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建設会社の設計部門の業務内容|意匠設計・構造設計・BIMモデリングまで徹底解説

2026/9/16 (更新: 2026/9/10)

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建設会社の設計部門の業務内容|意匠設計・構造設計・BIMモデリングまで徹底解説を解説【2026年版】

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建設会社の設計部門の業務内容|意匠設計・構造設計・BIMモデリングまで徹底解説

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2026/9/16 公開2026/9/10 更新

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建設会社の設計部門の業務内容|意匠設計・構造設計・BIMモデリングまで徹底解説

建設会社の設計部門は、建築物の「かたち」と「性能」を決定する部門です。意匠設計(外観・空間デザイン)、構造設計(安全性・耐震性)、設備設計(空調・電気・給排水)の3分野に分かれ、施主の要望を建築として実現する全プロセスを担います。近年はBIM(Building Information Modeling)の普及により、3Dモデル上で設計情報を統合管理する手法が標準化しつつあります。

本記事では、設計部門の主要業務(基本設計、実施設計・BIMモデリング、構造計算、建築確認申請、設計監理)を具体的に解説します。

設計部門の主要業務

業務1:基本設計

業務の詳細

  • 施主ヒアリング:建築物の用途、規模、予算、デザインの方向性、機能要件を施主からヒアリング
  • 敷地調査:敷地の形状、法的規制(用途地域、容積率、建ぺい率、高さ制限等)、周辺環境の調査
  • 基本設計図の作成:平面図、立面図、断面図等の基本設計図面の作成。建築物の配置、動線、空間構成を確定
  • 概算工事費の算出:基本設計に基づく概算の工事費を算出し、施主の予算との整合を確認
  • 設計コンセプトのプレゼンテーション:パース(完成予想図)、模型、3Dモデルを用いた施主へのプレゼンテーション

この業務で人間にしかできないこと

  • 施主の漠然とした要望を建築に翻訳する力(「明るく開放的な空間にしたい」を具体的な設計に落とし込む創造力)
  • 敷地の特性を活かした設計(周辺環境との調和、眺望、日照を考慮した配置判断)
  • コストと品質のトレードオフ判断(限られた予算で最大の価値を生む設計判断)

業務2:実施設計・BIMモデリング

業務の詳細

  • 実施設計図の作成:施工に必要な詳細図面(矩計図、詳細図、展開図、建具表等)の作成(出典:建設転職ナビ "意匠設計とは"
  • BIMモデルの構築:Revit、ArchiCAD等のBIMソフトで3Dモデルを構築。建築・構造・設備の統合モデルを作成
  • 干渉チェック:BIM上で構造部材と設備配管の干渉(ぶつかり)がないかを3Dで検証
  • 仕様書の作成:使用材料、仕上げ、施工方法等を記載した仕様書の作成
  • 意匠・構造・設備の統合調整:3分野の設計内容を整合させる調整(意匠の要望と構造の制約、設備スペースの確保のバランス)

この業務で人間にしかできないこと

  • 意匠・構造・設備の統合調整(3分野の制約条件を同時に満たす解を見つける総合判断)
  • ディテールのデザイン判断(「ここの納まりはこうした方が美しい」という審美的判断)

業務3:構造計算

業務の詳細

  • 構造計算書の作成:建築基準法に基づく荷重計算、応力計算、部材断面の決定(出典:建設転職ナビ "構造設計とは"
  • 耐震設計:地震力に対する建築物の安全性を計算。耐震等級の設定
  • 基礎設計:地盤調査結果に基づく基礎構造(杭基礎、直接基礎等)の設計
  • 構造解析:構造解析ソフト(SS7、MIDAS等)を用いた応力解析、変形解析
  • 構造図の作成:配筋図、伏図、軸組図等の構造図面の作成

この業務で人間にしかできないこと

  • 構造システムの選定判断(RC造、S造、SRC造等の構造形式の選定は経験と総合判断が必要)
  • 解析結果の妥当性判断(「この計算結果は工学的に妥当か」の検証は専門家の目が必要)

業務4:建築確認申請

業務の詳細

  • 確認申請書類の作成:建築基準法に基づく確認申請書、設計図書、構造計算書の作成
  • 法規チェック:用途地域、容積率、建ぺい率、斜線制限、防火規制、避難規定等への適合確認
  • 審査機関との折衝:確認審査機関(指定確認検査機関)からの質疑への対応
  • 構造計算適合性判定:一定規模以上の建築物に必要な構造計算適合性判定への対応
  • 各種届出:消防届出、開発許可申請、景観条例の届出等の関連手続き

この業務で人間にしかできないこと

  • 法規の解釈判断(複数の法規が絡む場合の総合的な適法性判断)
  • 審査機関との折衝(質疑への適切な回答と設計意図の説明)

