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Garoon(ガルーン)とは — 中堅・大企業向けグループウェアの定番
Garoon(ガルーン)は、サイボウズ株式会社が提供する中堅〜大規模企業向けのグループウェアです。10名から数万名規模まで対応し、公式紹介資料では、2025年3月末時点の導入実績はのべ8,100社・350万人です(出典:サイボウズ Garoon ご紹介資料、15ページ)。スケジュール管理、ワークフロー、掲示板、メッセージ、施設予約、ファイル管理など、企業の情報共有に必要な機能を網羅しています。
同じサイボウズ製品のkintone(業務アプリ構築)と連携することで、グループウェア+業務アプリのハイブリッド運用が可能になる点が競合との最大の差別化ポイントです。本記事では、Garoonの主要機能、料金プラン、初期設定の手順を初心者向けに解説します。
Garoonの主要機能
1. スケジュール管理
メンバーの予定をカレンダー形式で一覧表示。個人・チーム・組織単位で予定を共有でき、空き時間検索で会議調整が効率化されます。施設(会議室・車両等)の予約もスケジュール上で完結します。
2. ワークフロー(申請・承認)
稟議書、経費申請、休暇届などの業務プロセスに合わせたフォームと承認経路をGUIで設計できます。プログラミング不要で複雑な分岐条件も設定可能です。
3. コミュニケーション(メッセージ・スペース・掲示板)
メッセージは1対1・グループでのやり取り、スペースはプロジェクト単位の情報共有、掲示板は全社連絡に使い分けます。
4. ポータル
社内ポータルサイトをノーコードで構築でき、各部署や役職ごとに表示内容をカスタマイズできます。社内通知、重要リンク、各種ウィジェットを自由に配置可能です。
5. ファイル管理
組織単位でファイルを共有・管理。バージョン管理とアクセス権限設定に対応しています。
6. モバイル対応
iPhone・Android対応の「Garoon モバイル」で、スケジュール、ワークフロー、メッセージ、掲示板などの主要機能をモバイルから利用できます。外出先からの承認処理も可能です。クラウド版用・パッケージ版用のアプリと、対応OS・利用条件を確認してください(出典:クラウド版、パッケージ版)。
料金プラン(2026年版)
クラウド版
以下は2026年9月16日確認時点の通常価格(税別)です。10ユーザーから、1ユーザー単位で契約できます。1,000ユーザーまでは月額900円/ユーザー、年額10,800円/ユーザーです(出典:公式価格表)。
| ユーザー数 | 月額(1ユーザー) | 特徴 |
|---|---|---|
| 10〜300名 | 900円 | 初期費用なし・クラウドで利用開始 |
| 301〜1,000名 | 900円 | 1,000名までは同一単価 |
| 1,001名〜 | 要問い合わせ | 個別見積 |
パッケージ版
自社サーバーに設置するオンプレミス型。カスタマイズ性が高く、自社独自のセキュリティ要件に対応できます。初年度のライセンス費用+年間保守費用の構成です。
Garoonの始め方 — 初期設定4ステップ
Step 1: 組織情報の登録
会社名、部署構成、役職を登録し、組織ツリーを構築します。Active Directoryとの連携も可能です。
Step 2: ユーザーの登録・招待
CSVインポートまたは個別登録でユーザーを追加し、所属部署・役職・権限を設定します。
Step 3: スケジュール・施設の設定
会議室、社用車などの共有施設を登録し、スケジュールからの予約を有効化します。
Step 4: ワークフローの設計
申請フォーム(経費精算、休暇届、稟議書等)と承認経路を設定します。テンプレートが用意されているため、まずはテンプレートをベースにカスタマイズするのが効率的です。
kintoneとの連携 — グループウェア×業務アプリのハイブリッド
Garoonはkintoneと同じサイボウズ製品のため、シームレスに連携できます。Garoonのポータルにkintoneアプリのデータを表示したり、ワークフローの承認後にAPIカスタマイズでkintoneのレコードを登録・更新したりする運用が可能です。ポータル表示にはポートレット設定、承認後の処理にはカスタマイズや対応プラグインの設定が必要です。公式の承認後登録サンプルはクラウド版Garoonとkintoneのスタンダードコース以上を前提としています(出典:連携機能一覧、承認後登録のサンプル、レコード更新API)。
- Garoon:スケジュール・ワークフロー・コミュニケーション(全社基盤)
- kintone:業務アプリ(部門別の顧客管理・案件管理・在庫管理等)
この組み合わせにより、全社の情報共有基盤(Garoon)と部門別の業務効率化(kintone)を両立できます。
Garoon vs 他のグループウェア
価格は2026年9月16日確認時点です。下表の料金例は契約期間・支払条件が異なるため、必要な機能と契約条件をそろえて比較してください。
| 比較軸 | Garoon | Microsoft 365 | Google Workspace |
|---|---|---|---|
| 強み | 日本企業の組織文化に最適化 | Office製品との統合 | クラウドネイティブ |
| ワークフロー | 標準搭載(GUI設計) | Power Automate(対象Microsoft 365契約には標準コネクタ等の限定利用権を含む。プレミアム機能は追加契約。公式条件) | Driveのファイル承認(対応プラン)やWorkspace Studioによるタスク自動化。稟議の要件に応じて追加構成を検討(出典:Drive承認、Workspace Studio) |
| 対応規模 | 10名〜数万名 | 1名〜 | 1名〜 |
| 料金 | 900円/ユーザー/月(税別、10〜1,000名。通常月額契約) | 例:Business Basic(Teamsあり)1,049円/ユーザー/月相当(税別、年間契約・年払い。公式価格) | 例:Business Starter 800円/ユーザー/月(税別、年間契約。フレキシブルプランは950円。公式料金条件) |
| 日本語サポート | HDI最高評価3つ星 | 標準サポート | 標準サポート |
よくある質問(FAQ)
Q1. Garoonは何名から利用できますか?
A. 10名から利用可能です。数万名規模の大企業でも稼働実績があります。
Q2. kintoneとの併用は必須ですか?
A. 必須ではありません。Garoon単体でグループウェアとして十分に機能します。kintoneとの併用は、部門別の業務アプリが必要な場合に効果的です。
Q3. Microsoft 365やGoogle Workspaceからの移行は可能ですか?
A. 可能です。カレンダーデータのインポート機能があり、段階的な移行がサポートされています。
Q4. オンプレミス版とクラウド版どちらがおすすめですか?
A. 初期費用を抑えたい企業やリモートアクセスが必要な企業はクラウド版、セキュリティ要件が厳格な企業や独自カスタマイズが必要な企業はパッケージ版が適しています。ただしパッケージ版は2027年10月から順次ライセンス販売を終了し、2033年1月末にサポート終了予定です。新規導入時はこの日程を踏まえ、公式が案内するクラウド版も検討してください。(出典:サイボウズの終了告知)
Q5. 無料トライアルはありますか?
A. はい。クラウド版は30日間の無料トライアルが利用可能です。
グループウェアとAIの連携で業務効率を最大化したい方へ
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