株式会社renue
AI導入・DXの悩みをプロに相談してみませんか?
AIやDXに関する悩みがありましたら、お気軽にrenueの無料相談をご利用ください。 renueのAI支援実績、コンサルティングの方針や進め方をご紹介します。
パソコンが重い原因を診断する方法
パソコンが重い時、闇雲に対処するのではなく、まずタスクマネージャーで原因を特定しましょう。
タスクマネージャーの開き方
Ctrl + Shift + Esc を押すと、タスクマネージャーが直接開きます。
チェックすべき4つの指標
タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブで以下を確認します。
| 指標 | 正常値の目安 | 問題がある状態 | 原因の可能性 |
|---|---|---|---|
| CPU使用率 | 30%以下 | 常時80%以上 | 重いアプリの起動、ウイルス |
| メモリ使用率 | 60%以下 | 常時90%以上 | メモリ不足、アプリの開きすぎ |
| ディスク使用率 | 10%以下 | 常時100% | Windows Update、HDDの劣化 |
| GPU使用率 | 用途による | 常時90%以上 | 動画編集、ゲーム、マイニングウイルス |
「プロセス」タブに切り替えると、CPU・メモリ・ディスクを大量に消費しているアプリが一目でわかります。原因のアプリを特定し、不要であれば右クリック→「タスクの終了」で停止しましょう。
今すぐできる対処法7選(ソフトウェア編)
対処1:パソコンを再起動する
最もシンプルで効果的な対処法です。再起動するとメモリがリセットされ、一時ファイルやバックグラウンドプロセスがクリアされます。「シャットダウン」ではなく「再起動」を選びましょう。Windows 10/11では、シャットダウンは「高速スタートアップ」が有効で完全にリセットされない場合があります。
対処2:不要なスタートアップアプリを無効化する
PC起動時に自動で立ち上がるアプリが多いと、起動が遅くなります。
- タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
- 「スタートアップ」タブを選択
- 「スタートアップへの影響」が「高」のアプリを確認
- 不要なアプリを右クリック →「無効化」
セキュリティソフトやクラウドストレージ(OneDrive等)は無効化しないよう注意しましょう。
対処3:バックグラウンドアプリを停止する
- 設定 → アプリ → インストールされているアプリ
- 不要なアプリの「…」→ 詳細オプション
- 「バックグラウンドアプリのアクセス許可」を「常にオフ」に変更
対処4:ディスククリーンアップを実行する
ストレージの空き容量が少ないとPCの動作が遅くなります。空き容量は常に20%以上を維持するのが鉄則です。
- エクスプローラーでCドライブを右クリック →「プロパティ」→「ディスクのクリーンアップ」
- 「システムファイルのクリーンアップ」をクリック
- 「一時ファイル」「Windows Updateのクリーンアップ」「ごみ箱」にチェック
- 「OK」→「ファイルの削除」
対処5:不要なアプリをアンインストールする
- 設定 → アプリ → インストールされているアプリ
- 「サイズ」順や「インストール日」順に並べ替え
- 使っていないアプリを選択 →「アンインストール」
プリインストールされている不要なアプリ(ブロートウェア)も削除対象です。ただし、「Microsoft Visual C++」「.NET Framework」などのシステム系ランタイムは削除しないでください。
対処6:視覚効果を軽量化する
Windowsのアニメーション効果をオフにすると、特にスペックが低いPCで体感速度が向上します。
- スタートメニューで「パフォーマンス」と検索 →「Windowsのデザインとパフォーマンスの調整」
- 「パフォーマンスを優先する」を選択、または「カスタム」で不要な効果だけオフに
- 「OK」をクリック
対処7:Windows Updateを確認・完了させる
Windows Updateがバックグラウンドでダウンロード・インストール中だと、ディスク使用率が100%になることがあります。
- 設定 → Windows Update
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 保留中の更新があればインストールして再起動
根本的な改善策6選(ハードウェア編)
