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Typeformの使い方完全ガイド|初心者向けにフォーム作成・条件分岐・料金・Googleフォームとの比較を解説

公開日: 2026/4/2

Typeformの使い方を初心者向けに解説。フォーム作成・条件分岐ロジック・料金プラン・GoogleフォームやJotformとの比較まで網羅。

Typeformとは?会話形式で回答完了率を上げるフォーム作成ツール

Typeform(タイプフォーム)は、2012年にスペイン・バルセロナで創業し、2014年に正式ローンチしたクラウド型フォーム・アンケート作成プラットフォームです。世界250万人以上のユーザー、15万社以上の企業に利用されています(Typeform公式データ)。

Typeformの最大の特徴は「1画面1設問」のワンページ形式(会話形式)です。従来のフォームツールが複数の質問を縦に並べる設計なのに対し、Typeformは1問ずつ順番に表示することで、回答者が次に何を聞かれるか意識せずに答えられます。この設計により、特にモバイルでの操作性が高く、リード獲得フォーム・顧客調査・採用応募フォームなど、回答完了率を重視する用途で強みを発揮します。

Typeformの主な機能

  • ワンページ形式(会話型インターフェース):1問ずつ表示する対話的なフォーム体験。スクロールによる回答圧迫感がなく、モバイルでの使いやすさも高い設計です
  • 条件分岐(ロジックジャンプ):前の回答に基づき次の質問を動的に切り替えられます。例えば「製品に満足していますか?」で「いいえ」を選んだ回答者にのみ不満理由を聞く分岐設計が可能です。Plusプラン以上で条件分岐が利用できます
  • テンプレート(3,000以上):マーケティング・採用・顧客調査・イベント申込・NPS計測など3,000以上のテンプレートが用意されており、用途に応じてカスタマイズして即利用できます
  • 外部連携(100以上):Google Sheets・HubSpot・Slack・Mailchimp・Salesforce・Zapierなど100以上のツールと連携できます。フォーム回答をトリガーにしたワークフロー自動化も設定可能です
  • 分析・レポート:回答完了率・離脱率・設問別の回答パターンをダッシュボードで確認できます。テキスト回答はAI(Smart Insights)でトピック検出・センチメント分析・要約が可能です
  • AI機能(2025年〜):AIがフォーム・ワークフローを自動生成する機能が追加されました。回答データの分析エンジンにはAnthropic社のClaude 3.5 Sonnetを採用しています(Typeform公式)

Typeformの料金プラン(2024年9月改定後)

2024年9月に料金プラン体系が改定されました。旧プラン(Starter/Standard/Advanced)は廃止となり、現在は以下の構成です。

プラン月額(年払い)月間回答数主な特徴
Free無料10件/月(全フォーム合計)フォーム作成・質問数は無制限。条件分岐・ロゴ非表示は対象外
Basic$25〜100件/月カスタムテーマ・ロゴ非表示
Plus$50〜1,000件/月条件分岐(ロジックジャンプ)・最大3ユーザー
Business$83〜10,000件/月高度な分析・最大5ユーザー・優先サポート
Enterprise要見積もりカスタムSSO・高度なセキュリティ・専任サポート

※価格はTypeform公式サイト(typeform.com/pricing)掲載の2024年以降の参考値(米ドル建て、年払い)です。無料プランは月間回答数が全フォーム合計10件と非常に少ないため、本格運用にはBasic以上が必要です。

Typeformの基本的な使い方:フォーム作成から公開まで

Step 1:アカウント作成とフォームの新規作成

typeform.comにアクセスし、Googleアカウントまたはメールアドレスで無料登録します。ダッシュボードから「+ Create a typeform」を選択し、「Start from scratch(白紙)」またはテンプレートから作成します。目的(リード獲得・アンケート・採用応募等)に近いテンプレートを選ぶと設問構成のひな型がすぐに使えます。

Step 2:設問の追加と設定

左パネルから設問タイプを選択して追加します。主な設問タイプは「短文回答・長文回答・選択肢(シングル/マルチ)・評価(数字/星)・YES/NO・ドロップダウン・メールアドレス・日付・ファイルアップロード」等です。各設問には「必須設定」「説明文」「ボタンラベル」などのオプションを設定できます。

