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Mailchimpの使い方完全ガイド|初心者向けにメール配信・自動化・料金プラン・無料版の使い方を解説

公開日: 2026/4/2

Mailchimpの使い方を初心者向けに解説。メール作成・リスト管理・自動化・料金プラン・日本語対応の実態まで網羅。

Mailchimpとは?世界1,300万ユーザーのメールマーケティングプラットフォーム

Mailchimp(メールチンプ)は、2001年創業の米国企業「The Rocket Science Group」が開発・運営するクラウド型メールマーケティングプラットフォームです。メルマガ配信・ステップメール自動化・A/Bテスト・CRM・ランディングページ作成をワンストップで提供します。累計ユーザー数は約1,300万人(2021年時点の公式発表)、1日あたり約10億通のメールを処理しており、世界200か国以上で利用されています。2021年11月にはIntuit(TurboTax・QuickBooksで有名な米国フィンテック大手)による買収が完了し、現在はIntuitグループの一員として運営されています。

Mailchimpの最大の特徴は「ドラッグ&ドロップで直感的にHTMLメールを作成し、リスト管理から配信・分析まで一画面で完結できること」です。無料プランから始められるため、メールマーケティングに初めて取り組む個人・スタートアップから、複雑な自動化フローを必要とする中規模企業まで幅広く活用されています。

Mailchimpの主な機能

  • メール作成(ドラッグ&ドロップエディター):HTMLの知識不要で、テキスト・画像・ボタン・動画埋め込みなどのブロックをドラッグして配置するだけでHTMLメールを作成できます。テンプレートが豊富に用意されており、ブランドカラー・ロゴを反映したデザインをすぐに実装できます
  • リスト管理(コンタクト管理):CSVインポート・フォーム連携・API連携でコンタクトを収集・管理します。タグ・グループ・セグメントで読者を細かく分類し、ターゲットを絞った配信が可能です
  • セグメント配信:開封率・クリック履歴・購買行動・地域・デバイスなどの条件でセグメントを作成し、パーソナライズされたメールを配信できます。Standard以上では複数条件の組み合わせや行動予測セグメントも利用可能です
  • マーケティング自動化(Automation Flows):ウェルカムメール・カート放棄メール・誕生日メール・購入後フォローアップなど、顧客の行動をトリガーにした自動メールシリーズを設定できます。Essentials以上で利用可能で、Standard以上では分岐ロジック付きの複雑なフローを構築できます
  • A/Bテスト:件名・送信者名・メール本文・送信時間の最大3バリエーションを同時テストし、効果の高い版を自動選定して残り読者に配信できます(Essentials以上)。Premiumでは多変量テスト(MV)が使用可能です
  • 分析・レポート:リアルタイムで開封率・クリック率・バウンス率・購読解除率・ROIをダッシュボードで確認できます。クリックマップ(どのリンクが多くクリックされたかを視覚化)機能も備えています
  • その他:ランディングページ作成・ポップアップフォーム・SMS配信(2025年よりA/Bテスト対応)・Google・Meta広告との連携機能も提供しています

Mailchimpの料金プラン(2025年)

プラン月額(最小構成・年払い)コンタクト上限月間送信上限
Free無料500件1,000通(1日250通上限)
Essentials$13〜最大50,000件コンタクト数×10倍
Standard$20〜最大100,000件コンタクト数×12倍
Premium$350〜大規模向け月150,000通〜

※価格はMailchimp公式サイト(mailchimp.com/pricing)掲載の2025年時点の参考値(米ドル建て)です。コンタクト数が増えるに従い月額も上がる従量制モデルです。最新価格は公式サイトでご確認ください。EssentialsとStandardは14日間の無料トライアルが提供されています。

無料プランの注意点:2025年より、Mailchimpの無料プランから自動化(Automation)機能が廃止されました。ウェルカムメール・ステップメール自動化を使いたい場合はEssentials以上が必要です。

Mailchimpの基本的な使い方:初期設定から配信まで

Step 1:アカウント作成とリスト構築

mailchimp.comでメールアドレス・パスワード・ユーザー名を登録してアカウントを作成します(クレジットカード不要)。管理画面(英語)で「Audience」→「Import」から既存のコンタクトリストをCSVで一括インポートします。ゼロからリストを構築する場合は「Forms」で購読フォームを作成し、WebサイトやSNSに設置して購読者を集めます。

Step 2:メールキャンペーンの作成

「Campaigns」→「Create」→「Email」を選択し、キャンペーン名・送信先リスト・メールの件名・差出人名を設定します。エディター画面でドラッグ&ドロップによりメール本文を作成し、「Preview」で実際の表示を確認後、「Send」または「Schedule」で配信します。