対処8:HDDをSSDに交換する
パソコンの動作が遅い最大の原因がHDD(ハードディスク)の場合、SSDへの交換が最も効果的です。起動時間が数分→数十秒に短縮されるケースも珍しくありません。
- SSDの価格は1TB で1万円前後と手頃
- クローンソフトを使えばデータをそのまま移行可能
- ノートPCでも内蔵HDDの交換に対応している機種が多い
対処9:メモリ(RAM)を増設する
タスクマネージャーでメモリ使用率が常時80%以上の場合、メモリ増設が有効です。
| 用途 | 推奨メモリ容量 |
|---|---|
| Web閲覧・事務作業 | 8GB以上 |
| 複数アプリの同時使用 | 16GB以上 |
| 動画編集・プログラミング | 32GB以上 |
現在のメモリ容量は、タスクマネージャーの「パフォーマンス」→「メモリ」で確認できます。
対処10:電源プランを「高パフォーマンス」に変更する
- コントロールパネル → 電源オプション
- 「高パフォーマンス」を選択(表示されない場合は「追加プランの表示」をクリック)
ノートPCの場合、バッテリー駆動時は「バランス」に戻すとバッテリー持ちが改善します。
対処11:ウイルス・マルウェアスキャンを実行する
PCが急に重くなった場合、ウイルスやマルウェアが原因の可能性があります。
- Windows セキュリティを開く
- 「ウイルスと脅威の防止」→「スキャンのオプション」
- 「フルスキャン」を選択して実行
対処12:ブラウザの拡張機能・タブを整理する
ChromeやEdgeで大量のタブを開いていると、メモリを大量に消費します。
- 不要なタブを閉じる(タブ1つで100〜500MBのメモリを消費することも)
- 使っていない拡張機能を削除する
- Chromeの「メモリセーバー」機能をオンにする(設定 → パフォーマンス)
対処13:PCの内部を清掃する(デスクトップPC)
PCの内部にほこりが溜まると、CPUの放熱が妨げられ、サーマルスロットリング(熱による性能低下)が発生します。エアダスターで定期的にほこりを除去しましょう。ノートPCの場合は排気口のほこりを取り除くだけでも効果があります。
やってはいけないNG対処法
NG1:レジストリクリーナーを使う
「レジストリをクリーンアップすると速くなる」という情報がありますが、効果はほぼなく、誤ってシステムに必要なレジストリを削除するリスクがあります。Microsoftもレジストリクリーナーの使用を推奨していません。
NG2:無料の高速化ソフトを安易にインストールする
「PCを高速化」を謳う無料ソフトの中には、かえってバックグラウンドで常駐してPCを重くしたり、広告を表示したりするものがあります。信頼できないソフトのインストールは避けましょう。
NG3:仮想メモリを極端に増やす
仮想メモリ(ページファイル)を増やしてもメモリ不足の根本解決にはなりません。仮想メモリはディスク上に確保されるため、実メモリの増設と比べて速度は大幅に劣ります。
パソコンが重い時のよくある質問
Q. パソコンが重くなるのを予防するには?
定期的に以下の3つを実施しましょう。(1)月1回のディスククリーンアップ (2)使わないアプリのアンインストール (3)スタートアップアプリの定期的な見直し。これだけで日常的な動作の重さを大幅に予防できます。
Q. 何年使ったら買い替え時ですか?
一般的に4〜5年が目安です。ただし、SSD搭載でメモリ16GB以上のPCであれば、5年以上使えるケースも多いです。対処法を試しても改善しない場合は、買い替えを検討しましょう。
Q. メモリとストレージの違いは?
メモリ(RAM)は作業台の広さ、ストレージ(SSD/HDD)は引き出しの大きさに例えられます。メモリが少ないと同時に作業できる量が限られ、ストレージが少ないと保存できるデータが限られます。PCが重い場合はまずメモリ使用率を確認しましょう。
まとめ
パソコンが重い時の対処法を整理します。
- まずタスクマネージャーでCPU・メモリ・ディスクの使用率を確認し、原因を特定する
- ソフトウェア対処:再起動→スタートアップ整理→ディスククリーンアップ→不要アプリ削除の順に試す
- ハードウェア対処:HDD→SSD交換が最も効果が大きい。メモリ増設も有効
- ストレージの空き容量は常に20%以上を維持する
- レジストリクリーナーや無料高速化ソフトは効果がなくリスクが高いため使わない
本記事の対処法を上から順に試すことで、ほとんどの「パソコンが重い」問題は解決できます。
