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AI導入の3つの種類|SaaS・カスタム開発・内製化の選び方と判断基準【2026年版】

2026/4/8

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AI導入の3つの種類|SaaS・カスタム開発・内製化の選び方と判断基準【2026年版】

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株式会社renue

2026/4/8 公開

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AI導入には3つの種類がある

企業がAIを導入する方法は、大きく3つに分類できます。SaaS活用、カスタム開発、そして内製化です。それぞれにメリット・デメリットがあり、企業の規模・予算・目的・技術力によって最適解が変わります。

2026年現在、欧米では「カスタムAI vs SaaS」の議論が活発化しています。SaaSの手軽さに魅力を感じつつも、業務との不整合が蓄積するリスクを認識する企業が増えているためです。日本でも同様の流れが起きており、「どの種類のAI導入が自社に合うか」を正しく判断することが、成功の第一歩です。

種類1: SaaS活用——最速で始める

概要と適合条件

既存のAI SaaS製品(ChatGPT Enterprise、Microsoft Copilot、Google Gemini for Workspace等)を導入する方法です。初期費用が低く、導入スピードが速いのが最大の強みです。

費用と期間

月額1,000〜10,000円/ユーザー。導入期間は数日〜数週間。PoC不要で即日利用開始できるケースもあります。

向いている企業

  • AIを初めて試す企業
  • 定型的な業務効率化(議事録、メール下書き、データ分析)が主目的
  • IT部門のリソースが限られている中小企業

注意点

SaaSは汎用的であるがゆえに、自社の業務フローとのミスマッチが発生しやすい。使われない機能が積み上がり、見えにくいコストが増大するリスクがあります。また、データがベンダーのクラウドに保存されるため、機密性の高い業務には不向きな場合があります。

種類2: カスタム開発——自社業務に最適化する

概要と適合条件

自社の業務データや業務フローに合わせて、専用のAIシステムを開発する方法です。AIコンサルティング会社や開発会社に委託するケースが多いですが、設計段階から自社のニーズを前提に構築するため、導入後の定着率が高いのが特徴です。

費用と期間

500万〜数億円。開発期間は3ヶ月〜1年以上。PoCフェーズ(1〜3ヶ月)を経て本番実装に進みます。

向いている企業

  • SaaSでは対応できない固有の業務課題がある
  • 自社データを活用した競争優位を構築したい
  • セキュリティ要件が厳しく、オンプレミス環境が必須

注意点

開発期間が長くなりがちで、要件定義の精度がプロジェクトの成否を左右します。また、開発後のベンダーロックインにも注意が必要です。

種類3: 内製化——自社チームで運用する

概要と適合条件

社内のエンジニアやDX推進チームが中心となり、AI開発・運用を自社で行う方法です。外部のAIコンサルティング会社から内製化支援を受けながら、段階的に自走体制を構築していきます。

費用と期間

人件費+ツール費用で年間1,000万〜5,000万円。体制構築に6ヶ月〜1年。外部コンサルとの伴走期間を含めると1〜2年で完全自走に移行するケースが一般的です。

向いている企業

  • 長期的にAIを経営の武器にしたい
  • ベンダー依存を避けたい
  • 社内にエンジニアリングのベースがある

注意点

AI人材の採用・育成には時間とコストがかかります。まずコンサルで戦略と基盤を作り、その上で「何を内製化するか」を決めるのが正しい順番です。

3つの種類の比較表

比較項目SaaS活用カスタム開発内製化
初期費用低(月額課金)高(500万〜)中〜高(人件費中心)
導入期間数日〜数週間3ヶ月〜1年6ヶ月〜2年
カスタマイズ性最高
定着率中(ミスマッチリスク)最高
ベンダー依存
適合企業AI初心者・中小企業固有課題あり・中堅以上長期戦略・大企業

renueのアプローチ——3種類を段階的に組み合わせる

renueは「自社DX→事例化→カスタム開発→内製化運用」のサイクルを採用しています。まず自社の業務でAIを実証し、成果が出た型をカスタム開発としてお客様に提供し、最終的にお客様が自走できる内製化体制を構築します。

重要なのは、3つの種類は排他的ではなく、段階的に組み合わせるものだということです。SaaSで小さく始め、成果が見えたらカスタム開発で本格化し、最終的に内製化で自走する。このフェーズ移行を設計できるかどうかが、AI導入の成否を分けます。

まとめ

AI導入の3つの種類(SaaS・カスタム・内製化)は、それぞれ異なる強みを持ちます。自社の予算・期間・目的に応じて最適な組み合わせを選び、段階的にフェーズ移行していくことが、失敗しないAI導入の鍵です。

よくある質問

SaaSとカスタム開発、どちらから始めるべきですか?

AIが初めてなら、まずSaaSで小規模に試すことを推奨します。業務での効果を実感した上で、SaaSでは対応できない課題にカスタム開発で取り組むのが合理的です。

内製化にはどのくらいのエンジニアが必要ですか?

最低2〜3名(MLエンジニア+データエンジニア+PM)で始められます。外部コンサルとの伴走期間にナレッジ移転を受けながら、段階的にチームを拡大するのが現実的です。

3つの種類を同時に進めることは可能ですか?

はい。例えば、バックオフィス業務はSaaSで即効性を得つつ、コア業務にはカスタム開発で最適化し、並行して内製化チームを育成する、という並行アプローチは多くの企業で採用されています。

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