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Salesforce(セールスフォース)使い方入門|初心者向けCRM・商談管理・料金プラン・HubSpotとの違いを解説

公開日: 2026/4/2

Salesforceの使い方を初心者向けに解説。CRM・SFA・商談管理の基本操作・料金プラン・HubSpotやZohoとの比較も紹介。

Salesforceとは:世界シェアNo.1のクラウドCRM・SFAプラットフォーム

Salesforce(セールスフォース)は、米Salesforce社が提供するクラウドベースのCRM(顧客関係管理)・SFA(営業支援システム)プラットフォームです。IDC調査(2023年)によると、CRMアプリケーション市場で22%のシェアを持つ世界No.1 CRMであり、グローバルで150,000社以上の企業が導入しています(Salesforce公式発表より)。

1999年の創業以来、「Software as a Service(SaaS)」ビジネスモデルの先駆者として業界を牽引してきました。日本では「セールスフォース・ジャパン」として展開しており、製造・金融・小売・IT・人材など幅広い業種の企業が営業管理・顧客管理・マーケティング自動化に活用しています。

SalesforceのCRM・SFA・MAとは何か

Salesforceは複数のクラウドサービス(「Cloud」)で構成されています。初心者が最初に触れることが多いのは以下の3つです。

  • Sales Cloud(セールスクラウド):SFA(営業支援)の中心機能。リード管理・商談管理・取引先管理・売上予測・活動レポートを一元化します。「Salesforce」と言えば通常このSales Cloudを指します
  • Service Cloud(サービスクラウド):カスタマーサポート・問い合わせ管理に特化。ケース(問い合わせ)の受付・担当割当・解決状況の追跡が可能です
  • Marketing Cloud(マーケティングクラウド):メール配信・SNS広告・カスタマージャーニー管理など、マーケティング自動化(MA)機能を提供します

大企業では3つのCloudを連携させて使いますが、中小企業の場合はSales Cloudから始めるのが一般的です(Salesforce公式ドキュメントより)。

Sales Cloudの料金プラン

Sales Cloudは1ユーザーあたりの月額制(税抜・年間契約)で提供されています(Salesforce公式価格ページより)。

プラン 月額(1ユーザー・税抜) 主な対象・特徴
Starter Suite 3,000円 中小企業・スモールスタート向け。基本的な顧客管理・商談管理。月次契約も可能
Professional 9,600円 本格的なSFA活用。売上予測・キャンペーン管理・カスタムレポートが使える
Enterprise 19,800円 大企業向け。高度なカスタマイズ・API連携・ワークフロー自動化が可能
Unlimited 39,600円 制限なしのカスタマイズ・高度なAI機能(Einstein)・プレミアムサポート
Einstein 1 Sales 60,000円 AI機能フル活用・Data Cloud統合・Slack連携含む最上位プラン

Professional以上のプランは年間契約のみです。Starter Suiteは月次契約も選択できますが、一度上位エディションにアップグレードすると下位へのダウングレードはできないため、導入時のプラン選定は慎重に行うことが推奨されています(Salesforce公式より)。

Salesforceの基本操作:リードから商談クローズまでの流れ

ステップ1:リード(見込み客)の登録

展示会・Web問い合わせ・名刺などから得た見込み客情報を「リード」として登録します。会社名・担当者名・連絡先・業種・見込みランクを入力し、一元管理します。リードのインポート機能でCSVから一括登録も可能です。

ステップ2:リードの育成・コンバート

リードに対してメール送信・電話・商談設定などの「活動(Activity)」を記録します。商談化できると判断したタイミングで「コンバート」操作を行い、リードが「取引先」「取引先責任者」「商談」の3レコードに自動変換されます。

ステップ3:商談(Opportunity)管理

商談には「フェーズ(Stage)」を設定します。「初回提案」「提案中」「見積提示」「交渉中」「受注」のようなフェーズを会社独自に定義し、各商談の進行状況を可視化します。金額・クローズ予定日・担当者・競合状況も記録できます。

ステップ4:ダッシュボードで全体把握

マネージャーはダッシュボードで「今月の商談パイプライン」「担当者別受注金額」「フェーズ別件数」をリアルタイムに確認できます。Excelでの報告資料作成が不要になり、営業会議の情報共有が効率化されます。

Salesforceで「正しいソリューション提案」を仕組み化する

renue社では「正しいソリューション提案の構成」として、以下の5段階を定めています。

  1. 背景となる領域(お客様ビジネスや部署のやっていること)を確認する
  2. それをどう変えたいのか目的をすり合わせる
  3. 変えたい対象の現状を正確に把握する
  4. その上で変えるプランを提示する
  5. 技術やスケジュールで実現妥当性を示す

