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ActiveCampaignの使い方完全ガイド|初心者向けにメール自動化・マーケティングオートメーション・料金プラン・Mailchimpとの比較を解説

公開日: 2026/4/2

ActiveCampaignの使い方を初心者向けに解説。メール自動化・MA・CRM・料金・Mailchimpとの比較まで網羅。

ActiveCampaignとは?メール自動化とCRMを統合したマーケティングオートメーションツール

ActiveCampaign(アクティブキャンペーン)は、2003年に米国シカゴで設立されたマーケティングオートメーション・メールマーケティング・CRMの統合プラットフォームです。世界180か国以上、150,000社以上に利用されており(ActiveCampaign公式)、「メールマーケティング」「自動化(オートメーション)」「CRM」の3機能を1つのプラットフォームで扱える点が最大の特徴です。

Mailchimpと比較したActiveCampaignの強みは「自動化シナリオの自由度と深さ」にあります。顧客のメール開封・リンククリック・Webサイト訪問・購買行動などの行動データをトリガーとして、条件分岐を含む複雑な自動化フロー(オートメーション)をドラッグ&ドロップで構築できます。単純なメールステップ配信にとどまらず、スコアリング・タグ付け・CRM連携を組み合わせることで、リードの温度感に応じてコミュニケーション内容を動的に変化させる設計が可能です。

ActiveCampaignの主な機能

  • メールマーケティング:ドラッグ&ドロップのビジュアルエディターでHTMLメール・テキストメールを作成します。テンプレートライブラリから選んで編集でき、送信前のスパムチェック・メールプレビュー(PC/スマートフォン)も標準搭載です。パーソナライゼーションタグで顧客名・企業名・カスタムフィールドをメール本文に動的挿入できます
  • オートメーション(マーケティング自動化):ビジュアルオートメーションビルダーで「トリガー→条件分岐→アクション」の自動化フローを構築します。トリガーはメールの開封・リンククリック・フォーム送信・Webページ訪問・タグ付与・カスタムイベントなど多様に設定できます。「条件分岐(If/Else)」で顧客の行動に応じてシナリオを分岐させ、セグメント別に最適なメッセージを自動送信できます
  • コンタクトスコアリング・タグ管理:メール開封・クリック・Webページ訪問・フォーム送信などの行動に点数(スコア)を付与します。スコアが閾値を超えたコンタクトを「ホットリード」として営業チームに通知するなど、マーケティングと営業の連携を自動化できます。タグ機能で顧客を属性・行動・購入履歴などで柔軟にセグメント分類できます
  • CRM機能(Sales CRM):パイプライン管理・ディール管理・アクティビティ追跡などのCRM機能を内蔵しています(Plus以上またはCRMアドオン)。マーケティングオートメーションで育成したリードを、スコアが一定水準に達した時点でCRMのパイプラインに自動登録し、営業担当者に引き継ぐフローを構築できます
  • サイトトラッキング:自社Webサイトにトラッキングコードを設置することで、コンタクトがどのページを訪問したかを記録します。「価格ページを訪問した」「特定の製品ページを3回以上訪問した」などの行動をオートメーションのトリガーに設定でき、購買意欲の高いタイミングで自動フォローアップが可能です
  • A/Bテスト・レポート:件名・送信時刻・コンテンツのA/Bテストが可能で、開封率・クリック率・コンバージョン率の改善を継続的に検証できます。オートメーションレポートでは各シナリオの効果・ゴール達成率・収益貢献を計測し、自動化シナリオのPDCAを回すことができます

ActiveCampaignの料金プラン(2025年)

プラン年払い(1,000コンタクト/月)年払い(5,000コンタクト/月)主な機能
Starter$15$79メール送信・基本オートメーション・フォーム・レポート
Plus$49$145CRM・SMS・Landing Page・カスタムユーザー権限
Pro$79$205サイトメッセージ・予測送信・Split Automation・勝者自動選択A/B
Enterprise$145〜$375〜カスタムレポート・専任サポート・SSO・無制限ユーザー

※価格はActiveCampaign公式サイト(activecampaign.com/pricing)掲載の2025年時点の参考値(米ドル建て、年払い・連絡先数1,000件・5,000件の場合)です。料金はコンタクト数に応じてスケールします。年払いで月払いより約20%割引があります。全プランで14日間の無料トライアルが提供されています(ActiveCampaign公式)。

ActiveCampaignの基本的な使い方

Step 1:リスト・タグ・カスタムフィールドの設計

まず「Contacts」タブでリスト(例:ニュースレター購読者・無料会員・有料会員)とタグ(例:「セミナー参加」「資料ダウンロード」「カート放棄」)の設計を行います。ActiveCampaignはタグベースの管理が強力で、後のオートメーション設計の質がこの設計段階の整理度に大きく依存します。最初にカスタムフィールド(業種・役職・使用ツールなど)も定義しておくとパーソナライゼーションの幅が広がります。

Step 2:オートメーションシナリオの構築

「Automations」→「New Automation」でオートメーションビルダーを開きます。まずトリガーを選択します(フォーム送信・タグ付与・リスト追加・Webページ訪問など)。次にアクション(メール送信・待機・タグ付与・スコア加算・CRMタスク作成など)をドラッグして配置します。条件分岐(If/Else)で「メールを開封した場合→別のメールを送信、開封しなかった場合→件名を変えて再送信」のような分岐フローを構築できます。

