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図面の表題欄の書き方|基本8項目・図面番号の採番ルール・尺度/投影法/承認欄の記載方法【2026年版】

2026/9/16

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図面の表題欄の書き方。基本8項目・図面番号の採番ルール・尺度/投影法/承認欄の記載方法【2026年版】

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図面の表題欄の書き方|基本8項目・図面番号の採番ルール・尺度/投影法/承認欄の記載方法【2026年版】

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株式会社renue

2026/9/16 公開

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表題欄とは?図面の「顔」

表題欄(タイトルブロック)とは、図面の右下に配置される管理情報の記入欄です。図面番号・部品名・材質・尺度・作成者など、図面の管理と読み取りに必要な基本情報をまとめた「図面の顔」です。

機械製図ではJIS B 0001:2019などの適用規格を参照し、納入先の要求と社内基準に合わせて表題欄の項目・配置を定めます。以下の基本例と、ISO 7200の必須データ項目は区別してください。

表題欄の基本記載項目

機械図面の表題欄で確認する基本項目の例を整理します。実際に必要な項目は、図面の用途・適用規格・納入先の要求に合わせて選んでください。

基本8項目の例(用途・適用規格に合わせて確認)

No.項目内容記入例
1図面番号図面を一意に識別する番号DWG-M-2026-0042
2図名(品名)部品や組立品の名称駆動軸
3企業名図面を作成した企業・団体名株式会社○○製作所
4作成者図面を作成した設計者の氏名山田
5承認者図面を承認した責任者の氏名鈴木
6作成日図面を最初に作成した日付2026-04-10
7尺度図面の縮尺1:2
8投影法使用した投影法の記号第三角法記号

ISO 7200データ:国際規格ISO 7200では8つの必須項目と11のオプション項目が定義されています。必須項目はLegal owner(文書の法的所有者)、Identification number(図面番号)、Date of issue(発行日)、Segment/sheet number(区分・シート番号)、Title(図名)、Approval person(承認者)、Creator(作成者)、Document type(文書種別)です。これは上の基本8項目の表とは異なる文書管理用の項目です。ISO 7200の箇条4では尺度・投影法記号などを必要時に表題欄の外側へ示す扱いも定めています(ISO 7200:2004 箇条4・表1〜3)。

推奨項目(必要に応じて記載)

No.項目内容記入例
9材質部品の材料(JIS材質記号)S45C
10表面処理表面処理の種類三価クロメートめっき
11質量部品の質量2.5 kg
12改訂番号最新の改訂番号Rev.3
13普通公差等級JIS B 0405の等級JIS B 0405-m
14図面枚数総ページ数1/3(3枚中の1枚目)
15検図者検図を行った技術者佐藤

図面番号の採番ルール

図面番号は社内で一意に管理する必要があります。よく使われる採番方式を紹介します。

方式1:プロジェクト型

PJ-M-001 = プロジェクト名 - 図面種別(M=機械/E=電気/A=建築)- 連番

方式2:製品型

ABC-100-001 = 製品コード - アセンブリ番号 - 部品番号

方式3:分類型

DWG-M-2026-0042 = 文書種別 - 分野 - 年 - 連番

採番ルールのポイント

  • 一意性:同じ番号が2つ存在しないこと
  • 検索性:番号から内容が推測できること
  • 拡張性:将来の番号枯渇がないこと
  • 簡潔性:桁数が多すぎず、手書きでも間違えにくいこと

尺度の記載ルール

尺度は図面上の図形と実物のサイズ比率を示します。表題欄に主尺度を記載する形式のほか、ISO 7200では表題欄の外側に示す扱いもあるため、適用規格と図面様式に合わせて配置します。

JIS推奨尺度

以下はJIS Z 8314の推奨尺度から挙げた例です(日本計装工業会 AJIIS-B-22-2016 表3.2参照)。用途欄は選定の目安です。

尺度の種類代表的な尺度用途
倍尺(拡大)2:1, 5:1, 10:1精密部品・小物部品
現尺1:1部品図の標準
縮尺1:2, 1:5, 1:10, 1:20大型部品・組立図
小縮尺1:50, 1:100, 1:200建築図面・配置図

尺度の記載方法

  • 表題欄に主尺度を記載:「1:2」
  • 部分的に異なる尺度がある場合:該当する図の近くに適用した尺度(例:2:1)を記載
  • 尺度に従わない図:表記は適用規格・図面様式に合わせる。例えばAJIIS-B-22-2016 3.1 i)では、全図が尺度に従わない場合は尺度欄に「NONE」または「NS」、一部の図だけの場合はその近くに「S:NONE」または「NS」と記載

