ARTICLE

無料CADソフト比較 2026年版|2D/3D別おすすめ7選・Jw_cad/FreeCAD/Fusion 360の機能と選び方

2026/8/29 (更新: 2026/9/16)

SHARE

無料CADソフト比較 2026年版|2D/3D別おすすめ7選・Jw_cad/FreeCAD/Fusion 360の機能と選び方を徹底解説【2026年版】

無料

無料CADソフト比較 2026年版|2D/3D別おすすめ7選・Jw_cad/FreeCAD/Fusion 360の機能と選び方

ARTICLE株式会社renue
renue

株式会社renue

2026/8/29 公開2026/9/16 更新

図面AI

図面の読み取りから積算まで、AIで自動化できます

PDF/TIF/紙図面をAIが構造化し、見積の自動生成やCADコード生成による3Dモデル作成まで対応します。renueの図面AIが何をどこまでできるかをご覧ください。

無料CADソフトを選ぶ前に:2Dと3Dの違い

CADソフトは大きく「2D CAD」と「3D CAD」に分かれます。目的によって選ぶべきソフトが異なります。

分類用途代表的な無料ソフト
2D CAD平面図・施工図・配置図・部品図の作成Jw_cad、LibreCAD、RootPro CAD Free
3D CAD3Dモデリング・アセンブリ・レンダリングFreeCAD、Fusion 360(条件付き個人無料)、Blender(3D CG制作ソフト)
2D作図・3D対応範囲に注意3D表示と3Dソリッド作成を区別して選ぶnanoCAD Freeは非商用向けの2D作図・3D表示に対応し、3Dソリッド作成は対象外。DraftSightは有料で、3Dにも対応するPremiumに30日間の無料体験がある。

無料2D CADソフト比較

1. Jw_cad

項目内容
対応OSWindows
ライセンス完全無料(商用利用を含むソフトの使用は自由。公式使用条件では複写・使用は誰でも自由、対価の支払不要と明記)
対応ファイルJWW、DXF
特徴日本製。建築図面の作成に使える2D CAD。クロックメニューによる操作に対応
強み天空率・日影計算等の建築機能(公式変更履歴)。日本語教材やユーザーコミュニティを活用できる
弱みDWG非対応(DXF経由で変換が必要)。Windows限定。UIがやや古い
おすすめユーザー建築・土木・設備設計の初学者。コストゼロで始めたい方

2. LibreCAD

項目内容
対応OSWindows / Mac / Linux
ライセンスオープンソース(GPLv2)。完全無料(対応OS・ライセンスの公式案内)
対応ファイルDXF(読み書き)、DWG(部分的な読み込み対応。公式機能案内)
特徴2D作図に対応。Macユーザーも利用できる無料CAD
強みマルチプラットフォーム。コマンド入力・スナップ・レイヤー等の作図機能
弱みDWG対応には制限がある。必要な作図機能や日本語教材を事前に確認
おすすめユーザーMac/Linuxユーザー。シンプルな2D作図で十分な方

3. RootPro CAD Free

項目内容
対応OSWindows
ライセンス無料版あり(有料版も提供)
対応ファイルDWG、DXF、JWW、SXFの読み込み。各形式への出力・製品のPDF変換機能はProfessional版(公式機能比較)
特徴日本製。DWG/DXF/JWW形式の読み込みに対応。使用する図面で変換結果を確認
強み基本的な作図・印刷機能を搭載。AutoCAD形式の読み込みに対応するが、作図部品編集等には制限あり
弱み無料版はSXF・DWG・DXF・JWWへの出力と製品のPDF変換機能が対象外。マクロ・API等もProfessional版のみ
おすすめユーザーDWGファイルを読み込んで作図・印刷したい方。DWG形式での保存が必要な場合は有料版の機能を確認

4. nanoCAD Free

項目内容
対応OSWindows
ライセンスv5は非商用用途のみ無料。登録・毎年のライセンス更新が必要(公式案内)
対応ファイルDWG(ネイティブ)、DXF。DWGは2013形式までで、2018形式は非対応(公式FAQ)
特徴AutoCAD互換のDWGネイティブCAD。無料版でも基本的な2D作図が可能
強みDWGをネイティブに扱える数少ない無料ソフト
弱み公式配布のv5は英語版。日本語での操作や情報収集が必要な方は、教材・サポートの対応を確認
おすすめユーザー旧版DWGを非商用用途で扱う方。AutoCADに近い操作を求める方