Step 3:自動化フローの設定

「Automations」→「Create」でフロー名とトリガー(例:新規購読者・購入完了・特定リンクのクリック等)を選択します。各ステップでメール内容・送信タイミング・条件分岐を設定し、テスト送信で動作確認後に「Start Sending」で有効化します。

Step 4:効果測定と改善

「Reports」で開封率・クリック率・バウンス率をチェックします。業界平均との比較(Mailchimpは業界別ベンチマーク指標を公式で公開)で自社の立ち位置を把握し、件名・送信時間・本文構成のA/Bテストで改善を繰り返します。

「フォローアップを徹底する」:Mailchimpの自動化フローでサポートの姿勢を設計する

Renueの社内ガイドラインには「フォローアップを徹底する」として、「クライアント側のタスクは期限の2日前に確認の連絡をする。催促ではなく、サポートの姿勢で。『○○の件、進捗いかがでしょうか?何かお手伝いできることはありますか?』という姿勢が信頼構築のカギ」という考え方があります。

メールマーケティングにおいても同じ構造が働きます。自動化メール(ウェルカムメール・フォローアップメール・カート放棄メール)を設計する際に多くの担当者が陥るのが、「催促メール」化です。「まだご検討中ですか?」「お忘れではないですか?」という文面は読者に催促・プレッシャーとして受け取られ、購読解除率を上げます。

Mailchimpの自動化フローで「フォローアップ=サポートの姿勢」を実装するための設計原則は以下の通りです。

  • ウェルカムメール(購読直後):「ご登録ありがとうございます」の感謝+「こんな情報をお届けします」という価値の提示。「何かご不明点があればご連絡ください」とサポートの入口を開く
  • リエンゲージメントメール(一定期間未開封):「最近メールをご覧になっていないようです。もし配信内容が合わなくなっていたら、こちらで設定変更ができます」と読者の意思を尊重する文面。購読継続か解除かを読者が選択できる設計
  • カート放棄メール(Eコマース連携):「〇〇がカートに入ったままです」という事実の通知+「サイズ・在庫のご確認はこちら」「ご質問があればこちら」という次のアクション選択肢の提示。値引きオファーより先に「何かお困りですか?」という姿勢を示す
  • 送信タイミング:カート放棄後1時間・24時間・72時間の3段階フォローが業界標準。ただし3通目は「催促」に見えるため、「引き続きご検討ください。いつでもお待ちしています」という文面で圧力を排除する

Mailchimpと主要メール配信サービスの比較

比較軸MailchimpSendGridBenchmark Email配配メール
主な用途メールマーケティング全般トランザクションメール中心メールマーケティング国内向けメール配信
日本語対応管理画面・サポートとも非対応管理画面英語日本語サポートあり完全日本語対応
無料プラン500件/月1,000通月100通ありなし
自動化Standard以上で高度なフロー限定的標準的基本的
向いている組織グローバル展開・英語に慣れた中小企業開発リソースのある企業日本語サポートが必要な中小企業国内専用・日本語完全対応が必要な組織

よくある質問(FAQ)

Q. Mailchimpは日本語に対応していますか?

管理画面のUIは日本語非対応(英語・スペイン語・フランス語等6言語対応)です。日本語コンテンツのメール送信は問題なく行えます。ただし、配信停止リンクなどMailchimpが自動挿入するシステムテキストは英語のままになります。公式の日本語サポートもないため、英語に不安がある方はBenchmark EmailやMailDelight等の日本語対応ツールを検討することをお勧めします。

Q. 無料プランでできることは何ですか?

コンタクト500件・月間1,000通(1日250通上限)の範囲でメール配信ができます。ただし、2025年以降は自動化(ウェルカムメール・ステップメール)は無料プランでは利用できません。A/Bテスト・カスタムテンプレートも無料プランでは非対応です。自動化を使いたい場合はEssentials($13/月〜)以上が必要です。

Q. Mailchimpはどのサービスと連携できますか?

Shopify・WooCommerce・Salesforce・HubSpot・Stripe・WordPress等、300以上のアプリ・サービスとネイティブ連携できます(Mailchimp Integrations Marketplaceより)。Zapierを介したノーコード連携にも対応しており、社内ツールとの自動化も柔軟に設計できます。

メールマーケティング・MA導入を相談したい方へ

RenueはMailchimp・Benchmark Email・SendGrid等のメール配信ツール選定支援・メールマーケティング設計・自動化フロー構築・開封率・CVR改善の支援実績があります。「どのツールを選べばいいかわからない」「既存のメール施策を改善したい」という方は、まずお気軽にご相談ください。

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