業務5:設計監理

業務の詳細

  • 施工図のチェック:施工会社が作成した施工図が設計図と整合しているかの確認
  • 現場確認:施工中の現場を定期的に訪問し、設計意図どおりに施工されているかを確認
  • 材料・色彩の承認:使用する材料のサンプル確認、色彩の最終承認
  • 設計変更の判断:施工中に発生する設計変更の要否・内容の判断
  • 完了検査の立会い:建築確認検査機関による完了検査への立会い

この業務で人間にしかできないこと

  • 現場での施工品質の判断(「この仕上がりは許容範囲か」の現場感覚)
  • 設計変更の判断(コスト・工期・品質への影響を考慮した即時判断)

AI化の可能性と限界

AIで効率化できる業務

  • BIM×AIによるフロアプラン自動生成:条件(面積、用途、動線)を入力するとAIが複数のレイアウト案を自動生成
  • 法規チェックの自動化:BIMデータと法令データベースを照合し、法規への適合性を自動チェック
  • 干渉チェックの自動化:BIMモデル上の構造・設備の干渉をAIが自動検出
  • 構造解析の高速化:AIが最適な構造形式・部材断面を自動提案
  • 確認申請書類のドラフト生成:BIMデータからLLMが申請書類のドラフトを自動生成

人間にしかできない業務

  • 建築デザインの創造:施主の要望を建築空間として具現化する創造力
  • 意匠・構造・設備の統合判断:3分野の制約を同時に満たす解を見つける総合力
  • 構造システムの選定:安全性・経済性・施工性を総合した構造形式の判断
  • 審査機関との折衝:法規解釈の協議と設計意図の説明
  • 現場での設計監理:施工品質の確認と設計変更の即時判断

まとめ

建設会社の設計部門は、基本設計、実施設計・BIMモデリング、構造計算、建築確認申請、設計監理の5つの業務で構成されています。AIはBIMと連携したフロアプラン自動生成や法規チェック、干渉チェックで効率化に貢献しますが、建築デザインの創造、意匠・構造・設備の統合判断、審査機関との折衝、現場での設計監理は完全に人間の創造性と専門的判断力の領域です。

設計観点の整理:建設設計AI導入で陥りやすい3大落とし穴

建設会社の設計部門のAI活用は、2026年時点で生成設計・パラメトリック設計・BIM連携・構造計算連携・建築確認BIM審査の5領域で急速に標準化が進んでいます。Autodesk Forma(旧Spacemaker)・TestFit・Hypar・Finch 3D・Archicad AI Visualizer(Stable Diffusion連携)・Revit 2026等が主要プレイヤーです。しかし、「生成設計AIで案出しを自動化したが、建築基準法・建築士法・確認申請と整合不足」「海外ベンダーBIM AIで日本のBCJ評定・大臣認定との整合でミスマッチ」「中国建築設計プロジェクトで越境データ規制と国産BIMポリシーに抵触」などの失敗事例があります。ここでは、Autodesk Forma・Revit 2026・Archicad・TestFit・Hypar・国交省建築確認BIM審査ガイドライン・広聯達AecGPT・万翼科技などの動向を踏まえ、3大落とし穴を整理します。

落とし穴1:Autodesk Forma/TestFit/Hypar×建築基準法×建築士法×確認申請BIM審査

日本の建築設計AIは国交省「建築確認におけるBIM図面審査ガイドライン(素案)」公表(2025年以降)、入出力基準(素案)・設計者チェックリスト(素案)の段階整備が進んでおり、2026年春からBIM図面審査の本格運用が段階展開中です。Revit 2026は2025年4月リリースでGPU最適化・Autodesk Docs差分同期強化を業界公開水準で実装しています。Archicad AI Visualizer(Stable Diffusionベース)は3Dビュー×テキストプロンプトから建物イメージ自動生成を提供しています。

AI活用の落とし穴は、①建築基準法第6条の建築確認・第20条の構造耐力・第21条以降の防火規制・集団規定(用途地域・建蔽率・容積率・高さ制限・日影規制)と生成AI出力の整合、②建築士法第3条の建築士独占業務(設計・工事監理)と生成AI提案のresponsibility境界、③建築物省エネ法とAIエネルギー分析、④関連法改正の最新動向の反映・大臣認定・NETISなど独自制度対応、⑤建築士賠償責任保険(JIA/UIA等)とAI支援設計ミス時の責任分界の5点です。対策として、①生成AI案は建築士が必ず法適合チェック、②AI提案を建築士独占業務に抵触しない「検討材料」位置付けで運用、③省エネ適合性判定用途にAI出力を活用しつつ最終証明は建築士、④BCJ評定要件はAI事前チェックに組み込み、⑤設計AI契約には責任分界条項を明示の5層運用が必要です。

落とし穴2:Revit 2026/Archicad/Autodesk Forma×グローバル建築規格×EU AI Act

グローバル建築設計AIの主役は、Autodesk Forma(AIマッシング・環境分析・BIM統合)、TestFit(短時間で多数の建築配置案生成・Revit連携)、Hypar(クラウドベース計算設計プラットフォーム・初期設計フェーズの多案生成・Revit統合)、Finch 3D(Revitプラグイン)、Dynamo(Revit内蔵)、illustrarchやPAACADEMY等で紹介されている専門ツール群です。illustrarch・PAACADEMY等の業界メディア(2026年公開)では建築専門家のAIツール導入状況とAI使用の初期設計フェーズ集中傾向が報告されています。