無料3D CADソフト比較

5. FreeCAD

項目内容
対応OSWindows / Mac / Linux
ライセンスオープンソース(LGPL)。完全無料で商用利用も可能(公式案内)
対応ファイルSTEP、IGES、STL、OBJ、DXF、SVG
特徴パラメトリックモデリング対応の本格3D CAD。Python拡張が可能(形式・FEM等は公式機能一覧参照。統合Assemblyワークベンチは1.0以降)
強み商用利用含め完全無料。FEM解析(構造解析)機能も内蔵。カスタマイズ性が高い
弱み操作に習熟が必要。大規模アセンブリは、モデルの複雑さやPC環境に応じて性能を確認
おすすめユーザー商用利用で完全無料の3D CADが必要な方。Python scripting活用者

6. Fusion 360(個人利用無料)

項目内容
対応OSWindows / Mac
ライセンス自宅での個人・非商用利用かつ年間収益1,000米ドル未満等の資格条件を満たす場合は無料(3年間。終了後は再申請)。商用は有料。公式ストアの通常価格は税込年116,600円(2026年9月16日確認。割引・価格変更あり)
対応ファイルSTEP、IGES、STL、OBJ、DWG、DXF、3MF等。個人無料版はSTEP/STL/OBJ/3MFの出力に対応するが、IGES出力・DWGは対象外。DXF出力はスケッチからのみ(公式対応形式)
特徴Autodesk製。クラウドベースのCAD+CAM+CAE統合製品。個人無料版ではCAE等に制限あり
強み設計から加工までを扱うUI。個人無料版はローカルレンダリング・限定的なCAMに対応。アニメーションや構造解析等のシミュレーションは対象外(公式比較表、個人利用版の機能説明)
弱み商用利用は有料。クラウド依存でオフライン作業に制限あり。無料版は機能制限あり
おすすめユーザー個人の非商用ものづくり・趣味の3Dモデリング。学生・教育機関は別途教育向けライセンスの資格を確認

7. Blender(3Dモデリング)

項目内容
対応OSWindows / Mac / Linux
ライセンスオープンソース(配布バイナリはGPLv3以降)。完全無料・商用利用可(公式ライセンス)
対応ファイルOBJ、STL、FBX、glTF、PLY(公式対応形式)
特徴3Dモデリング・アニメーション・レンダリングの統合ソフト
強みCG・アニメーション制作の機能を備える。複数の3D形式を扱える
弱み機械製図専用のCADではない。寸法管理・公差指定が必要な用途では専用CADとの違いを確認
おすすめユーザー3Dプリント用モデル作成、CG・ビジュアル制作が目的の方

目的別おすすめ早見表

目的おすすめソフト理由
建築図面を描きたいJw_cad天空率・日影計算等の建築機能。日本語教材を活用できる
MacでCADを使いたいLibreCAD(2D)/ FreeCAD(3D)マルチプラットフォーム対応の無料ソフト
DWGファイルを扱いたいRootPro CAD Free / nanoCAD FreeRootPro CAD FreeはDWG読み込み。nanoCAD Freeは旧版DWGの読み書きに対応(非商用限定)
機械部品の3Dモデルを作りたいFreeCAD(商用可)/ Fusion 360(条件付き個人・非商用)パラメトリックモデリング対応
3Dプリント用データを作りたいFusion 360(無料版は条件付き個人・非商用)/ BlenderSTL出力・メッシュ編集に強い
AutoCADの代替が欲しいnanoCAD Free(非商用)/ DraftSight(有料・30日無料体験)DWGの操作に対応。nanoCAD Freeは旧版形式の制限、DraftSightは契約条件を確認

無料CADの限界と有料版への移行タイミング

無料CADソフトで十分対応できる場面は多いですが、以下のケースでは有料版への移行を検討しましょう。

  • 大規模アセンブリ:部品数だけでなく、形状の複雑さやPC性能で処理速度が変わる。実際のモデルで性能を確認し、不足する場合に検討
  • DWGの高度な互換性:カスタムオブジェクトやダイナミックブロックの完全再現
  • 業務効率の限界:マクロ・自動化・API連携が不可欠で、使用中の無料版が必要な連携に対応しない段階。FreeCAD等は無料でも拡張可能
  • サポートの必要性:業務停止リスクを回避するための公式サポート
  • 商用利用の制限:Fusion 360の個人無料版・nanoCAD Freeは非商用向け。すべての無料CADに同じ制限があるわけではない

CADデータとAI:図面の次のステップ

CADソフトで作成した図面データは、AI技術と連携することでさらなる活用が可能です。以下は活用を検討する項目であり、対応形式や精度は対象データと採用システムで確認します。

