マネーフォワード クラウド会計とは?
マネーフォワード クラウド会計は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型会計・確定申告ソフトです。2,300社以上の銀行・クレジットカードとの連携(マネーフォワード公式)により取引データを自動取得し、AIが仕訳を学習・提案する「自動仕訳機能」が最大の特長です。
2025年時点で利用事業者数は約40万事業者(マネーフォワード公式プレスリリース)、導入法人事業者数は10万社以上(2022年10月、マネーフォワード公式)。会計ソフト市場でのシェアは14.3%で、弥生(55.4%)・freee(24%)に次ぐ3位です(MM総研、2025年3月末時点)。
単体の会計ソフトとしての機能だけでなく、マネーフォワード クラウドシリーズ(給与・経費・請求書・勤怠・マイナンバー)と統合できる点が大企業・中堅企業への導入が多い理由のひとつです。
マネーフォワード クラウド会計の主要機能
1. AI自動仕訳(2,300社以上の金融機関連携)
銀行口座やクレジットカードを連携すると、取引明細が自動で取り込まれ、AIが勘定科目を推定して仕訳を提案します。使えば使うほどAIが学習して精度が向上し、定型取引(家賃・光熱費・通信費等)は自動仕訳ルールで完全自動化できます(マネーフォワード公式)。
2. AI-OCR(領収書・請求書の自動読み取り)
領収書や請求書をスマートフォンで撮影してアップロードするだけで、日付・金額・取引先をAI-OCRが自動認識して仕訳を作成します。手入力作業がゼロになります。
3. リアルタイムレポート
仕訳データに基づいて損益計算書・貸借対照表をリアルタイムで自動生成します。「今月の利益はいくらか」「経費はどのカテゴリが多いか」をいつでも最新状態で確認できます。
4. 確定申告(白色・青色両対応)
白色申告と青色申告の両方に対応しており、仕訳データから申告書類を自動生成します。e-Tax(電子申告)にも対応しており、マイナンバーカードを使ったスマートフォンからの申告も可能です。
5. クラウドシリーズとのシームレス連携
マネーフォワード クラウド経費で承認された経費が自動で会計に仕訳連携され、クラウド給与の給与データも自動連携されます。複数の担当者が異なるツールから入力したデータが会計に自動集約される仕組みです。外部サービスとの連携数は2,500以上に達しています(マネーフォワード公式)。
マネーフォワード クラウド会計の料金プラン
| プラン | 月額(税込) | 対象 |
|---|---|---|
| 個人事業主向けプラン | 900円〜/月 | フリーランス・個人事業主 |
| ひとり法人プラン | 2,480円/月 | 従業員なし・取引数が少ない法人 |
| スモールビジネスプラン | 4,480円/月 | バックオフィス利用者3名以下の法人 |
| ビジネスプラン | 要問い合わせ | 中堅・大規模企業 |
初期費用は無料です。個人事業主向けの統合パッケージ(確定申告・請求書・経費・給与・契約など12サービス)は月額900円〜利用できます(マネーフォワード公式サイト、2025年6月改定後の価格)。年払いにするとさらに割引が適用されます。
マネーフォワード クラウド会計の基本操作フロー
ステップ1:口座・カードの連携設定
ホーム画面左メニューの「データ連携」→「新規登録」から銀行名を検索して選択します。インターネットバンキングのID・パスワードで認証すると、過去の取引明細が自動で取り込まれます(マネーフォワード公式サポートセンター)。
ステップ2:自動仕訳ルールの設定
取引一覧から「ルール設定」に進み、「〇〇株式会社への支払い=地代家賃」「△△カード=消耗品費」のようにルールを登録します。一度設定すれば以降の同種取引が自動で仕訳されます。
ステップ3:未仕訳取引の確認・修正
AIの推定が正しくない場合は手動で勘定科目を修正します。修正するとAIが学習し、次回以降の精度が向上します。週1〜2回程度の確認習慣をつけると決算前の作業が大幅に減ります。
ステップ4:レポートで経営状況を確認
仕訳が揃ったら「レポート」メニューから損益計算書・貸借対照表を確認します。月次で利益の推移・費用の内訳をチェックする習慣が経営判断の質を高めます。
ステップ5:確定申告書類の作成・提出