日系建設業者がグローバル建築AIを導入する際の落とし穴は、①各国建築規格(米国IBC・英国Building Regulations・EU Eurocodes・中国GB基準)とAIテンプレートの差異、②EU AI Act 2026年8月2日高リスクAI規制(重要インフラ分野)の適合、③ISO 19650(BIM情報管理国際規格)・buildingSMART IFC規格・日本独自のCIM/BIM標準の整合、④著作権法・意匠法のAI生成建築デザインの権利帰属、⑤建築家資格の国際相互承認(APEC Architect・ASEAN Architect)とAI支援設計の境界の5点です。対策として、①各国建築規格はRAGレイヤー別構築、②EU AI Act適合性評価書を海外プロジェクトで保持、③ISO 19650準拠のBIM情報管理と日本CIM/BIM標準の翻訳レイヤー整備、④AI生成デザインの著作権・意匠権は契約書で帰属明示、⑤国際建築家連携プロジェクトはAI出力と人間設計の寄与度を記録の5層運用が必要です。

落とし穴3:中国建築設計×広聯達AecGPT/万翼科技×国産化BIM×越境データ規制

中国では広聯達が建築業界AI大模型「AecGPT」を公表し、複数専門領域をカバーすることが業界メディア(広聯達公式・数字建築大会2024)で報告されています。万翼科技は智能BIM設計プラットフォームで設計効率向上を業界メディアで報告しています。中国は広聯達の「行業大模型+企業小模型」体系(行業大模型で消防規範・構造計算等の通用規則・企業小模型で自社データ訓練)で国産化BIM×AIを展開、浙江工業大学工程設計集団は風環境・節能・幕墻最適化でAI活用を業界公開水準で報告しています。

日系建設業者の中国建築設計AI活用の落とし穴は、①個人情報保護法(PIPL 2021年11月施行)・データセキュリティ法(2021年9月施行)・データ越境規制による建物設計データ・クライアント情報の越境移転制約、②網信弁「生成式人工智能服务管理暂行办法」(2023年8月15日施行)による中国産建築AIベンダーの大模型備案要件、③建築法(2019年4月改正)・城郷計画法・住建部「数字建造」施策・国産化BIMポリシーとの整合、④反外国制裁法・外商投資安全審査による建築AI導入時の審査要件、⑤国家機密法(2024年5月改正)の重要基盤施設設計情報該当性判定の5点です。対策として、①中国建築設計AIは現地完結型(広聯達・万翼科技等)で中国国内データセンター完結、②日本本社への共有は匿名化・集約化レポート、③大模型備案番号をベンダー契約時に確認、④国産化BIMポリシー対応を初期設計段階で整理、⑤重要基盤施設の設計は国家機密該当性判定をCheckpoint化の5層運用が必要です。

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FAQ

よくある質問

基本設計(施主ヒアリング・設計コンセプト)、実施設計・BIMモデリング、構造計算、建築確認申請、設計監理の5つが主要業務です。意匠・構造・設備の3分野に分かれます。

Building Information Modelingの略で、建築物の3Dモデルに設計・施工・管理に必要な情報を統合管理する手法です。意匠・構造・設備の干渉チェックや法規チェックの自動化に活用されています。

BIM×AIによるフロアプラン自動生成、法規チェックの自動化、干渉チェック、構造解析の高速化などがAIで効率化できます。建築デザインの創造や審査機関との折衝は人間にしかできません。

主に、意匠設計(プランニング・ファサード・内装)、構造設計(RC/S/SRC・耐震/免震)、設備設計(電気・空調・衛生・通信)、BIMモデリングと干渉チェック、法規チェック(建築基準法・告示)、構造計算・適合性判定、建築確認申請、設計監理(現場確認・是正指示)、3D・パースワーク、ESG・ZEB対応、AIによる支援を活用した設計案探索・チェック、AgentOps、ChatOps、データガバナンス、外部AIパートナー連携、社員教育、KPIモニタリング、などです。

主に、BIMマネージャー制度とロールマトリクス、AIによる支援を活用したフロアプラン生成・法規チェック・干渉チェック、SRE/プラットフォームエンジニアリングとの連携(CDE・GPU基盤・MLOps)、AIエージェントによる積算・申請ドラフト、AgentOps、ChatOpsによる現場連絡、データガバナンス(設計データ・知財・契約データ)、外部AIパートナー(CADベンダー・施工管理ベンダー)との連携、社員教育(建築士・施工管理・AIリテラシー)、確認申請・適合性判定対応、KPIモニタリング(設計リードタイム・差し戻し件数・QCD)、PDCAサイクル、です。建設設計部門は単なる作図部門ではなく、設計品質と顧客価値を支える組織能力として、長期的な競争力の本質的な要素となります。

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