Step 3:ロジックジャンプ(条件分岐)の設定

Plusプラン以上で「Logic」タブから条件分岐を設定できます。「設問Aで選択肢Xを選んだ場合 → 設問Cへジャンプ(設問Bをスキップ)」というルールをドラッグ&ドロップで設計できます。回答者ごとに適切な設問のみを表示することで、無関係な質問を除去して完了率を上げられます。

Step 4:公開・共有・連携設定

「Publish」ボタンで公開後、共有URLをSNS・メール・Webサイトに配置します。「Connect」タブでGoogle Sheetsへの自動書き出し・HubSpotへの自動登録・Slack通知などの連携を設定します。

「MECE・構造化思考」:Typeformの設問設計に「漏れ・ダブり」をなくす

Renueの社内ガイドラインには「MECE・構造化思考」として、「情報を整理し、漏れなくダブりなく考える基本フレームワーク。相互に排他的(重複がない)かつ全体として網羅的(漏れがない)に設計する。切り口選びが分析の8割を決める」という考え方があります。

Typeformでフォームを作る際に最もよくある問題が「設問設計がMECEになっていない」状態です。例えば以下のような典型的な失敗パターンがあります。

  • 選択肢に重複がある(Mutually Exclusiveでない):「会社の規模はどのくらいですか?①1〜10名 ②10〜50名 ③50〜100名」という選択肢では、10名・50名ちょうどの回答者がどこを選べばいいか判断できません。「①1〜9名 ②10〜49名 ③50〜99名」と境界値を排他的に設定します
  • 選択肢に漏れがある(Collectively Exhaustiveでない):「ご職業を選んでください:①会社員 ②経営者 ③フリーランス」という設計は、公務員・学生・主婦(夫)・無職が含まれません。「④その他」を追加するか、対象外の回答者を想定した設計が必要です
  • 設問の目的から逆算していない:「色々聞きたいから」で設問を増やすと、分析時に「何のデータを取ったのか」が曖昧になります。Typeformで設問を設計する前に「このフォームで最終的に何を判断・改善するのか」という目的から逆算し、必要な設問だけを残すMECE設計が高品質なデータ収集につながります

MECE設計の実践手順:①フォームの目的を1文で定義する → ②必要なデータ項目を目的から逆算してリストアップ → ③各設問の選択肢に重複・漏れがないかをチェック → ④設問数を絞り込んで完了率を上げる(5問以内が理想)。

Typeformと主要フォームツールの比較

比較軸TypeformGoogleフォームJotform
無料プランの回答数10件/月(最も制限が厳しい)無制限100件/月
デザイン・UX会話形式・ビジュアル重視シンプル・機能優先高い自由度・白ラベル対応
条件分岐Plusプラン以上($50/月〜)無料で基本対応無料でも一部対応
テンプレート数3,000以上数十種類10,000以上
日本語UI非対応対応済み対応済み
向いている用途リード獲得・ブランド重視のアンケート無料・Google Workspaceとの連携多機能・大量フォーム・カスタマイズ

よくある質問(FAQ)

Q. Typeformは日本語で使えますか?

管理画面のUIは英語のみです(2025年時点)。ただし、フォームの質問文・選択肢・回答は日本語で作成でき、回答者画面でも日本語表示が可能です。管理画面はChrome翻訳を活用することで操作できます。日本語UIが必要な場合はGoogleフォームやJotformが代替候補です。

Q. 無料プランでできることは何ですか?

フォーム作成数・質問数は無制限ですが、月間回答数が全フォーム合計で10件という厳しい制限があります。条件分岐(ロジックジャンプ)・ロゴ非表示・カスタムテーマも無料プランでは利用できません。実際にリード獲得や顧客調査に使う場合はBasic($25/月〜)以上が必要です。

Q. Typeformはどのような業種・用途に向いていますか?

デザイン品質と回答完了率を重視するマーケティングチーム・採用チーム・CS(顧客満足度調査)チームに向いています。具体的な用途例:リード獲得フォーム・NPS/CSAT調査・採用応募フォーム・製品診断コンテンツ・イベント申込フォームなど。Googleフォームで対応可能な社内アンケートや、大量の複雑フォームが必要な場合はJotformの方がコスト効率が高くなるケースがあります。

フォーム設計・リード獲得・顧客調査を相談したい方へ

RenueはTypeform・Googleフォーム・HubSpot等のフォームツール選定支援・リード獲得フォーム設計・顧客調査設計・MA連携設定の支援実績があります。「フォームの回答完了率を上げたい」「リード獲得から育成まで自動化したい」という方は、まずお気軽にご相談ください。

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