」GL × 弥生会計活用術

弊社Renueの社内ガイドラインには、「曖昧な表現を排除し、数字と事実で語ることがプロの証。数字には絶対値・比較値・意味づけの3層構造を持たせよ」というガイドラインがあります(数字の3層構造:第1層=絶対値、第2層=比較値、第3層=意味づけ)。

このガイドラインを弥生会計の実務運用に落とし込むと、レポート活用が変わります:

  • 第1層・絶対値:弥生のダッシュボードで「今月の売上合計○○円・経費合計○○円・利益○○円」を確認。「何となく黒字」ではなく、具体的な数字を把握する
  • 第2層・比較値:損益計算書の月次推移グラフで「前月比・前年同月比」を確認。仕訳データが揃っていれば弥生が自動で比較グラフを生成する
  • 第3層・意味づけ:「前年比120%の売上増=○○施策の効果」「人件費が売上比30%超え=要改善」のように経営判断と接続する

弥生会計は数字を自動で集計する「ツール」ですが、その数字を3層構造で読み解き経営判断に使うのは人間の役割です。会計データを「提出義務を果たすため」から「経営を数字で語るため」へ転換することが、弥生活用の本質的な価値です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 弥生会計とやよいの青色申告オンラインは別物ですか?

はい。「弥生会計」は主に法人向け(デスクトップ版またはNext)で、「やよいの青色申告オンライン」は個人事業主・フリーランス向けのクラウドサービスです。個人事業主は「やよいの青色申告オンライン」を選ぶのが基本です。

Q2. 弥生会計 Nextは個人事業主も使えますか?

現時点(2026年)では弥生会計 Nextは法人向けのみで、個人事業主への提供は順次拡大予定とされています。個人事業主は「やよいの青色申告オンライン」をご利用ください(弥生公式)。

Q3. Macでも使えますか?

クラウド版(やよいの青色申告オンライン・弥生会計 Next)はWebブラウザ経由のためMacでも利用可能です。デスクトップ版(弥生会計・弥生会計AE)はWindows専用のため注意が必要です。

Q4. 税理士と弥生のデータを共有できますか?

はい。仕訳データ・決算書をCSV・PDF形式でエクスポートして税理士に渡せます。弥生会計はシェアNo.1のため、ほとんどの税理士が対応しており、スムーズにデータ共有ができます。

Q5. 無料体験はありますか?

やよいの青色申告オンラインは初年度全プラン0円(次年度より有料、要決済情報登録)。弥生会計 Nextは最大3ヶ月無料体験(ベーシックプラスプラン相当)が利用可能です(弥生公式サイト、2025年時点)。

弥生会計・青色申告の導入・活用を支援します

Renueは弥生・freee・マネーフォワードなどの会計ソフト導入支援から、経費・給与・請求書を統合したバックオフィスDXの設計まで対応しています。「弥生会計をどう使い始めればいい?」「会計データを経営判断に活かしたい」という方はお気軽にご相談ください。

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