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断面図の書き方|全断面・片側断面・部分断面とハッチング・CADの確認点

2026/10/24

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断面図の書き方を全断面・片側断面・部分断面から整理。切断線・ハッチング、長手方向の扱い、CADの切断対象と更新、検図と図面AI活用の確認点を解説します。

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断面図の書き方|全断面・片側断面・部分断面とハッチング・CADの確認点

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株式会社renue

2026/10/24 公開

図面AI

図面の読み取りから積算まで、AIで自動化できます

PDF/TIF/紙図面をAIが構造化し、見積の自動生成やCADコード生成による3Dモデル作成まで対応します。renueの図面AIが何をどこまでできるかをご覧ください。

断面図は、部品を仮に切断し、外から見えない穴・溝・肉厚や組立状態を伝えるための図です。切る位置だけでなく、見る方向、切った部品、残す外形を対応させると読みやすくなります。本記事は2026年10月24日時点で確認できた公開の製図教材とCAD公式資料を基に、機械図面の全断面・片側断面・部分断面、切断線、ハッチングと確認手順を整理します。実務では対象図面に適用する規格の版と、提出先の製図ルールも確認してください。

断面図の目的と種類:何を見せるために切るかを決める

外形だけでは内部の形が分かりにくいとき、必要な位置で仮に切り、手前側を取り除いた状態を示します。切り口に加えて、その向こう側に見える外形を示す断面図と、切断面上の形状だけを示す図は区別します。CADでも表示する奥行きを選べる場合があり、設定次第で見える範囲が変わります。単に「内部が見える図」として扱わず、どの情報を含めるかを決めましょう。

全断面・片側断面・部分断面の違い

種類基本の考え方選ぶ際の確認
全断面図一つの切断面による断面を全体にわたって示す内部形状が伝わる切断位置と方向か
片側断面図対称中心線を境に、半分を外形、半分を断面として組み合わせる対象の対称性を利用しても形状を誤解しないか
部分断面図必要な局所だけを切り、破断線等で境界を示す見せたい内部形状までの範囲と深さが明確か
階段状の切断による断面一直線に並ばない穴等を通るよう切断位置をずらす切断経路と図示した形状の対応を追えるか

例えば対称なケースの内部と外形を同時に伝えたい場合は片側断面、一部の溝や接続だけを示す場合は部分断面を検討できます。名称だけで選ばず、加工や組立・確認を行う人が、必要な形状を読み取れるかで決めます。左右で形が違うものを、対称という前提で半分だけ表してしまうと、必要な情報が失われます。省略した部分まで同じ形とは限らないことを意識しましょう。

ほかに、切り口を回転して投影図上等へ示す方法や、複数位置の断面を並べる方法があります。細長い部品の途中で形状が変わる場合には、位置ごとの切り口を示すことで違いを伝えられます。日本語の「回転図示断面図」と、CADのAligned等の機能名が、同じ英語名称へ一対一で対応するとは限りません。使う機能がどの面をどう投影するかを確認します。

種類と基本的な考え方の参照先は、日本規格協会が公開する標準化教育教材「設計製図と標準」の断面図の節です。2007年制作の教材であり、適用する規格本文の現行要件をすべて置き換える資料ではありません。CAD上の種類と奥行きの設定は、Fusionの断面ビューの公式説明も参照できます。

切断線とハッチング:位置・向き・部品の対応を明確にする

切断線は、どの位置を切って断面図を作ったかを対応する投影図へ示す線です。切断位置、見る方向の矢印、A-A等の識別記号と、配置した断面図のラベルを対応させます。図を離れた場所へ配置しても、元のどの切断位置から得たものかを追えるようにします。矢印が示す方向と、図示した穴や段差の向きが逆になっていないか確認しましょう。

切断線の中間部と端部・曲がり角を区別する

ミスミの公式技術解説では、切断位置を細い一点鎖線で示し、端部と切断方向が変わる要所を太い実線で描く例が説明されています。方向や対応を示す必要がある場合は矢印と符号を付けます。基本中心線での切断と、それ以外の位置で切る場合を区別し、何となく切断線を省略するのではなく、図示の条件を確認します。出典:ミスミ「断面図の製図法」。

