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Excel(エクセル)の使い方完全ガイド|初心者向けに基本操作・よく使う関数・ショートカットを解説

公開日: 2026/4/2

Excelの使い方を初心者向けに解説。基本操作・SUM・IF・VLOOKUP等の頻出関数・便利技を紹介。

Excel(エクセル)とは?

Excel(エクセル)は、Microsoft社が提供する表計算ソフトウェアです。セルと呼ばれるマス目に数値・文字・数式を入力し、集計・分析・グラフ作成・データ管理などをこなせる、ビジネスの現場で最も広く使われるツールのひとつです。事務・営業・経理・人事・マーケティングなどあらゆる職種で活用されており、「Excelが使えること」は多くの求人票で基本スキルとして挙げられています。

Microsoft 365(旧Office 365)のサブスクリプションまたは買い切り版Officeに含まれており、Windows・Mac・iOS・Androidで利用可能です。ブラウザ版(Excel for the web)はMicrosoftアカウントがあれば無料でも利用できます(一部機能制限あり)。

Excelでできること

  • 表・集計表の作成:売上管理・経費管理・勤怠管理・在庫管理など、あらゆるデータを表形式で管理できます
  • 数式・関数による自動計算:SUM・IF・VLOOKUPなどの関数を使い、手入力による計算ミスをなくして自動化できます
  • グラフ作成:棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフなどを数クリックで作成。資料作成やレポートへの活用に便利です
  • データの並べ替え・フィルタリング:大量のデータを条件で絞り込んだり、昇順・降順で並べ替えられます
  • ピボットテーブル:大量のデータを集計・クロス分析できる高度な集計機能(別記事で詳しく解説)
  • 印刷・PDF出力:作成した表を紙・PDFで出力。印刷範囲・ページ設定の細かい調整が可能です

Excelの料金・入手方法

プラン料金(参考)特徴
Microsoft 365 Personal月額¥2,130 / 年額¥21,300個人向け。Excel・Word・PowerPoint・1TB OneDriveを含む。常に最新版が使用可能
Microsoft 365 Business Basic月額¥900/ユーザー(年払い)法人向けエントリープラン。Webブラウザ版Officeが中心。Teamsも含まれます
Microsoft 365 Business Standard月額¥1,874/ユーザー(年払い)法人向けデスクトップ版Excel含む。Teamsとの連携も強化
Excel for the web(無料)0円Microsoftアカウントで利用可能なブラウザ版。基本操作・関数は使用可能だが高度な機能は制限あり

※料金はMicrosoft公式サイトで最新情報をご確認ください。法人利用では「Microsoft 365 Business Standard」以上が一般的です。

Excelの基本操作

セルの操作

Excelの画面は横(列:A・B・C…)と縦(行:1・2・3…)で構成されており、交差する1マスを「セル」と呼びます。セルを選択してキーボードで入力し、Enterで確定します。複数セルを選択するには、Shiftを押しながらクリックするか、セル範囲をドラッグします。

基本的な書式設定

セルを選択して「ホーム」タブのリボンから、フォント・サイズ・太字・文字色・背景色・罫線・数値の表示形式(通貨・日付・パーセントなど)を設定できます。数値を「通貨」形式にするだけで、¥1,000のように自動でカンマと通貨記号が付きます。

グラフの作成

グラフ化したいデータ範囲を選択し、「挿入」タブから「グラフ」を選びます。棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフなど目的に合わせて種類を選択すると、自動でグラフが生成されます。グラフのタイトル・軸ラベル・色はダブルクリックして編集できます。

初心者が覚えるべき基本関数5選

1. SUM(合計)

選択した範囲の数値を合計します。最も使用頻度が高い基本関数です。
書式:=SUM(A1:A10)
A1からA10までの合計を求めます。

2. AVERAGE(平均)

選択した範囲の平均値を求めます。売上の平均・テスト点数の平均など幅広く活用できます。
書式:=AVERAGE(B1:B10)

3. IF(条件分岐)

条件が「真(True)」か「偽(False)」かで返す値を切り替えます。合否判定・達成/未達判定などに活用されます。
書式:=IF(C1>=60,"合格","不合格")
C1が60以上なら「合格」、それ以外は「不合格」と表示します。

