株式会社renue
renueについて
renueは、AIで業務を実装する会社です
AIコンサルティングから図面AI・広告運用エージェント・コールセンターAIまで、実際に動いているサービスをご覧いただけます。renueが何をしている会社か、まずはサービス一覧からご確認ください。
ITエンジニアの年収を「職種・経験・AI活用力」から考える
ITエンジニアの給与を比べる際は、調査の対象と時点をそろえることが大切です。dodaの2025年調査では「技術系(IT/通信)」の平均年収は469万円。2024年9月〜2025年8月に登録した20〜65歳の正社員男女を対象とする全職種約60万件の集計で、手取りではなく支給額です。IT職だけの件数や地域別構成、賞与等の内訳はこの表では示されていません。本稿では職種・経験・スキル・AI活用力の4軸で条件を整理し、自分のキャリアでどの役割を目指すかを考えます。AIツールを使うだけで年収が一定倍率になると捉えず、担当業務と成果、提示される報酬の内訳を確認しましょう。
本稿ではrenueがAI人材採用を自社事業として運用し、公式採用ページで職位目安と年収レンジを公開している実務視点から、ITエンジニア年収を「職種別・経験別・スキル別・AI活用力別」の4軸で整理します。下表は2025年の登録者調査、2026年版の給与ガイド、個別求人を区別した資料です。平均値の羅列ではなく、「自分の今いる位置」と「次に狙える位置」を、各資料の条件と照合できるように構成しました。
ITエンジニアの年収:職種別の公表値を比較(2026年9月確認)
| 職種 | 公表年額 | 出典・対象 | 確認する担当分野 |
|---|---|---|---|
| プロジェクトマネージャー(PM) | 平均707万円 | doda 2025のプロジェクトマネジャー | AIを含むプロジェクトの規模・予算・責任範囲 |
| ITコンサルタント | 平均601万円 | doda 2025の同職種 | 技術導入・業務設計・顧客との課題整理 |
| セキュリティエンジニア | 平均497万円 | doda 2025の脆弱性診断/ネットワークセキュリティ | 診断・監視・設計などの担当範囲 |
| インフラエンジニア | サーバー平均469万円/ネットワーク平均455万円 | doda 2025の2職種。SRE専用の集計ではない | 運用・構築・クラウド・信頼性設計の比重 |
| バックエンド関連:Python開発者 | 800〜1,400万円 | Morgan McKinley 2026、東京・事業法人・基本給 | Python Developerの掲載区分。バックエンド全体の平均ではない |
| フロントエンドエンジニア | 700〜1,200万円 | Morgan McKinley 2026、東京・事業法人・基本給 | Front End Developer。画面実装・設計・性能改善 |
| データサイエンティスト/MLエンジニア | 800〜1,700万円/600〜1,200万円 | Morgan McKinley 2026、東京・事業法人・基本給 | Data ScientistとMachine Learning Engineerを分けた値 |
| AIエンジニア | 750〜1,500万円 | Morgan McKinley 2026、東京・事業法人・基本給 | AI Engineer。LLM/生成AIだけに限定した統計ではない |
| SE(システムエンジニア) | 平均435万円 | doda 2025のSE/プログラマ。SIerだけの集計ではない | 業務知識・設計・実装・運用の担当範囲 |
| フルスタックエンジニア | 800〜1,800万円 | Morgan McKinley 2026、東京・事業法人・基本給 | Full Stack Developer。フロントとバックの責任範囲 |
| FDE(Forward Deployed Engineer) | 800〜1,800万円 | renueの個別求人、東京・正社員・ランクに応じて決定 | 応募要件と報酬内訳は募集・選考で確認。市場平均ではない |
表の金額は同じ尺度のランキングではありません。dodaは登録者の平均支給額、Morgan McKinleyは過去1年の求人・内定情報やコンサルタントの知見等に基づく給与ガイドで、掲載した範囲は基本給のLow〜Highです。後者は職種別の件数を公表していません。FDE(Forward Deployed Engineer)は、Palantirの募集にもある、顧客の課題を理解し技術で解決する役割です。renueの募集では、少人数で顧客との要件整理から開発・導入まで担い、年収800〜1,800万円をランクに応じて決定するとしています。市場全体の求人増加率やAI案件に占める割合を示す値とは分け、求められる技術と顧客対応の両方を確認してください。
年代別年収:20代〜50代の給与統計
