株式会社renue
renueについて
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iPhoneのパスコードを忘れたら、まず最近変更したパスコードを以前のパスコードでリセットできるか確認します。利用できない場合、Appleの公式手順では端末を消去して設定し直します。消去前に、Apple Accountへのアクセスと、保存済みバックアップ・同期データを確認してください。本記事は2026年10月に確認したApple公式情報に基づき、方法の選び方と復元時の注意点を解説します。
消去する前に、旧パスコードと必要な情報を確認する
iPhoneの画面ロックに使うパスコードと、Apple Accountのパスワード、パソコンの暗号化バックアップのパスワードは別の情報です。どれを忘れたかを分けて確認しましょう。Apple IDは現在Apple Accountという名称です。端末を消去できることと、アカウントにサインインしてデータや端末の利用を回復できることも区別します。会社や学校の管理端末では、消去する前に管理担当者へ連絡してください。
Appleの旧パスコードによるリセット手順では、iOS 17以降でパスコードを変更した後、72時間以内なら以前のパスコードを使える機能を案内しています。以前のパスコードを覚えており、期限前に無効化していないことを確認します。「72時間以内」は、端末がロックされてからではなく、パスコードの変更からの期間です。この機能でアクセスを回復した後は、新しいパスコードを設定します。
- 「iPhoneは使用できません」等の画面で「パスコードをお忘れですか?」を選びます。
- 「以前のパスコードを入力」を選び、変更前のパスコードを入力します。
- 画面の案内に従って新しいパスコードを設定します。
Appleは、この選択肢が表示される条件として、ロックアウト状態、モバイルデータ通信またはWi-Fiへの接続、Apple Accountへのサインイン、「探す」の有効化を挙げています。公式説明には誤入力5回後の画面が示されていますが、すでに該当画面が出ている場合に追加で入力する必要はありません。表示されない場合も、推測を繰り返す前に条件を確認しましょう。
旧パスコードを使えなければ、次の消去を伴う方法を確認します。消去後に戻せる範囲は、保存済みのバックアップやクラウド上のデータによります。バックアップの存在と日付、必要なアカウント、通信・ケーブル・パソコン、eSIMの再設定条件を整理してください。ロックされた端末の中にだけあるデータを、消去後も必ず取り戻せるとは考えないことが重要です。
第三者ツールの「データを残して解除」という広告だけでは、利用条件やデータ保持を確認できません。旧パスコードの機能と、デバイスを消去して使い直す手順を混同せず、自分の端末の状態に合うApple公式の案内から進めましょう。
iPhone本体での消去と、パソコンのリカバリモード
パソコンなしでリセットする公式手順は、iOS 15.2以降、事前に「探す」が有効、モバイル通信またはWi-Fiへの接続、Apple Accountとそのパスワードを条件としています。iOS 17以降では、使用できない旨の画面から「パスコードをお忘れですか?」を選び、リセット開始、Apple Accountからのサインアウト、消去の順に画面の案内を確認します。この方法は、端末のデータと設定を削除します。
iOS 15.2・16では入口の表示が「iPhoneを消去」などとなります。iOS 17以降でeSIMを利用している場合は、eSIMを保持して消去するか、削除して消去するかを選ぶ案内があります。iOS 16以前のeSIMについてAppleは、手順を試す前に通信事業者へ再設定用のQRコードを問い合わせるよう案内しています。通信の契約や再設定を、データの復元とは別に確認してください。
本体で進められない場合は、パソコンを使う公式リセット手順を確認します。インターネットに接続したMacまたはWindowsパソコンと、iPhoneを充電できるケーブルを用意し、機種に合った方法で電源を切ります。ケーブルを先にパソコンへ接続し、iPhoneに接続した直後、下表のボタンを押し続けます。Appleロゴで離さず、コンピュータとケーブルの画像が出るまで保持します。
| 機種 | 接続直後に保持するボタン |
|---|---|
| Face ID搭載機、iPhone 8・8 Plus、iPhone SE第2・第3世代 | サイドボタン |
| iPhone 7・7 Plus | 音量を下げるボタン |
| iPhone 6s以前、iPhone SE第1世代 | ホームボタン |
MacではFinder、WindowsではAppleデバイスアプリでiPhoneを選び、「復元」を実行します。ここでの復元は端末を消去して設定し直す工程で、保存済みバックアップを戻す操作とは分けて理解しましょう。ダウンロードが15分を超えて途中でリカバリモードが閉じた場合は、ダウンロード完了を待ち、電源を切ってリカバリモードをやり直すようAppleが案内しています。