4. VLOOKUP / XLOOKUP(縦方向の検索)

指定した値を別のテーブルから検索して対応するデータを取り出します。商品コードから商品名・単価を引っ張る、社員IDから氏名を取得するなど、実務で最も頻繁に使われる関数のひとつです。
VLOOKUP書式:=VLOOKUP(A2,商品リスト!A:C,2,FALSE)
※Excel 2021以降・Microsoft 365では後継のXLOOKUPが推奨されます。

5. COUNTIF(条件付きカウント)

条件に合うセルの個数を数えます。アンケート結果の集計・ステータスごとの件数カウントに便利です。
書式:=COUNTIF(D1:D100,"完了")
D列に「完了」が入っているセルの数を数えます。

Excelで「計画と反省を習慣化する」

Renueの社内ガイドラインには「計画と反省を習慣化する」という行動指針があり、「全てのタスクに期限を設け、予実管理を行う。期限のないタスクは永遠に終わらない。計画がなければ進捗も測れない。週次で予実を振り返り、同じ失敗を繰り返さない仕組みを作る」とされています。

この「予実管理」を始めるうえで最もシンプルなツールがExcelです。以下の3列を持つシートを作るだけで、誰でも予実管理を始められます。

  • 予定列:いつまでに何をするか・目標値
  • 実績列:実際の結果・完了日
  • 差異列=実績-予定(ズレを自動計算)

差異がプラスの場合は赤・マイナスの場合は緑で色付けする条件付き書式を設定すれば、「計画とのズレ」が一目で把握できます。週次でこのシートを振り返ることで、同じ失敗の繰り返しを防ぐPDCAサイクルが習慣になります。

覚えておきたいショートカット一覧

操作WindowsMac
保存Ctrl + S⌘ + S
コピーCtrl + C⌘ + C
貼り付けCtrl + V⌘ + V
元に戻すCtrl + Z⌘ + Z
検索・置換Ctrl + H⌘ + H
オートSUMAlt + =⌘ + Shift + T
セルの書式設定Ctrl + 1⌘ + 1
行全体を選択Shift + スペースShift + スペース
列全体を選択Ctrl + スペースCtrl + スペース

ExcelとGoogleスプレッドシートの比較

項目ExcelGoogleスプレッドシート
コスト△ 有料(Microsoft 365か買い切り)◎ Googleアカウントで無料
共同編集○(Microsoft 365・OneDrive必要)◎ リアルタイム共同編集が標準
高度な機能(マクロ・VBA)◎ VBA・マクロ・Power Queryが充実△ Google Apps Scriptで代替可能
オフライン利用◎ デスクトップ版は完全オフライン対応△ オフライン設定が必要
ビジネス標準形式◎ .xlsx が事実上の業界標準○ .xlsx 変換可能

社外への送付・高度な集計・VBAによる自動化が必要な場合はExcel、社内での共同編集・コスト重視ならGoogleスプレッドシートが適しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 関数の入力でよくあるエラーの対処法は?

「#N/A」はVLOOKUPなどで検索値が見つからない場合、「#VALUE!」は文字列を数値として計算しようとした場合、「#DIV/0!」は0で割り算した場合に表示されます。エラーが表示されたセルをクリックすると、左端に「!」マークが出てヒントが確認できます。

Q. Excelのデータを誰かに送る際の注意点は?

送る前に「名前を付けて保存」で.xlsx形式を確認してください。旧形式の.xls(Excel 97-2003形式)は一部機能が制限されます。また、個人情報を含むファイルはパスワード保護(「ファイル」→「情報」→「ブックの保護」)を設定することを推奨します。

Q. Excelのマクロ(VBA)は初心者でも使えますか?

マクロとはExcel上の操作を自動化する機能です。「マクロの記録」機能を使えば、コードを書かずに繰り返し操作を自動化できます。VBA(Visual Basic for Applications)は本格的な自動化・カスタマイズに使われるプログラミング言語で、習得には時間がかかりますが、習得後は業務効率が大幅に向上します。

Excel活用・業務効率化を相談したい方へ

RenueはExcelを活用した業務効率化・データ分析支援から、クラウドツールへの移行・AI活用まで幅広く支援しています。「Excelの管理が限界」「もっと効率的なデータ管理をしたい」という方は、まずお気軽にご相談ください。

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