1年間の仕訳データから確定申告書類を自動生成します。e-Taxによる電子申告またはPDF印刷での紙申告を選択できます。
Renueの「スキルよりも大事な心構え」GL × マネーフォワード活用術
弊社Renueの社内ガイドラインには、「仕組みや心構えで明日から改善可能。世の中の9割はやらない。正しい現状を網羅的に高頻度で全員に通達する」というガイドラインがあります。具体的には「正確・網羅:管理表を丸暗記、変化がなくても『無』を報告」が重要とされています。
このガイドラインをマネーフォワード クラウドシリーズの運用に落とし込むと、次のような設計になります。
- 網羅性:2,300社以上の金融機関連携・2,500以上の外部サービス連携を活かし、会社の全取引を1つのシステムに漏れなく集約する。「登録してないクレジットカード」「連携していない口座」をゼロにすることが第一歩
- 高頻度:週次または月次でレポートを経営陣・担当部署に共有するルーティンを設定。「変化がなくても現状報告する」文化をマネーフォワードのレポート機能で仕組み化する
- 全員に通達:クラウドシリーズ統合(経費→会計→給与)により、経理担当者だけでなく各部門の承認担当者も最新の財務状況をリアルタイムで参照できる体制を作る
会計データを「経理担当者だけが持つ情報」から「経営判断に使う全員が参照できる情報資産」へ転換することが、マネーフォワード クラウドシリーズの最大の価値です。
マネーフォワード vs freee vs 弥生:比較表
| 項目 | マネーフォワード | freee | 弥生会計 |
|---|---|---|---|
| 市場シェア | 14.3%(3位) | 24%(2位) | 55.4%(1位) |
| 個人向け最安値 | 900円/月〜 | 980円/月〜 | 無料プランあり |
| 外部サービス連携数 | ◎ 2,500以上 | ○ 標準的 | ○ 標準的 |
| 初心者向け操作性 | △(仕訳の知識推奨) | ◎(直感的UI) | ◎(家計簿感覚) |
| クラウドシリーズ統合 | ◎(6製品で一元管理) | ○(freee給与等) | ○(弥生シリーズ) |
| 向いているユーザー | バックオフィス統合・外部連携重視 | 経理初心者・フリーランス | 弥生ユーザー・サポート重視 |
外部サービス連携数と統合の深さではマネーフォワードが最も優位です。既に多くのSaaSを使っている企業や、経費・給与・会計を統合管理したい中堅企業に向いています。純粋な使いやすさを重視するなら freee、コストを抑えたいなら弥生も選択肢です(各社公式情報・MM総研調査を参照)。
よくある質問(FAQ)
Q1. 会計知識がなくても使えますか?
基本的な機能は使えますが、freeeと比較するとやや仕訳の概念を理解していると使いやすい設計です。公式サポートセンターとヘルプ記事が充実しており、学習しながら使い始めることができます。
Q2. 複数の口座・カードを登録できますか?
はい。事業で使用する全ての銀行口座・クレジットカードを登録することが推奨されます。2,300社以上の金融機関と連携しているため、主要な銀行・カード会社はほぼカバーされています(マネーフォワード公式)。
Q3. クラウド経費・クラウド給与と別々に契約が必要ですか?
個人事業主向けの統合パッケージでは、確定申告・経費・給与・請求書など12サービスを1つの契約でまとめて利用できます。法人向けは各サービスの組み合わせで契約する形式です(マネーフォワード公式サイト)。
Q4. データのエクスポートはできますか?
はい。仕訳データ・レポートをCSV形式でエクスポートできます。税理士への提出や他のシステムへのデータ連携に活用できます。
Q5. スマートフォンアプリはありますか?
はい。iOS・Android向けのマネーフォワード クラウド会計アプリが提供されています。領収書の撮影・仕訳確認・レポート確認をスマートフォンから行えます。
マネーフォワード クラウドシリーズを活用した経理DXを推進したい方へ
Renueはマネーフォワードやfreeeなどのクラウド会計ツールの導入支援から、経費・給与・請求書を統合したバックオフィスDXの設計まで支援しています。「経理業務の自動化を進めたい」「複数ツールを統合して効率化したい」という企業様はお気軽にご相談ください。
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