ハッチングは切り口を見分けるために使う

ハッチングは、切り口の面上へ細い平行な実線等を入れて、断面を分かりやすく示す表現です。公開教材では中心線に対して45度を基本の例とし、理解を妨げる場合は別の角度を使う考え方が説明されています。外形や寸法線と重なって読めなくならないようにし、見た目の密度だけでなく、出力した尺度で線と文字を区別できるかを確認します。

組立図では、隣接部品の切り口が一体に見えないように描き分けます。例えばSOLIDWORKSのSection Scopeは、隣接する切断面の角度を交互に変えるAuto hatchingや、尺度の設定を案内しています。自動生成の結果でも、どの部品に属する面かを部品番号や形状と照合します。出典:SOLIDWORKSの断面対象・ハッチング設定。

すべての部品を同じように切らない

長手方向に切ることで理解を妨げる要素や、切っても意味のない要素は、原則としてその方向で切断しない扱いがあります。軸や締結部品等では、部品の役割と切断方向を確認します。リブ等も、長手方向の表現と、横断面の形状を示す場合を分けて考えます。部品名だけで「どの方向でも断面にしない」と固定せず、適用ルールと、見せる必要のある形状を確認します。

薄い切り口がつぶれる場合は、尺度や詳細表示を含めて読みやすい図示を検討します。図面上の線間隔を部品の実寸や実際の隙間と混同しないようにします。また、ハッチングの見た目だけで材料を確定せず、表題欄・部品表・材質指示・凡例も照合します。機械図面の基本記号は公差・粗さ・溶接・材質等の読み方で確認できます。

CADで断面図を作る:表示設定とモデル更新を確認する

3D CADから断面図を作る場合も、切断する位置と、図へ表示する範囲を先に決めます。モデルを切って表示できることと、提出する図面として必要な指示がそろうことは別です。親ビュー、切断線、配置、尺度、奥行き、切断対象とラベルを確認し、自動で付いたハッチングや寸法も含めて点検します。

Fusionの作成手順の例

  1. 図面の作業環境で「作成」→「断面ビュー」を選びます。
  2. 基準ビュー、投影ビュー等から親ビューを選択します。
  3. 切断線の始点と終点を指定し、必要な場合は途中の折れ点も指定します。
  4. 断面ビューをシート上へ配置します。
  5. 表示スタイル、尺度、識別名、エッジの表示等を調整します。
  6. 奥行きと切断対象の部品を確認し、配置を確定します。

公式手順の奥行き設定には、向こう側の形状を含めるFull、切断線が通る形状だけを示すSlice、指定した距離まで表示するDistanceがあります。この奥行きのFullと、断面図の種類としての全断面を同じ設定名だから同じ意味と考えないようにします。出典:Fusionの断面ビュー作成手順。画面の日本語名や配置は、利用する版の表示に合わせて確認してください。

切断対象の除外と、規格の初期設定を確認する

自動作成したビューで、軸や締結部品まで意図せず切断されていないかを点検します。AutoCADの公式説明では、Inventorのコンテンツライブラリの部品は識別できる一方、AutoCADの3Dモデルには軸や締結部品を明示するメタデータがないため、手動で対象を除外する必要があるとしています。すべてのCAD・すべての部品で自動判別されるとは考えないようにします。出典:AutoCADの断面対象と関連付け。

Fusionの断面ビューは、図面作成時のASMEまたはISOの製図規格設定によってスタイルが決まります。その選択だけで、案件のJIS要件や顧客の個別ルールまで確認済みにはなりません。線、矢印、識別、尺度、注記等を、対象図面に必要な条件と照合します。別のCADへ渡す場合も、機能名の対応だけでなく出力結果を見ます。

モデル変更の保存と図面更新を分ける

Fusionの公式手順では、参照元の設計を変更して保存し、図面を開いてOut-of-Dateのアイコンから更新します。モデルが変わったからといって、すでに配布したPDFまで最新になるわけではありません。更新後にビュー・寸法・注記を確認し、必要な版を再出力して配布します。出典:Fusionの図面更新手順。