年代別は厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」第5表(2025年調査・2026年3月公表)の「ソフトウェア作成者」を用います。全国・男女計・一般労働者・企業規模10人以上を対象に、平均の月額現金給与×12+年間賞与等で年額換算した残業代込みの値です。job tagのプログラマー等が対応する分類で、IT職全体でも、年齢に対応する経験年数や役職の相場でもありません。
- 20〜24歳:363.0万円。年齢区分の平均で、新卒・未経験者だけの給与ではありません。基礎スキルを整えたうえで、担当した実装・運用とその成果を説明できるようにすると、応募先との条件のすり合わせに役立ちます。
- 25〜29歳:484.7万円。経験年数やAI利用の有無をそろえた比較ではありません。専門性を伸ばす際は、志望する職種の経験要件を確認し、自分が任せられる領域を具体的に説明しましょう。
- 30〜34歳:559.5万円。チームリード、上流工程、専門技術など、目指す方向に応じて給与条件を確認します。管理職になれば特定の年収に届くという統計ではなく、実際の責任範囲と成果が比較の前提です。
- 35〜49歳:35〜39歳636.0万円、40〜44歳686.3万円、45〜49歳729.2万円。テックリードやアーキテクトなどの職位別平均ではありません。AIプロジェクトやFDEの経験も、年齢と一律に結び付けず、求人が求める役割との適合を確かめます。
- 50〜54歳:722.4万円。役員報酬や独立後の事業収入を示す値ではなく、55歳以上を含む平均でもありません。経験を活かすコンサル・顧問等を検討する際も、雇用か業務委託か、給与か売上かを分けて契約条件を比較します。
スキル別年収:ITスキル標準とAI活用力を分けて整理する
IT Skill Standard(ITスキル標準)レベル別
IPAのITスキル標準(ITSS)は実務能力を7段階で整理しています。下記はレベルの考え方の要約であり、IPAが各レベルの年収を定めた給与表ではありません。職種ごとの経験・実績と、応募先で任される業務を照合するために使います。
- レベル1〜2:基礎知識の習得から、上位者の指導の下で要求された作業を担当できる段階。
- レベル3:必要な応用知識・技能を使い、要求された作業を独力で遂行する段階。
- レベル4:専門性を確立し、課題の発見・解決を自ら進め、知見の共有や後進育成にも貢献する段階。
- レベル5〜7:専門分野をリードする影響範囲が、社内から国内市場、世界へ広がる段階。単に全社の技術方針を決める役職という区分ではありません。
AI活用力による評価:本稿のスキル整理と給与調査
PwCの2025年Global AI Jobs Barometerは、6大陸の約10億件の求人広告を分析し、2024年のAIスキルを求める類似職種の賃金に平均56%のプレミアムがあると報告しています。日本のIT職への一律の昇給率ではありません。以下の「AIプレミアム0〜+4」は、本稿で学習段階を考えるための独自ラベルです。公的資格・市場の給与等級ではなく、段階と上乗せ率を対応させることはできません。
- AIプレミアム0:AIツールを業務で使わない/使えない。まず担当業務で使える場面と、利用上の制約を把握する段階。
- AIプレミアム+1:ChatGPT・Claude・Cursor等を日常的に使い、出力を確認しながら業務へ取り込める段階。
- AIプレミアム+2:LLMエージェント(Claude Code/Devin/GitHub Copilot cloud agent等)へ開発作業を任せ、変更内容・テスト結果を検証できる段階。所要時間と品質を測り、効果を確認します(製品情報は2026年9月確認)。
- AIプレミアム+3:LLMエージェント基盤・RAG・Tool Calling・MCPを設計・実装し、業務要件に応じた評価や運用まで説明できる段階。
- AIプレミアム+4:AIエージェント基盤の自社内製・顧客案件の両方をリードできる。技術選定だけでなく導入効果や継続運用の責任まで担う段階で、特定の年収帯を保証する区分ではありません。
renueの公開採用情報では、プロジェクトの実績・AI活用・提供価値を評価軸に挙げています。FDE/エンジニア募集の給与はランクに応じて決定する条件であり、ここから応募者全員の「現年収以上確約」やAIスキル別の採用年収を推定することはできません。SO・業績連動報酬はポジションと採用条件に応じ、詳細は内定時に案内されます。応募時には現年収・希望年収を伝え、提示される給与と将来の株式報酬を分けて確認してください。
renueの実装知見:採用現場から見る2026年のITエンジニア年収の5つの実学
renueはAI人材採用を自社事業として運用し、公式の採用ページで職位目安と年収レンジを公開しています。この運用から得た、ITエンジニアの年収を理解・伸ばすための5つの実学を共有します。