  • AI-OCRによる紙図面のCAD化:スキャンした紙図面から文字や寸法を読み取る。DXF/DWG化には線・円などの形状をベクトル化し、寸法や幾何形状を検証する工程も必要
  • 類似図面検索:過去のCADデータから形状が類似する図面をAIが自動検索
  • 見積もり自動化:CADデータに材質・設備・加工条件等を組み合わせ、加工工程・コストの見積もりを支援

renueの図面AIは、図面の読み取り・解析・活用に対応しています。CADデータを含む多様な形式への対応もご相談可能ですので、お気軽にご相談ください。

まとめ

  • 2D CADならJw_cad(建築)、RootPro CAD Free(DWG読み込み)が候補
  • 3D CADならFreeCAD(完全無料・商用可)、Fusion 360(条件付き個人無料・機能制限あり)
  • MacユーザーはLibreCAD(2D)・FreeCAD(3D)の選択肢
  • DWGファイルを頻繁に扱うならnanoCAD Freeが旧版DWGを扱う非商用用途で候補
  • 無料CADの限界を感じたら、大規模アセンブリ・商用利用・サポートの観点で有料版移行を検討

あわせて読みたい

AI活用のご相談はrenueへ

renueは、図面読み取り・類似図面検索・CAD自動化(Drawing Agent)・積算自動化に対応する図面AIサービスを提供しています。

→ renueの図面AIサービス詳細を見る

SHARE

FAQ

よくある質問

2D CADではJw_cad(建築図面向け・完全無料)やLibreCAD(オープンソース)が候補です。DWG互換のDraftSightは有料で、無料提供は30日間の試用です(https://www.draftsight.com/how-to-buy)。3DではFreeCAD(オープンソース)、Fusion 360(資格条件を満たす個人・非商用用途は無料。教育向けは別ライセンス)が候補です(https://www.autodesk.com/products/fusion-360/personal)。SketchUp FreeはWebベースで、非商用用途に限定されます(https://help.sketchup.com/en/admin/sketchup-free)。

Jw_cadは日本発の完全無料2D CADで、建築図面の作成に利用できます。DXFファイルの読み書きに対応し、建築図面の作成に必要な機能を備えています。操作が独特なため慣れが必要ですが、コストゼロで始められるのがメリットです。出典:公式使用条件 https://www.jwcad.net/copyright.htm 、公式変更履歴 https://www.jwcad.net/versioninfo.htm

Fusion 360の個人向け無料ライセンスでは、資格条件を満たす非商用用途で3Dモデリング、アセンブリ、限定的なCAMと工具経路シミュレーション、単一シート・印刷のみの2D図面を利用できます。構造解析等のシミュレーションは含まれません(https://www.autodesk.com/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/Fusion-360-Free-License-Changes.html)。商用利用には有料契約が必要です。ジェネレーティブデザインや5軸CAM等は、有料契約に加えて必要な拡張機能の契約条件も確認してください(https://www.autodesk.com/products/fusion-360/personal/compare)。

建築の平面図・配置図など2D図面中心の作業にはJw_cadやDraftSight(有料・30日無料体験)、機械部品の立体設計や組立検証にはFusion 360やFreeCAD、インテリアや建物の簡易モデリングにはSketchUpが適しています。目的と業務内容に応じて選択します。Fusionの個人無料版とSketchUp Freeは非商用向けのため、業務用途では対応する契約を確認します(https://www.autodesk.com/products/fusion-360/personal 、https://help.sketchup.com/en/admin/sketchup-free)。

製品によっては、高度なシミュレーション・CAM等の機能、公式サポート、商用利用の条件に制約があります。例えばFusionの個人無料版には機能・用途の制限があります(https://www.autodesk.com/products/fusion-360/personal)。一方、FreeCADのように無料で商用利用や拡張に対応する製品もあります(https://www.freecad.org/)。大規模アセンブリの性能はモデルやPC環境で確認し、必要な機能・利用条件・サポートを満たせなくなった場合に、有料CADへの移行を検討します。

FreeCADはオープンソースの3D CADソフトで、パラメトリックモデリングに対応しています。WindowsやMac、Linuxで動作し、完全無料で商用利用も可能です。機械設計、建築設計、FEM解析のワークベンチが用意されています。操作への習熟や必要なデータ互換性を確認して導入するとよいでしょう。出典:公式機能一覧 https://www.freecad.org/features.php

図面AI

図面の読み取りから積算まで、AIで自動化できます

PDF/TIF/紙図面をAIが構造化し、見積の自動生成やCADコード生成による3Dモデル作成まで対応します。renueの図面AIが何をどこまでできるかをご覧ください。

関連記事

AI導入・DXの悩みをプロに相談してみませんか?

AIやDXに関する悩みがありましたら、お気軽にrenueの無料相談をご利用ください。renueのAI支援実績、コンサルティングの方針や進め方をご紹介します。

無料資料をダウンロード