検図と図面AI:形状・寸法・出典の対応を残す

断面図の確認では、ハッチングが整っているかだけでなく、加工・組立・検査へ必要な情報を読み取れるかを見ます。どの面を切ったか、どちらから見るか、穴や段差がほかの投影図と一致するかを確認します。断面にした部品と除外した部品、外形として残る範囲も確認しましょう。複数の図を照合する際は、同じ部品番号と改訂版を見ていることが前提です。

形状が見えることと、製作条件が決まることを分ける

切り口が分かっても、寸法、公差、材質、表面処理等が不足していれば、製作や検査の条件は確定しません。図上で測った長さだけを寸法指示の代わりにせず、寸法値、単位、尺度、関連する注記を確認します。幾何公差の読み方が必要ならデータム・公差記入枠と検査の確認点、図面の種類から整理したい場合はCAD図面の種類と用途も参照できます。

PDFで確認する場合は、細い線や小さな文字が出力・圧縮で読みにくくなっていないかも見ます。図面を画面で拡大できることだけで、寸法の根拠や材料が明らかになるわけではありません。元の図面、モデル、部品表等を対応付け、不明な条件は設計担当者へ確認できる状態にします。これらは本記事が提案する検図時の確認例で、すべての図面に共通する合格判定の一覧ではありません。

図面の読み取り・検索や、後続業務へつなげたい場合

多くの図面から寸法・仕様・部品等を読み取り、検索や照合、見積もりの準備へつなげる業務には、renueの図面AIを検討できます。公開案内では、図面情報の抽出・構造化、検索、人による確認・修正や、価格・工数データとの連携等を扱っています。断面図の切断線と識別名、寸法・材質指示を、どの図面のどの位置から取得したか追える形にする相談へつなげます。

検証では、読み取った項目ごとに元の位置と照合し、未確認・読取不能・確認済みを区別します。ハッチングだけから材質を確定したり、一枚の断面から未記載の全形状を確定したりする前提は置きません。寸法が足りない箇所や図同士で矛盾する箇所は、担当者へ戻す条件を決めます。対応できる図面、精度、出力と連携範囲は、利用目的とサンプルに合わせて確認します。抽出項目・信頼度の扱いと、確認から登録までの評価方法は、図面読み取りのAI-OCR導入ガイドで整理しています。

2D図面から3Dモデルを作る用途では、外形・断面・寸法等のどの情報を使い、生成結果を何と照合するかを決めます。詳しくは2D→3D変換AIの検討手順も参照できます。生成できたことを、適用規格への適合や加工可否の承認と同一視せず、対象業務に必要な確認を含めて進めましょう。

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FAQ

よくある質問

断面図は仮に切って手前側を取り除き、切り口に加えて向こう側の外形も示す表現です。切断面上の形状だけを示す場合と区別し、CADでは表示する奥行きも確認します。

全体の内部を示す全断面、対称性を使って半分ずつ外形と断面を組み合わせる片側断面、局所を示す部分断面を、必要な形状と読み手の用途に合わせて選びます。

切断位置と見る方向、対応する断面図を追うための指示です。投影図側の記号と断面ビューのラベル、穴や段差の向きが一致しているか確認します。

切り口を見分ける表現だけから材質を確定せず、表題欄・部品表・材質指示・凡例も確認します。隣接する部品を区別するハッチングも、材料名そのものとは分けて読みます。

部品名だけでどの方向でも非断面と固定しません。長手方向の扱いと横断面の形状を示す場合を区別し、適用する製図ルール、切断方向と必要な情報を確認します。

使用するCADの製図規格設定、切断対象と除外、線・ラベル・尺度・注記を確認します。FusionのASMEまたはISOというスタイル選択だけで、案件のJISや提出先の個別条件まで確認済みにはなりません。

既に配布したPDFまで自動で最新になるとは考えません。Fusionでは参照元の設計を保存し、図面のOut-of-Dateアイコンで更新したうえで、ビュー・寸法・注記を確認し、必要な版を再出力・配布します。

図面情報の読み取り・構造化、検索や照合、価格・工数データ等との連携を相談できます。切断位置・識別名と寸法・材質指示の出典を追い、人が確認・修正する工程や未確認項目の扱いを含めて検討します。

図面AI

図面の読み取りから積算まで、AIで自動化できます

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