このガイドラインは「ダメな例:請求書受領業務があります→自動化したいですよね→バクラクを入れましょう(→いや、基幹システムで一元管理してるから無理)」という提案失敗パターンへの戒めから生まれています。

Salesforceはこの5段階を実務で実践するための記録基盤として機能します。具体的には以下のように活用できます。

  • 取引先・商談レコードに顧客の「ビジネス背景」を記録:担当者交代後も背景情報が引き継がれ、提案の一貫性を保てる
  • 活動ログに「現状把握の根拠」を添付:ヒアリング議事録・現状フロー図を商談レコードに紐づけることで「誰に確認したか」が証跡として残る
  • 商談フェーズに「現状把握→提案→実現妥当性確認」を反映:フェーズを進める条件として「現状ヒアリング完了」「見積もり根拠の確認」を設定すれば、ステップ省略による提案失敗を組織的に防げる

Salesforceを「データを入れる箱」ではなく「ソリューション提案の品質を担保する仕組み」として設計することで、営業組織全体の提案品質が均質化されます。

Salesforce・HubSpot・Zoho CRMの比較

比較項目 Salesforce HubSpot Zoho CRM
運営 Salesforce(米) HubSpot(米) Zoho Corporation(印)
無料プラン なし(30日トライアルのみ) あり(無制限) あり(3ユーザーまで)
最低月額 3,000円/ユーザー 無料〜(有料は約2,400円〜) 約2,200円/ユーザー
カスタマイズ性 最高(Apex・LWCによる開発) 中程度 高い(低価格帯)
向いている組織 中大企業・SFA本格活用 マーケティング重視・スタートアップ コスト重視の中小企業
日本語サポート 〇(セールスフォース・ジャパン)

Salesforceは機能の豊富さ・カスタマイズ性・エコシステム(AppExchange:5,000以上のアプリ連携)において他を圧倒しますが、料金が高く、導入・設定に専門知識が必要です。HubSpotは無料CRMからスタートしてマーケティング機能に拡張したい場合に最適です。Zoho CRMはコストパフォーマンスが高く、予算を抑えながらSFA機能を使いたい中小企業に向いています。

よくある質問(FAQ)

Q. Salesforceに無料プランはありますか?

無料プランはありません。30日間の無料トライアルが提供されており、全機能をトライアル期間中に検証できます(Salesforce公式より)。有料プランは最低Starter Suite(月額3,000円/ユーザー)から始まります。

Q. SalesforceのSFAとCRMの違いは何ですか?

SFA(Sales Force Automation)は営業プロセスの自動化・管理に特化した機能(商談管理・活動記録・売上予測)を指します。CRM(Customer Relationship Management)はより広い概念で、顧客との関係全体(マーケティング・サービス・サポートを含む)を管理します。Salesforceは両方の機能を統合したプラットフォームです(Salesforce公式ドキュメントより)。

Q. Salesforceの設定・導入は自社でできますか?

Starter Suiteであれば技術的な知識がなくてもある程度自社で設定できます。ただし、Enterprise以上のカスタマイズ・API連携・ワークフロー設定には専門知識(Salesforce認定資格保持者や導入パートナー)が必要なケースが多いです。Salesforceの認定パートナーが日本国内にも多数おり、導入支援を提供しています。

Q. Salesforceは中小企業でも使えますか?

使えます。Starter Suiteは中小企業・スモールスタート向けに設計されており、月額3,000円/ユーザーから利用できます。ただし、機能の多さから「どこから始めればいいかわからない」と感じるケースも多いため、必要な機能を絞って段階的に導入することが推奨されています。

Q. SalesforceはExcelで管理している営業データと何が違いますか?

Excelとの主な違いは「リアルタイム共有」「活動履歴の自動記録」「権限管理」「AIによる売上予測」です。Excelでは担当者が変わると顧客情報が引き継がれないことがありますが、Salesforceでは全活動ログが蓄積されるため、チームでの継続的な顧客管理が可能です。また、マネージャーがリアルタイムで全商談の状況を把握でき、Excelで行っていた週次報告作業が不要になります。

まとめ:SalesforceはCRMのデファクトスタンダード

SalesforceはCRMアプリケーション市場で22%のシェアを持つ世界標準のプラットフォームです(IDC調査、2023年)。Sales Cloudの基本機能(リード→商談→クローズ)を理解するだけで営業データの一元管理が可能になります。Starter Suite(月額3,000円/ユーザー)からスモールスタートし、30日間の無料トライアルで自社の営業フローに合うか確認することからはじめてみてください。

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