ボタンが反応しない場合や、パソコンを用意・借用できない場合は、Apple StoreまたはApple正規サービスプロバイダへ相談します。店舗への相談を、消去せずにパスコードを解除してもらえる保証とは考えないでください。表示されたエラーと機種、試した工程を控えると、同じ操作を繰り返さずに状況を伝えられます。
バックアップの復元・クラウド同期・アカウント復旧を分ける
初期化後は、Appleのバックアップからの復元手順を確認します。iCloudバックアップを使う場合は、初期設定の「アプリとデータを転送」画面で「iCloudバックアップから」を選び、Apple Accountへサインインします。各バックアップの日付やサイズを確認して選択し、Wi-Fiと電源への接続を維持します。利用するiOSによっては画面の案内に従う更新が必要になります。
パソコンに保存したバックアップは、FinderまたはAppleデバイスアプリで「バックアップを復元」から選びます。暗号化したバックアップのパスワードを求められた場合は、そのパスワードが必要です。端末のパスコードやApple Accountのパスワードと同じとは限りません。設定が進んだ後も写真やアプリなどの取得が続く場合があるため、ホーム画面が出たことだけで全データが戻ったと判断しないでください。
iCloudバックアップの対象に関する公式説明は、同期とバックアップを区別しています。例えばiCloud写真やiCloud Driveで同期するデータは、日々の端末バックアップとは別に扱われます。「端末バックアップがない」と「写真などがクラウドにも残っていない」は同じ意味ではありません。同期先へ自分のアカウントでアクセスできるかと、必要なデータが保存されているかを確認します。写真の保存・転送の整理は、スマホからパソコンへ写真を送る方法も参考になります。
Apple Accountのパスワードも不明な場合は、アカウントの公式リセット案内で、信頼できるデバイスや電話番号などを確認します。必要に応じてiforgot.apple.com等の案内に沿って本人確認を進めます。アカウント復旧が必要になると数日以上かかる場合があり、Appleサポートでも待機期間を短縮できません。待機中の端末利用の条件も、開始した方法に応じた公式案内に従ってください。
アクティベーションロックは端末の画面ロックとは別の保護です。「探す」からリモートで消去しても、所有者の許可なしに第三者が再アクティベートできない仕組みが残ります。消去、アカウント復旧、バックアップや同期データの取得を一つの解除操作とせず、それぞれに必要な認証と条件を確認しましょう。
入力の繰り返しを避け、再発時に戻せる準備をする
Appleプラットフォームのセキュリティでは、誤ったパスコードの入力に応じて待ち時間を延ばす仕組みを説明しています。再起動すれば待ち時間がなくなるわけではありません。画面に表示された時間と案内を確認し、思い当たる番号を際限なく入力することは避けましょう。手順を探す際も、iPhone・iPadの画面ロックと、Macや別のPINの回数表を混ぜないようにします。
「データを消去」が有効な場合は、誤ったパスコードの連続入力10回でデータが削除される条件があります。公式資料は、同じ誤ったパスコードの連続入力はカウントされないこと、管理ポリシーでは上限を下げられることも示しています。この説明を「あと何回なら試せる」という残り回数の保証には使わず、管理端末は担当者へ確認してください。
利用を回復したら、定期的なバックアップが実際に作成されているか、日付と保存先を点検します。写真などの同期状態と、端末バックアップの対象も確認しましょう。パソコンの暗号化バックアップを使うなら、必要なパスワードを本人が参照できるようにします。保存したつもりの状態と、別の端末から必要な情報を取得できる状態を分けて確認することが重要です。
パスコードやアカウントの情報は、ロックされたiPhoneだけに依存しない形で安全に管理します。パスワードの安全な管理方法やパスワードマネージャーの比較を参考に、保管場所へのアクセス、管理アプリ自体の復旧方法、信頼できる電話番号を見直してください。強度を下げて忘れにくさだけを優先せず、本人以外に安易に共有しない運用を整えます。
会社や学校では、端末の所有者、管理担当、バックアップ方針、消去前の確認、再設定後に必要なアプリや業務データを整理しておくと、復旧時の判断を進めやすくなります。問い合わせ記録には機種・OS・表示・実施した工程を残し、パスコードや確認コード自体を通常の受付票に書かせない設計にします。個人の復旧はApple公式の案内と窓口を使い、端末を消去する前後で何を確認したかを追えるようにしましょう。

