Microsoft Formsとは?Google Formsとの違い
Microsoft Forms(マイクロソフトフォームズ)は、Microsoftが提供するクラウド型のアンケート・フォーム作成ツールです。Microsoftアカウントがあれば無料で利用でき、社内アンケート・申込フォーム・テスト・満足度調査などを手軽に作成・配信できます。
Google Formsとの主な違いは以下の通りです。
- 連携するエコシステム:Microsoft FormsはMicrosoft 365(Outlook・Teams・SharePoint・Excel)と深く連携します。Google FormsはGoogle Workspace(スプレッドシート・Drive・Gmail)との連携が強みです
- Teams連携:Microsoft FormsはTeamsのチャンネルやミーティングにタブとして組み込めるため、Microsoft 365を中心に使う組織では特に使いやすいです
- テスト機能:Microsoft Formsはクイズ・テスト形式に対応しており、正解設定・自動採点・フィードバックメッセージの設定が可能です。研修後の理解度テストや社内資格試験に活用できます
- 無料版の回答上限:Microsoft Formsの無料版(個人アカウント)では1フォームあたり最大200件までの回答上限があります。Microsoft 365ビジネスプランでは上限が大幅に拡張されます
Microsoft Formsの料金・利用条件
Microsoft Formsは以下の2つの方法で利用できます。
- 無料の個人Microsoftアカウント:outlook.comなどの個人アカウントで無料利用可能。回答数200件/フォームの上限あり
- Microsoft 365のビジネスプラン:職場・学校アカウントを通じて利用する場合。回答数上限が拡張され、Teamsとの連携・SharePointへの埋め込みなど高度な機能が使えます
最新の利用条件・回答数上限はMicrosoftの公式サポートページで確認してください。
フォーム作成の基本手順
Step 1:Microsoft Formsにアクセスしてフォームを新規作成する
forms.microsoft.com にアクセスしてMicrosoftアカウントでサインインします。「新しいフォーム」または「新しいクイズ」をクリックして作成を開始します。フォームのタイトルと説明文を入力します。
Step 2:質問を追加する
「新しい質問を追加」をクリックし、質問形式を選択します。主な質問形式は以下の通りです。
- 選択肢:複数の選択肢から1つまたは複数を選ぶ形式。単一選択・複数選択を切り替えられます
- テキスト:自由記述式の回答形式。短い回答・長い回答の切り替えが可能です
- 評価:1〜5(または1〜10)のスターやリッカート尺度で評価する形式。満足度調査に最適です
- 日付:日付入力用の形式。イベント申込・予約フォームに活用できます
- ランキング:複数の項目を順位付けする形式
- Net Promoter Score(NPS):「この製品・サービスを知人に薦める可能性は?」を0〜10で測る標準的なロイヤルティ指標
Step 3:フォームの設定をカスタマイズする
各フォームには以下の設定ができます。
- 必須項目:各質問を必須にするかどうか設定できます
- 分岐(条件付きロジック):選択肢の回答によって次の質問を分岐させる機能。「満足しているか」→「満足」回答者には別の質問を表示するような設計が可能です
- セクション分け:長いフォームをセクション(ページ)で区切り、回答者の負担を軽減できます
- テーマ・デザイン:フォームの背景色・テーマをカスタマイズできます
Step 4:フォームを共有する
「送信」ボタンから以下の方法でフォームを配信できます。
- リンクURL:コピーしてメール・Slack・Teamsで配信
- QRコード:印刷物やスライドに貼り付けてスマートフォンからアクセス
- メール送信:Forms画面から直接メールアドレスを指定して送信
- TeamsやWebページへの埋め込み:iframeコードでWebページや社内ポータルに埋め込み
「網羅性を担保する」:設問設計で漏れをゼロにする