投影法の記号

図面に使用した投影法を、適用規格・図面様式で定めた位置に記号で示します。ISO 7200では表題欄の外側に配置します。

投影法記号使用地域
第三角法円の端面図を左、截頭円錐の側面図を右に配置した記号(円錐の小径側は左)日本・北米・オーストラリア
第一角法截頭円錐の側面図を左、円の端面図を右に配置した記号(円錐の小径側は左)ヨーロッパの一部・中国

日本では第三角法が標準です。海外図面を受け取った際は、投影法の記号を必ず確認してください(島根大学「機械設計製図I」24ページの記号図参照)。

承認欄のルール

表題欄には通常3段階の承認プロセスが設定されます。

段階担当責任範囲
作成(設計)設計者図面内容の正確性
検図上級設計者・別の設計者設計内容の妥当性・図面の体裁
承認設計責任者・課長出図の最終判断

表題欄でよくある間違い

間違い1:図面番号の重複

手動採番で同じ番号が複数の図面に割り当てられる。

対策:採番台帳を一元管理。PDM/PLMシステムで自動採番が最も確実。

間違い2:尺度の記載ミス

CAD上で1:1で作図した図面をA3に印刷して「1:2」になっているのに表題欄が「1:1」のまま。

対策:印刷時に尺度を確認し、表題欄の尺度を更新。

間違い3:材質・表面処理の転記ミス

別の部品の表題欄をコピーし、材質や表面処理を前の部品のまま出図する。

対策:検図チェックリストに「表題欄の材質・処理は図面内容と一致しているか」を追加。

表題欄と図面AI

  • 表題欄の自動読み取り:AI-OCRで図面番号・材質・尺度・改訂番号を自動抽出しデータベース化
  • 図面台帳の自動生成:大量の図面から表題欄情報を一括抽出し、Excel/CSV形式の台帳を自動生成
  • 最新版の自動判定:改訂番号を読み取り、複数バージョンの図面から最新版を自動特定

renueでは、表題欄情報の自動抽出・図面台帳の自動生成ソリューションを提供しています。お気軽にご相談ください。

まとめ

  • 表題欄の基本例には図面番号・図名・企業名・作成者・承認者・日付・尺度・投影法があり、必須項目と配置は適用規格・納入先の要求・社内基準で確認する
  • ISO 7200では8必須+11オプションの計19項目が定義
  • 図面番号は一意性・検索性・拡張性・簡潔性を考慮して採番ルールを設計
  • 尺度はJIS推奨の1:1, 1:2, 1:5, 1:10...から選択。部分的に異なる場合は該当する図の近くに尺度を記載
  • 投影法は第三角法が日本の標準。投影法の記号は適用規格・図面様式に合わせて配置
  • 承認欄は作成→検図→承認の3段階が一般的

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FAQ

よくある質問

表題欄とは図面の右下に配置される管理情報の記入欄で、図面番号・部品名・材質・尺度・作成者など図面の管理と読み取りに必要な基本情報をまとめた図面の顔です。機械製図ではJIS B 0001:2019などの適用規格と納入先の要求・社内基準に合わせて項目と配置を定めます。

本記事では、図面番号、図名(品名)、企業名、作成者名、承認者名、作成日、尺度(スケール)、投影法の8項目を基本例としています。ISO 7200の必須8項目とは異なるため、適用規格・用途に合わせて確認してください。材質、改訂番号、公差等級、表面処理等も必要に応じて記載します。

製品コード+アセンブリ階層+連番の組み合わせが一般的です。例:ABC-100-001(ABC:製品名、100:アセンブリ番号、001:部品連番)。採番ルールを文書化し社内で統一することが図面管理の基本です。AI図面管理システムで自動採番する方法もあります。

表題欄に主尺度(全体の基準尺度)を記載する形式では、個別の図に異なる尺度がある場合はその図の近くにも記載します。1:1(実寸)、1:2(縮小)、2:1(拡大)のように記載し、尺度に従わない図の表記は適用規格に従います。例えばAJIIS-B-22-2016では、全図が該当する場合は尺度欄にNONEまたはNS、一部の場合はその図の近くにS:NONEまたはNSと記載します。

はい。図面管理システムやAI-OCRを組み合わせれば、図面番号の自動採番、承認欄の電子署名、改訂履歴の自動追跡まで一気通貫で管理できます。手書きや印鑑による承認も電子化することで監査対応や検索性が大幅に向上し、過去図面の流用検索などにも活用できる基盤となります。

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