Step 3:キャンペーン送信とレポート確認

「Campaigns」で一斉配信メールを作成・送信します。送信後は「Reports」タブで開封率・クリック率・コンバージョン・配信エラー率を確認します。特に「どのリンクが最もクリックされたか」「どのセグメントの開封率が高いか」を確認し、次のオートメーションシナリオやコンテンツ設計に反映します。Pro以上では「予測送信(各コンタクトが最も開封しやすい時間に自動送信)」機能も活用できます。

「プロアクティブに先回りする」:ActiveCampaignの自動化で顧客の次の行動を先回りする

Renueの社内ガイドラインには「プロアクティブに先回りする」として、「指示を待つのではなく、先回りして動くことがコンサルタントの価値。『次にこれが来るのでは?』と論点を先回りして出す。待っている人は、永遠に後手に回り続ける」という考え方があります。

ActiveCampaignのオートメーション設計も全く同じ原則が当てはまります。多くのマーケターが陥る失敗は「顧客からのアクションを待ってから対応する」後手型コミュニケーションです。問い合わせが来たら返信する、カートに入れたら翌日メールする、解約しそうになってから慌てるのは「指示待ち」の営業と同じです。ActiveCampaignで「先回りするマーケティング自動化」を設計する3つのフレームは以下の通りです。

  • 【先回り①】購買前:行動シグナルを読んでタイミングを逃さない:サイトトラッキングで「価格ページを2回訪問」「比較ページを閲覧」などの購買検討シグナルをスコアに変換します。スコアが50点を超えた時点で「よくある質問に答えるメール」や「個別相談の案内」を自動送信します。顧客が「問い合わせようかな」と思う前に、先回りして必要な情報を届けることでコンバージョン率が向上します
  • 【先回り②】購買後:オンボーディングと成功体験を自動設計する:購入・契約直後から「使い始めの7日間で何をしてもらうか」を自動化シナリオとして設計します。Day1に「使い始めガイド」、Day3に「よくある躓きポイントと解決策」、Day7に「活用度チェックと次のステップ提案」を自動送信します。顧客が「使い方がわからない」「サポートに問い合わせたい」と感じる前に、先回りしてサポートを届けることでチャーン率を低減できます
  • 【先回り③】離脱前:エンゲージメント低下シグナルで先手を打つ:「90日間メールを開封していない」「ログインが30日以上ない」などのシグナルをトリガーに、リエンゲージメントキャンペーンを自動起動します。「特別オファー」や「最新アップデート情報」を届けることで、顧客が「解約を考えている」状態になる前に関係の再活性化を図ります。問題が顕在化する前に動くことが、解約防止における「先回り」です

ActiveCampaignとMailchimp・HubSpot・Klaviyoの比較

比較軸ActiveCampaignMailchimpHubSpotKlaviyo
最安プラン$15/月〜(年払い)無料〜$13/月〜無料〜$20/月〜$30/月〜(メール)
オートメーション非常に高度(条件分岐・スコアリング)標準的充実(Proプラン以上)EC特化で強力
CRM機能内蔵(Plus以上)基本的業界最高水準なし(連携対応)
サイトトラッキング標準搭載限定的充実EC行動に特化
向いている用途BtoB・SaaS・サービス業のリードナーチャリングシンプルなメルマガ・小規模インバウンドMKT・MA一体型EC・D2Cのメール自動化

よくある質問(FAQ)

Q. ActiveCampaignは日本語に対応していますか?

管理画面のUIは英語のみです(2025年時点)。ただし、送信するメールのコンテンツは日本語を問題なく使用できます。公式ヘルプドキュメントは英語ですが、日本語の解説記事や入門書が複数公開されています。日本語サポートは提供されていませんが、英語でのチャット・メールサポートに対応しています。

Q. 無料で使えますか?

無料プランは提供されていませんが、全プランで14日間の無料トライアルが提供されています(クレジットカード不要)。トライアル期間中はStarterからPro相当の機能を試すことができます。より手軽にスモールスタートしたい場合は、Starterプランから始めてコンタクト数・機能の必要に応じてアップグレードする方法が一般的です。

Q. MailchimpからActiveCampaignに乗り換える価値はありますか?

Mailchimpで「ステップメールの条件分岐が複雑にできない」「行動トリガーの自動化が物足りない」「リードスコアリングを導入したい」という課題を感じている場合、乗り換えを検討する価値があります。Mailchimpはシンプルさに強みがあり、単純なメルマガ配信・基本的な自動化であれば十分機能します。BtoBのリードナーチャリング、複雑な購買ジャーニーに対応した自動化シナリオが必要なフェーズになったタイミングがActiveCampaignへの移行を検討するサインです。

マーケティングオートメーション導入・メール自動化を相談したい方へ

RenueはActiveCampaign・HubSpot・Mailchimpを活用したマーケティングオートメーション設計・リードナーチャリング構築・メールシナリオ設計・CRM統合の支援実績があります。「MA導入を検討しているが何から始めればいいかわからない」「既存のメール配信をもっと自動化・高度化したい」という方は、まずお気軽にご相談ください。

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