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建設会社の営業部門の業務内容|入札対応から技術提案書作成まで徹底解説
建設会社の営業部門は、工事案件を「受注する」部門です。公共工事の入札情報の収集から入札書類の作成、民間発注者への土地活用提案、技術提案書の作成まで、受注獲得の全プロセスを担います。建設業の営業は、自社の施工実績・技術力を理解した上で発注者のニーズに合致した提案を行う「技術営業」の側面が強く、設計・積算・施工管理部門との密接な連携が不可欠です。
本記事では、建設会社営業部門の主要業務(情報収集・案件発掘、入札対応、民間営業・提案活動、技術提案書作成、受注後の管理)を具体的に解説します。
営業部門の主要業務
業務1:情報収集・案件発掘
業務の詳細
- 公共工事の入札情報収集:官公庁の入札公告、電子入札システム(JACIC等)の監視、発注予定の調査
- 民間案件の情報収集:不動産デベロッパー、企業の設備投資計画、土地売買情報の収集
- 発注者との関係構築:定期訪問による情報交換、発注者の課題・ニーズのヒアリング
- 競合動向の把握:競合他社の受注状況、技術力、価格水準の調査
- 参加資格の管理:経営事項審査(経審)の結果管理、入札参加資格の申請・更新
この業務で人間にしかできないこと
- 発注者との信頼関係構築(「この会社に任せたい」と思わせる長期的な関係は人間にしかできない)
- 案件の受注可能性判断(「この案件は自社の強みが活かせるか」の戦略的判断)
業務2:入札対応
業務の詳細
- 入札参加の可否判断:入札条件(施工実績、技術者要件、地域要件等)を精査し、参加可否を判断
- 入札書類の作成:入札書、工事費内訳書、配置予定技術者の経歴書等の書類作成(出典:入札徹底ガイド "建設業の営業職")
- 入札金額の決定:積算部門が算出した原価に利益・リスクを加算し、最終的な入札金額を経営層と決定
- 総合評価落札方式への対応:価格だけでなく技術力を評価する総合評価方式の場合、技術提案の作成と価格のバランスを検討
- 電子入札の実行:電子入札システムでの入札手続きの実行
この業務で人間にしかできないこと
- 入札金額の戦略的決定(競合状況、受注目標、リスクを総合した経営判断)
- 入札条件の「行間を読む」力(発注者の真のニーズを入札図書から読み取る経験)
業務3:民間営業・提案活動
業務の詳細
- 土地活用提案:土地を所有する企業・個人に対し、マンション・オフィス・商業施設等の建築計画を提案(出典:クラフトバンク "建設業の営業職")
- 企業の設備投資への提案:工場建設、倉庫建設、オフィスリニューアル等の設備投資案件への提案
- 設計施工一貫の提案:設計から施工まで一括で請け負うデザインビルド案件の企画・提案
- コンペ・プロポーザルへの参加:設計競技(コンペ)や技術提案型プロポーザルへの参加・提出
この業務で人間にしかできないこと
- 発注者の潜在ニーズの発見(「まだ建築を考えていない」段階からニーズを掘り起こす営業力)
- 提案のプレゼンテーション(発注者の心に響くプレゼンテーションは人間の表現力)
業務4:技術提案書の作成
業務の詳細
- 施工計画の概要作成:工事の施工方法、仮設計画、工程計画の概要をまとめた技術提案
- 過去実績の整理:類似工事の施工実績を実績調書として整理(写真、工事概要、技術的特長)
- 配置技術者の経歴書:現場に配置する技術者の資格・経験をまとめた経歴書の作成
- 安全対策・品質管理計画:現場の安全対策、品質管理方針を技術提案として文書化
- 地域貢献の提案:地元業者の活用、災害時協力等の地域貢献策の提案
この業務で人間にしかできないこと
- 発注者の評価ポイントに合わせた提案の構成(「この発注者は何を重視するか」の見極め)
- 自社の強みを活かした差別化提案(競合との違いを際立たせる提案の発想力)
業務5:受注後の管理
業務の詳細
- 契約締結:工事請負契約書の作成、契約条件の交渉・確認
- 施工部門への引継ぎ:受注内容、発注者の要望、特記事項を施工管理部門に引き継ぎ
- 追加工事の交渉:施工中に発生する設計変更・追加工事の金額交渉
- 発注者との継続的な関係維持:施工中の定期報告、竣工後のアフターフォロー
AI化の可能性と限界
AIで効率化できる業務
- 入札情報の自動収集・フィルタリング:AIが入札公告を自動巡回し、自社に適合する案件を自動抽出
- 技術提案書のドラフト生成:過去の実績データと要求仕様からLLMが提案書のドラフトを自動生成
- 実績調書の自動作成:過去の工事データベースから類似実績を自動検索・整理
- 競合分析の自動化:競合他社の受注情報・技術動向をAIが自動収集・分析
- 入札結果の傾向分析:過去の入札結果データからAIが落札傾向を分析し、入札戦略を提案
人間にしかできない業務
- 発注者との信頼関係構築:長期的な関係は対面の対話でしか築けない
- 入札金額の最終決定:競合状況・リスク・経営方針を総合した経営判断
- 潜在ニーズの掘り起こし:「まだ計画がない」段階からの提案営業
- プレゼンテーション:発注者の心に響く提案は人間の表現力
- 追加工事の金額交渉:発注者との対面交渉は人間のコミュニケーション力
まとめ
建設会社の営業部門は、情報収集・案件発掘、入札対応、民間営業、技術提案書作成、受注後管理の5つの業務で構成されています。AIは入札情報の自動収集や技術提案書のドラフト生成、実績調書の自動作成で効率化に貢献しますが、発注者との信頼関係構築、入札金額の戦略的決定、潜在ニーズの掘り起こし、プレゼンテーションは完全に人間の営業力と判断力の領域です。
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