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SDGsの企業の取り組みとは?メリット・具体例・中小企業の始め方を解説【2026年版】

公開日: 2026/4/1

SDGsとは?

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、2030年までに達成すべき17の国際目標です。2015年の国連サミットで採択され、貧困・教育・環境・経済成長など幅広いテーマを網羅しています。

2026年現在、SDGsの達成期限(2030年)まで残り4年となり、企業にとっては「SDGsに取り組んでいるか」が取引先選定、投資判断、採用の決め手になるケースが増えています。特にESG投資の拡大により、SDGsへの取り組みが企業の資金調達にも影響を与えるようになっています(GX DiG)。

企業がSDGsに取り組むメリット

1. 企業イメージ・ブランド力の向上

SDGsに取り組む企業は消費者や取引先からの信頼が高まります。エシカル消費に関する調査では、約90%が「SDGsに配慮した企業のイメージが良い」と回答しています。

2. 新たなビジネスチャンスの創出

SDGsの17目標は、そのまま社会が解決を求めている課題のリストです。これらの課題に対するソリューションを提供することは、新規事業やイノベーションの源泉になります。

3. 人材採用・定着の強化

Z世代を中心に「社会的意義のある仕事がしたい」という価値観が強まっており、SDGsに取り組む企業は採用力と従業員エンゲージメントの両面で優位に立てます。

4. リスク管理

環境規制の強化、サプライチェーンの人権デューデリジェンス、気候変動リスクなど、SDGsに関連する経営リスクを事前に把握・対応できます。

5. 資金調達の有利化

ESG投資の拡大により、SDGsに積極的な企業はグリーンボンドやインパクト投資の対象になりやすくなっています(アラジンEC)。

企業のSDGs取り組み事例

大企業の事例

企業取り組み内容関連するSDGs目標
トヨタ自動車Woven Cityプロジェクトによるカーボンニュートラルな都市実験目標11(住み続けられるまちづくり)、目標13(気候変動)
ユニクロ(ファーストリテイリング)全商品リサイクル活動、難民支援への衣料寄付目標12(つくる責任 つかう責任)、目標10(不平等の是正)
NTTグループ2040年カーボンニュートラル宣言、データセンターの省エネ化目標7(エネルギー)、目標13(気候変動)

中小企業の取り組み例

  • ペーパーレス化:紙の使用量を削減し、CO2排出量を低減(目標13)
  • 地域雇用の創出:地元採用の推進、障害者雇用の拡大(目標8、10)
  • 食品ロス削減:飲食業での廃棄量の見える化と削減施策(目標12)
  • テレワーク推進:通勤による環境負荷の低減と多様な働き方の実現(目標8、13)
  • AI活用による業務効率化:AIツール導入で長時間労働を削減(目標8)

中小企業は大企業のような大規模投資が難しくても、日常業務の改善からSDGsに貢献できます(関東経済産業局)。

SDGsの始め方(中小企業向け4ステップ)

ステップ1:自社の事業とSDGsの関連を整理する

17の目標と169のターゲットの中から、自社の事業活動に関連する項目を特定します。「すでにやっていること」が実はSDGsに貢献していることも多いです。

ステップ2:優先課題を設定する

自社の強みや事業との関連性が高い目標に絞り、優先的に取り組む課題を設定します。全17目標に取り組む必要はなく、3〜5つに絞るのが現実的です。

ステップ3:具体的なアクションを実行する

紙の削減目標の設定、再エネ電力への切り替え、地域ボランティア活動への参加など、小さくても具体的なアクションから始めます。

ステップ4:成果を発信する

取り組みの成果をWebサイト、SNS、採用ページ等で発信します。SDGsの取り組みは「やっているだけ」では価値が伝わらず、ステークホルダーへの発信が重要です(SDGsコンパス)。

SDGsウォッシュに注意

SDGsに取り組んでいるように見せかけて、実態が伴っていない「SDGsウォッシュ」は信頼を大きく損ないます。数値目標の設定、進捗の公開、第三者評価の活用などで取り組みの実質性を担保することが重要です。

よくある質問(FAQ)

Q. SDGsの取り組みにはコストがかかりますか?

必ずしも大きなコストは必要ありません。ペーパーレス化やエネルギー削減は逆にコスト削減につながります。補助金(グリーン投資促進税制、IT導入補助金等)の活用も検討しましょう(アスエネ)。

Q. SDGsに取り組むことで売上は伸びますか?

直接的に売上が伸びるとは限りませんが、企業イメージの向上、採用力の強化、新規事業の創出など、中長期的にビジネスにポジティブな影響をもたらします。BtoBでは取引先選定の基準にSDGsへの取り組みが含まれるケースが増えています。

Q. SDGsの取り組みを社外に報告する義務はありますか?

中小企業には法的な報告義務はありません。ただし、大企業のサプライチェーンに入っている場合、取引先からサステナビリティ情報の開示を求められるケースが増えています。自主的な情報開示は信頼構築に有効です。

まとめ

SDGsへの取り組みは、企業イメージ向上、新規ビジネス創出、人材獲得、リスク管理など多くのメリットをもたらします。中小企業は日常業務の改善から始め、自社の強みと関連するSDGs目標に絞って取り組むのが現実的です。取り組みの成果を発信し、SDGsウォッシュにならないよう実質性を担保しましょう。


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