株式会社renue
renueについて
renueは、AIで業務を実装する会社です
AIコンサルティングから図面AI・広告運用エージェント・コールセンターAIまで、実際に動いているサービスをご覧いただけます。renueが何をしている会社か、まずはサービス一覧からご確認ください。
ノーコード開発とは:プログラミング不要でアプリを作る手法
ノーコード開発とは、プログラミングのコードを一切書かずに、GUIの操作(ドラッグ&ドロップ・フォーム設定など)だけでWebアプリや業務システムを構築する開発手法です。IT人材が不足する現代において、現場担当者が自らツールを使って業務システムを作れる「市民開発者(Citizen Developer)」の増加を可能にするアプローチとして注目されています。
経済産業省が2018年に公表した「DXレポート」の概要資料では、2025年のIT人材不足が43万人に拡大する見通しが示されていました。これは当時の将来予測で、2025年の実測値ではありません。人材不足への対策を考える中で、ノーコード・ローコード開発は現場のシステム作成を支える選択肢になります。
ノーコードとローコードの違い
- ノーコード:コード記述がゼロ。ITリテラシーが低い現場担当者でも利用可能。カスタマイズ範囲はやや限定的
- ローコード:最小限のコード記述で、より複雑なシステムを構築可能。開発経験が少しある担当者向け
ノーコード開発の5つのメリット
- 開発スピードが速い:既存機能やテンプレートで要件を満たせる範囲では、構築・リリースまでの期間を短縮しやすい
- コストが低い:自分たちで対応できる範囲では外注費を減らせる。SaaS利用料に加え、設計・保守の工数や連携・追加利用の費用も見積もる
- 現場主導で改善できる:業務を熟知した現場担当者が自らシステムを作成・修正できる
- ITエンジニアの工数を解放できる:定型業務の自動化をノーコードで賄うことで、エンジニアがコア開発に集中できる
- プロトタイピングが容易:新しいアイデアを素早く試作し、フィードバックをもらってから本開発に進める
ノーコード導入の注意点:業務の言語化が先決
ノーコードツールを導入する前に欠かせないのが、自動化・デジタル化したい業務フローの完全な整理です。何かを自動化・効率化する時には、まず業務を完璧に理解して言語化してから取り組む。各ステップには前工程の依存があり、これを無視して「〇〇を自動化」と言っても、レビューなどが抜ける。ノーコード開発においても同様で、「入力→承認→通知→保存→集計」という業務の流れを全員で整理してからツールの設計を始めることで、後から大きな手戻りが発生しにくくなります。
用途別おすすめノーコードツール6選
1. kintone(サイボウズ):社内業務アプリ開発
サイボウズが提供する国産の業務アプリ作成ツールです。顧客管理・案件管理・勤怠管理・申請ワークフローなど、自社業務に合ったアプリをプログラミング不要で構築できます。外部サービスとのAPI連携はスタンダード以上で利用でき、Slackやメール通知と組み合わせた自動化も検討できます。2026年9月16日確認の月額料金は、ライト1,000円、スタンダード1,800円/ユーザー(税別・いずれも最低10ユーザー)です。連携サービス等は別途料金がかかる場合があります(公式料金・連携条件)。
2. Microsoft Power Apps:Microsoft 365連携アプリ開発
Microsoft 365を社内導入している企業が連携を検討しやすいローコード・ノーコードプラットフォームです。SharePoint・Teams・Outlookと深く連携し、既存のMicrosoftデータを活用したアプリを素早く作れます。Power AutomateやPower BIと組み合わせると、データ収集・自動処理・可視化までを一気通貫で構築できます(Power Appsの公式概要)。
3. Notion:ドキュメント×データベース×業務管理
ドキュメント作成・データベース管理・プロジェクト管理を統合したツールです。社内Wikiの構築、タスク管理、議事録管理など幅広い用途に使えます。APIも提供されており、外部ツールとの連携も可能です。接続に与えた権限と共有したページ等の範囲で利用します(Notion APIの公式概要)。小規模チームの情報管理拠点として活用するチームが増えています。
4. Bubble:Webアプリの本格開発
マーケットプレイス・SaaS・社内ツールなど比較的複雑なWebアプリを、コードなしで構築できるプラットフォームです。データベース・認証・API連携・決済機能まで対応しており、スタートアップのMVP(最小実行可能製品)開発にも活用できます(Bubbleの公式機能)。
5. Make(旧Integromat)/ Zapier:業務フロー自動化
複数のアプリ・サービス間のデータ連携を自動化するワークフローツールです。「Googleフォームに回答があったらSlackに通知」「Gmailで特定のメールが来たらスプレッドシートに記録」のような自動化を、コードなしで設定できます。2026年9月16日の公式案内では、Makeは3,000以上、Zapierは9,000以上のアプリとの連携を案内しています。対応する操作はアプリごとに異なります(Make連携一覧、Zapier連携一覧)。
6. Glide:スプレッドシートをアプリ化
Glide ClassicはGoogleスプレッドシートやExcel等のデータをもとに、スマートフォンから使えるアプリを作れるツールです。作成時間は、データの整理状況や機能・権限設定によって変わります。接続・同期できるデータソースはプラン条件も確認してください(対応データソース、公式プラン比較)。在庫管理・シフト管理・外回り用のデータ閲覧アプリなど、現場向けのシンプルなアプリ開発に適しています。
ノーコード導入ステップ:失敗しない進め方
- 自動化・デジタル化したい業務を1つ絞る:最初から複数の業務を対象にせず、最も工数が多い繰り返し業務1つに絞る
- 業務フローを図で可視化する:「誰が→何を→どの条件で→どこに渡すか」を全ステップ書き出す
- ツールを1つ選んで無料トライアルで試作する:比較検討より先に動くものを作ることで、ツールの適性を実感できる
- 現場でパイロット運用する:数名の現場担当者に使ってもらい、UIの改善・不足機能の確認を行う
- 全体展開してマニュアルを整備する:運用ルール・データ管理方法・権限設定を文書化してから展開する
まとめ:ノーコードは「現場がITを使いこなす」時代の鍵
ノーコード開発は、IT専門知識がなくても業務システムを自作・改善できる環境を提供します。kintone・PowerApps・Notionなど目的に合ったツールを1つ選び、まず業務フローを言語化してから小さく試作することが成功の近道です。まず今日、最も手作業が多い繰り返し業務を1つ書き出し、ノーコードで自動化できるかを検討することから始めてください。
