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ガントチャートとは|Excelでの作り方・テンプレート活用・プロジェクト管理の使い方

公開日: 2026/4/2

ガントチャートの作り方をExcel手順・テンプレートで解説。WBSとの違いやプロジェクト管理での活用法も紹介。

ガントチャートとは:スケジュールを横棒グラフで可視化するツール

ガントチャートとは、プロジェクトのタスク・開始日・終了日・担当者・進捗状況を横棒グラフで表したスケジュール管理ツールです。作業期間と全体の流れを一目で把握できるため、プロジェクトマネジメントの現場で広く使われています。

構成要素は「タスク名(縦軸)」「日付・期間(横軸)」「進捗バー」の3つです。各タスクの依存関係や並行作業の状況を視覚的に示せるため、納期遅延リスクの早期発見や担当者の負荷調整に役立ちます。

WBSとガントチャートの違い

WBS(Work Breakdown Structure)はプロジェクトの作業を階層的に分解・洗い出すリストです。ガントチャートはそのWBSを基にスケジュールを可視化するグラフです。

比較項目 WBS ガントチャート
目的 「何をするか」の洗い出し 「いつやるか」の可視化
形式 階層リスト・ツリー 横棒グラフ(バーチャート)
使うタイミング プロジェクト計画の最初期 WBS完成後のスケジュール策定
進捗管理 不向き 適している

WBSで「何をするか」を整理してからガントチャートで「いつやるか」を決めるという流れが基本です。

Excelでガントチャートを作る方法:5ステップ

Step 1. タスクリストを作成する

A列にタスク名、B列に開始日、C列に終了日、D列に担当者を入力します。WBSで洗い出したタスクをそのまま転記できます。

Step 2. カレンダー列を作成する

E列以降に日付を1列1日として横に並べます。E1セルにプロジェクト開始日を入力し、右隣のF1に =E1+1 と入力して右方向にオートフィルします。

Step 3. 条件付き書式でバーを自動描画する

カレンダー領域(E2以降)を選択し、「条件付き書式」→「新しいルール」→「数式を使用して書式設定するセルを決定」から以下の数式を入力します。

=AND($B2<=E$1, $C2>=E$1)

書式に青などの背景色を設定すると、開始日〜終了日の範囲が自動で色付けされてガントチャートになります。

Step 4. 進捗列を追加する

E列の手前に「進捗率(%)」列を追加し、実績を手入力します。進捗バー(条件付き書式のデータバー機能)を併用すると視覚的に状況が把握できます。

Step 5. クリティカルパスを色分けする

依存関係のある重要タスク(クリティカルパス)は別の色で色分けすることで、遅延が全体に影響するタスクをひと目で識別できます。

無料テンプレートが使えるツール

  • Microsoft Excel:Microsoftの公式テンプレートギャラリーに「ガントチャート」が複数公開されており、ダウンロードしてすぐ使える
  • Googleスプレッドシート:テンプレートギャラリーの「プロジェクト管理」カテゴリにガントチャート形式のテンプレートが標準収録されている
  • Notion:タイムラインビュー機能を使えばデータベースをガントチャート表示に切り替えられる。無料プランでも利用可能
  • Asana:タイムライン機能でタスクをガントチャート表示に切り替えられる。無料プランは15名まで利用可能

プロジェクト管理でガントチャートを活かすコツ

クリティカルパスを常に意識する

renue社のタスク管理指針には「他人がやる業務はどんどん依頼に出して、クリティカルパスを生み出さないようにする」という原則があります。ガントチャートはこのクリティカルパスを可視化する最良のツールです。タスクの依存関係を整理し、どの遅延が全体に影響するかを事前に把握することで、先手を打った対処が可能になります。

定例ミーティングで「現在地確認」に使う

プロジェクト定例では、ガントチャートを「現在地の確認」ツールとして使います。計画線(ベースライン)と実績線を並べて表示することで、遅延タスクと余裕のあるタスクを即座に把握できます。更新は週次・隔週が一般的です。

担当者の負荷を可視化する

担当者別にタスクを色分けすると、特定メンバーへの集中や空き期間が一目でわかります。リソース調整の意思決定を早め、プロジェクト全体のスムーズな進行に貢献します。

よくある質問(FAQ)

Q. Excelのガントチャートは何人規模のプロジェクトまで使えますか?

一般的には5〜15人程度、タスク数50〜100件程度までExcelで十分対応できます。それ以上の規模ではAsana・Jira・Notionなどの専用ツールへの移行を検討してください。

Q. ガントチャートはプロジェクト開始前に完成させるべきですか?

大枠はプロジェクト開始前に作成しますが、詳細は着手しながら随時更新するのが現実的です。最初から完璧を目指すより、主要マイルストーンと依存関係を押さえた「80点の状態」でスタートし、週次で更新する運用が定着しやすいです。

Q. WBSとガントチャートはどちらから作るべきですか?

WBSが先です。まずタスクを洗い出してから、それぞれの期間と順序を決めてガントチャートに落とし込む順番が正しい手順です。ガントチャートから始めると重要タスクの抜け漏れが起きやすくなります。

Q. 無料で使えるガントチャートツールはありますか?

はい。ExcelのMicrosoftテンプレート・Googleスプレッドシートのテンプレートギャラリー・NotionのタイムラインビューはいずれもGanut chartを無料で作成できます。チーム共有を重視するならNotionやAsana(無料プラン)がおすすめです。

まとめ:ガントチャートはプロジェクトの「現在地」を全員に見せるツール

ガントチャートは、タスクの開始・終了・担当者・進捗を横棒グラフで可視化し、チーム全員が「今どこにいるか」を共有するためのツールです。Excelの条件付き書式で今日から作れ、Googleスプレッドシートのテンプレートを使えばさらに手軽に始められます。まずWBSでタスクを洗い出し、開始日と終了日を決めてガントチャートに落とし込むことから始めてみてください。

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