- 年収は「職位」で決まり、職位は「任せられる範囲」で決まる:年収交渉で最も効くのは、「自分がどこまで任せられるか」を客観的に示すことです。「コードが書ける」は最低ラインで、「設計〜実装〜運用を一人で回せる」「顧客折衝から技術選定まで担える」「複数プロジェクトを並行管理できる」ほど、職位(=年収)が上がります。
- 希望年収は「満たせるかどうかを選考で判断する」方針が主流:希望年収を起点に選考で判断する企業が増えているとされます。つまり希望年収を低く見積もるほど損をします。市場相場を知った上で、希望年収は自信を持って提示してください。
- 現年収と提示条件をそろえて比較する:「現年収以上」と案内された場合も、基本給・賞与・固定残業代の算入範囲と適用条件を確認します。renueの募集はランクに応じた給与決定です。年収を下げる転職を検討する場合は、担当業務や将来の選択肢を含め、理由を整理しましょう。
- AI時代の技術スタックで差別化する:2026年の市場で評価されやすい技術スタックの例は、Python (FastAPI) / Node.js / React / Next.js / TypeScript / Docker / Terraform / GitHub Actions / Claude・Cursor・Devin等のAIツール / Azure・GCP・AWSマルチクラウド、です。これらを一通り使えると、2026年の市場で「迷ったらすぐに採用する対象」に入ります。
- 副次待遇(SO・学習費・リモート・フレックス)を見逃さない:年収の数字だけでなく、ストックオプション、学習費全額会社負担、フレックスタイム、リモートワーク、副業可否の5点を必ず確認してください。SOは所定の条件で株式を購入できる権利で、株価や行使条件によって利益が変わります。未実現の価値を確定給与に足さず、付与数・行使価格・行使期間・売却可能性を別に確認してください。
ITエンジニアの年収10大失敗パターン
- 希望年収を低く出す:交渉の上限が希望年収で決まる。自信を持って出す。
- 現年収を下げる転職を受け入れる:戦略的理由がない限り避ける。
- 定量化なしで経験を語る:「Pythonで開発」より「月間100万UUのAPIをFastAPIで構築」。
- 1社だけで決める:最低3社の複数オファーで交渉力を上げる。
- 副次待遇の確認漏れ:SO・学習費・リモート・フレックスを必ず確認。
- 年収が「基本給」か「賞与込み」か混同:必ず総額で比較する。
- AI時代の技術スキルを更新しない:3年前のスキルは2026年の市場で通用しにくい。
- 上流経験を避ける:30代以降で下流専業だと年収が頭打ちする。
- マネジメント経験を嫌がる:スペシャリスト路線でも最低1度はチームリードを経験すべき。
- 市場相場を調べない:自分の職種・経験年数・スキルの市場価値を知らずに交渉する。
AI人材プレミアムを獲得する90日プラン
- 0〜30日:スキル棚卸しと市場調査。自分の職種・経験年数・スキルを棚卸し、ビズリーチ/リクルートダイレクトスカウト/doda X 等のハイクラスプラットフォームで同等レンジのオファーを観測。並行して「AIプレミアム」レベルを自己評価(+0/+1/+2/+3/+4)。
- 31〜60日:AIスキル強化。AIプレミアムを1段階上げる学習投資を集中的に行う。具体的には、ChatGPT/Claude/Cursor/Claude Code/Devin等のAIツールを日常業務に組み込み、副業またはOSS貢献でLLMエージェント/RAG/Tool Callingの実装経験を1本作る。GitHubに公開して可視化する。
- 61〜90日:転職活動と交渉。王道3社(リクルートエージェント/doda/ビズリーチ)+用途別2社に同時登録し、スカウトを観測。希望年収は同じ職種・役割の募集条件と、自分が示せる実績に基づいて提示。複数オファーを並べて交渉し、給与・賞与と、ストックオプション・学習費・リモート等の副次待遇を分けて判断する。
AI時代のエンジニアキャリアをrenueと
2026年のITエンジニア年収を考える際は、「職種・経験・スキル・AI活用力」の4軸を整理します。AI活用力は、担当できる仕事や実績を説明する観点の一つです。学習段階から3年後の給与を一律に予測せず、実際の募集条件と照合しましょう。renueはAI人材採用を自社事業として運用し、公式採用ページで職位目安と年収レンジを公開しています。AI時代のエンジニアキャリアを設計したい方、AI人材を採用したい企業様、どちらもご相談ください。
まとめ:ITエンジニアの年収は「AI活用力」が第4の軸
ITエンジニアの年収は、職種・経験・スキル・AI活用力に加え、勤務地や報酬制度をそろえて比較することが大切です。本稿のAIプレミアム区分は学習の整理に使い、給与の上乗せ率には換算しません。実践のポイントは①職種と経験を定量化、②スキルを棚卸し、③AI活用力を戦略的に伸ばす、④希望年収の根拠を具体的に提示、⑤複数オファーで交渉の5点です。renueはAI人材採用を自社事業として運用し、公式採用ページで職位目安と年収レンジを公開しています。AI時代のエンジニアキャリアを一緒に設計したい方はご相談ください。