Renueの社内ガイドラインには「網羅性を担保する」として、「関係者レビューや対象業務の全工程を役割×工程で分解し、漏れチェックを徹底する。論点カテゴリ別に『未検討』を0にする」という考え方があります。
Microsoft Formsでアンケートを設計する際、最も多い失敗が「聞くべきことを聞き忘れた」という設問の抜け漏れです。アンケートは一度配信した後に設問を追加すると回答の一貫性が崩れるため、配信前に設問を網羅的に設計することが重要です。
設問設計の網羅性を担保するための実践チェックリストは以下の通りです。
- 目的から逆算する:「このアンケートで何を意思決定したいか」を最初に1文で定義し、その意思決定に必要な情報を設問に落とします。目的のない設問は回答者の負担を増やすだけです
- 回答者の属性を必ず取得する:部署・役職・利用頻度など属性情報がないと、集計後に「どの層で差があるか」を分析できません。属性設問を冒頭に配置します
- 定量・定性の両方を含める:選択肢(集計しやすい定量データ)と自由記述(深い洞察が得られる定性データ)を適切にバランスさせます。定量のみでは「なぜそう感じたか」がわからず、定性のみでは集計が困難です
- 配信前に第三者レビューを受ける:作成者には「当然わかる前提」でも回答者には意味が伝わらない設問が混在します。異なる部署・役職の人に試験回答してもらい、誤解のある設問を修正します
回答データの確認・Excelへのエクスポート
フォームの「回答」タブから回答状況をリアルタイムで確認できます。グラフや集計サマリーが自動で表示され、回答が届くたびに更新されます。
詳細な分析が必要な場合は「Excelで開く」をクリックすると、全回答データがExcelワークブックに書き出されます。Excel上でピボットテーブルによるクロス集計・グラフ作成・フィルタリングなどの高度な分析が可能になります。
Microsoft Formsの主要ユースケース
| 用途 | 活用方法 | おすすめ機能 |
|---|---|---|
| 社内アンケート・満足度調査 | 従業員エンゲージメント・研修後アンケート・職場環境調査 | 評価スケール・NPS・自由記述 |
| イベント・研修申込フォーム | 参加者氏名・所属・希望日程の収集 | 日付・選択肢・テキスト |
| テスト・資格確認 | 研修後の理解度チェック・社内資格試験 | クイズモード・自動採点 |
| 顧客アンケート・フィードバック収集 | サービス満足度・改善要望の収集 | NPS・分岐ロジック |
| 業務プロセスの申請フォーム | 経費申請・備品申請・休暇届の電子化 | 必須項目・Teams連携 |
よくある質問(FAQ)
Q. Microsoft FormsとGoogle Formsはどちらを使えばよいですか?
組織内でMicrosoft 365(Teams・Outlook・Excel)を中心に使っているならMicrosoft Formsを選ぶのが効率的です。Google Workspace(Gmail・スプレッドシート)が中心ならGoogle Formsが使いやすいです。どちらも基本機能は同等で無料で使えるため、既存のITツール環境に合わせた選択を推奨します。
Q. 回答のリアルタイム通知は受け取れますか?
はい。フォームの設定から「回答が届いたらメールで通知を受け取る」を有効にすると、新しい回答があるたびにメール通知を受け取れます。急ぎの申込確認や問い合わせフォームへの対応に活用できます。
Q. 回答者がフォームに匿名で答えることはできますか?
はい。「設定」→「全員が回答できる」を選択すると、Microsoftアカウントへのサインインなしで匿名回答が可能になります。一方、社内アンケートで誰が回答したかを把握したい場合は「組織内のユーザーのみ」に限定し、名前の記録を有効にする設定を選択します。
業務効率化・社内DX推進を相談したい方へ
RenueはMicrosoft 365・Google Workspaceを活用した業務効率化・社内アンケート設計・研修DX・組織改善の支援実績があります。「Microsoft Formsを活用して社内調査の仕組みを作りたい」という方は、まずお気軽にご相談ください。
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