renue

ARTICLE

副業の始め方・おすすめ種類完全ガイド|サラリーマン向け手続きと注意点

公開日: 2026/4/2

副業の始め方・おすすめ種類をサラリーマン向けに解説。就業規則・確定申告・税金の注意点も網羅。

副業の現状:2025年調査が示す急速な普及

Job総研の「2025年 副業・兼業の実態調査」によると、4割が「副業経験あり」と回答し、2023年調査と比較して約2割増加しています。また、パーソルイノベーション株式会社の「副業に関する定点調査(2025年春)」では、直近半年間で副業を「実施した」との回答率が42.2%に達し、3年前の調査から8ポイント以上増加しています。

副業月収については、「5万円未満」が最も多く26.8%を占めるものの、「20万円以上30万円未満」の割合が14.4%と過去最多を記録しています(同調査)。副業は「お小遣い稼ぎ」から「本格的な第2の収入源」へと変容しつつあります。副業経験者は年収701万〜1,000万円層が最多であり、高所得者ほど副業への参入経験が豊富という傾向も示されています。

副業解禁の流れ:厚生労働省のガイドライン

厚生労働省は2018年1月に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定し、2022年7月に改定しています。このガイドラインでは、副業・兼業を原則として認める方向で就業規則のモデル規定を示しており、「副業・兼業を認めない」ことを原則から「認める」方向へと政策転換が明確になっています。

ただし、ガイドラインはあくまで努力義務であり、法律上の強制力はありません。副業を禁止している企業もまだ多く存在しており、就業規則の確認が副業開始の第一歩となります。

副業の始め方:4つのステップ

ステップ1:就業規則を確認する

副業を始める前に、必ず本業の就業規則を確認してください。多くの企業では副業を認めるようになっていますが、「許可制」(上司や人事部への届け出が必要)の形をとっているケースが多くあります。就業規則違反は懲戒処分の対象となり得るため、このステップは省略できません。

ステップ2:目標と時間を設定する

「副業で月いくら稼ぐか」「週何時間使えるか」を先に決めることが重要です。目標なしに始めると、本業への支障や継続困難に陥りやすくなります。本業への影響を最小限にしながら成果を出すためには、週10〜15時間程度の現実的な時間設計から始めることを推奨します。

ステップ3:自分のスキル・強みを棚卸しする

副業で稼ぎやすいのは「すでに持っているスキルを活用できる仕事」です。本業で培った専門知識・ツールスキル・業界知識は副業市場で価値を持ちます。ゼロからスキルを身につけるより、既存スキルを活かした副業の方が収益化が早く、本業との相乗効果も生まれます。

ステップ4:小さく始めて検証する

副業は「完璧な状態で始める」必要はありません。「100点を目指さず、70点で見せる。自分だけで悩むより最終的な速度が上がる。PDCAサイクルが高速化し成長が早まる」という考え方は、副業においても本質をついています。クラウドソーシングに1件登録する、SNSで発信を始めるなど、小さな行動を起こすことがスタートです。完璧な準備を待つより、70点の状態で動き出した方が早く稼げる状態に到達できます。

おすすめ副業の種類

スキル系副業(収益性・継続性が高い)

  • Webライティング:文章を書くスキルがあれば月5〜30万円を狙える。クラウドワークス・ランサーズで案件獲得可能
  • Webデザイン:Figma・Canvaなどのスキルがあれば在宅で案件対応可能。時給換算3,000〜8,000円の案件も多い
  • 動画編集:YouTubeやSNS動画需要の拡大で案件増加中。1本あたり5,000〜50,000円の幅がある
  • プログラミング・システム開発:最も単価が高く、月20〜100万円超も可能。既存スキルがある場合に最優先で検討
  • オンライン講師・コンサルティング:ストアカ・ビザスクなど。自分の専門知識を1時間あたり5,000〜50,000円で提供できる

在宅・低スキル系副業(初心者の入口として)

  • データ入力・アンケートモニター:スキル不要で参入しやすいが、単価が低く時給換算500〜1,000円程度が現実的
  • アフィリエイト・ブログ:初期費用が低く始めやすいが、収益化まで6〜12ヶ月以上かかるケースが多い
  • フリマアプリ・物販:メルカリ・Amazon FBAなど。在庫リスクはあるが、物の目利きスキルがあれば収益化しやすい

投資・資産運用(リスク管理が必要)

株式投資・FX・不動産投資は副業という括りよりも「資産形成」として位置づけられます。元本割れリスクがあるため、生活費に余裕がある状態での開始が前提となります。

確定申告・税金の注意点

副業収入が年間20万円を超えた場合、確定申告が必要です(給与所得者の場合)。確定申告を怠ると無申告加算税や延滞税が課せられる可能性があります。

また、住民税は副業収入が反映されるため、本業の会社に副業が発覚するリスクがあります。これを防ぐには、確定申告の際に住民税の納付方法を「自分で納付(普通徴収)」に変更する必要があります。

経費として認められる主な項目:通信費・パソコン代・書籍代・セミナー費用など(業務に直接関連するものに限る)。領収書・明細は必ず保管してください。

副業で失敗しないためのポイント

  • 本業を最優先にする:副業が本業のパフォーマンスに影響を与えることは絶対に避ける。深夜作業による睡眠不足は本業の生産性を下げ、結果的に本業での評価を損なうリスクがある
  • 機密情報・守秘義務に注意:本業で得た顧客情報・業界知識を副業で流用することは、不正競争防止法・守秘義務違反になる可能性があります
  • 競業避止義務を確認する:同業他社や本業の取引先への副業は、競業避止義務違反として問題になるケースがあります
  • 収支管理を最初から徹底する:月次で収支を記録する習慣をつけることで、確定申告の負担を大幅に軽減できます

まとめ

副業は「就業規則確認→目標設定→スキル棚卸し→小さく始める」の4ステップで着実に動き出せます。2025年時点で副業実施率は4割を超えており、副業を検討するサラリーマンにとって環境は整いつつあります。ただし、副業の成功は「完璧な準備」ではなく「早く始めてPDCAを回す」速度にかかっています。まず今週、本業の就業規則を確認し、クラウドソーシングサイトへの登録や自分のスキルの棚卸しから始めてみてください。