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建築図面の記号一覧と見方|AD・AW・SD、GL・FL、材料・設備を凡例で確認【2026年版】

2026/10/24

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建築図面の建具・高さ・材料断面・設備記号を公的資料で解説。凡例と建具表の照合、縮尺による違い、数量の重複を防ぐ確認と図面AI活用を整理します。

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建築図面の記号一覧と見方|AD・AW・SD、GL・FL、材料・設備を凡例で確認【2026年版】

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株式会社renue

2026/10/24 公開

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図面の読み取りから積算まで、AIで自動化できます

PDF/TIF/紙図面をAIが構造化し、見積の自動生成やCADコード生成による3Dモデル作成まで対応します。renueの図面AIが何をどこまでできるかをご覧ください。

建築図面の記号は、建具・高さ・材料・設備を区別して読むと理解しやすくなります。ただし、略号を暗記しただけでは、対象の部材や仕様までは確定できません。凡例、平面図、断面図、建具表・機器表を照合することが出発点です。この記事では、公的な図書作成基準と設備標準図の原図を基に、よく使う記号と実務上の確認方法を説明します。

建具記号一覧:AD・AW・SDを凡例と建具表で読む

建具では、材料と戸・窓などの種類を組み合わせた略号が使われます。以下は国土交通省の「建築工事設計図書作成基準の資料」資料1・略号にある例です。この資料は官庁営繕の図書作成に関するもので、すべての民間図面が同じ略号を採用するという意味ではありません。対象図面の凡例や特記を併せて確認してください。

略号資料に示された意味略号だけでは決まらない事項
AD / AWアルミニウム製戸 / アルミニウム製窓開閉方式、枠、ガラス、寸法
SD / SW鋼製戸 / 鋼製窓防火性能、気密・水密性能、仕上げ
SSD / SSWステンレス製戸 / ステンレス製窓材種、表面仕上げ、金物
WD / WW木製戸 / 木製窓構成、表面材、塗装、納まり
PD / PW樹脂製戸 / 樹脂製窓製品、補強、性能、寸法
LD鋼製軽量戸構成・性能と適用箇所
SS / LS / OHD重量シャッター / 軽量シャッター / オーバーヘッドドア駆動方式、安全装置、性能と納まり

この一覧のSSは重量シャッターですが、SSDの一部だけを切り出して同じ意味だと判断することはできません。また、同じ国交省資料でも、一般事項のADは「エアーダクト」、建具のADは「アルミニウム製戸」です。略号表の項目と記載位置まで見ると、文字列だけの置換が危険な理由が分かります。図面の分野、引出線の先、周辺の表題を合わせて解釈しましょう。

例えばADに番号が付いている場合は、対応する建具表の同じ符号を探し、幅・高さ、開閉方式、枠と扉、金物、ガラス、仕上げ、設置箇所を読みます。番号が建具の型式を示すのか、個々の設置位置を識別するのかも、採用ルール次第です。同一符号が複数箇所に現れるからといって、その文字の出現数をそのまま台数にはできません。凡例や表の見本、別の図面に再掲された同じ建具を分けて扱う必要があります。

SDは材料・種類の略号であり、防火性能の証明にはなりません。防火に関する表示を見つけたら、その図面の凡例、建具表、特記仕様、指定製品の資料を照合し、不一致は設計者に確認します。図面の種類ごとの役割はCAD図面の種類と読み方でも整理しています。平面図で場所、建具表で仕様、詳細図で取付けを確認するように、情報源を組み合わせることが大切です。

高さとスペースの略号:GL・FLは基準面をそろえて比較する

高さの文字を読むときは、「何を表すか」と「どこを基準にするか」を分けます。国交省の略号資料では、GLは基準地盤面、FLは基準床面、BMはベンチマークです。地盤と床は別の面なので、GLとFLの数値を、基準の指定を確認せずに比較すると段差や取付け高さを誤読します。図面で基準点、基準高さ、各階の関係を最初に探してください。

略号読み取りの手掛かり確認する図面・注記
GL基準地盤面配置図・断面図の地盤と基準の指定
FL / 1FL床の基準高さ / その階の床高さ階の指定、仕上げと構造の面の区別
RFL屋根・屋上に関する高さ断面図で指定された面と基準
BM高さ管理の参照点位置、標高や基準高さとの対応
PS / DSパイプスペース / ダクトスペース用途、範囲、立上りや各階の対応
EPS / EV電気配線室 / エレベーター図面の凡例、設備の範囲と詳細

GL・FL・RFLを比較した図は高知工科大学の製図資料「高さ方向の基準線」でも確認できます。ここで示された高さの関係を、別の建物にもそのまま当てはめることはできません。実際の案件では、屋上防水の仕上面、構造部材の上面、設備の取付け位置など、どの面に引出線が付いているかを追います。略語の英語展開だけでは、工事で使う基準面を決められません。

SLをスラブに関する高さ、CHを天井高さとして使う図面もありますが、まず対象図面の定義を確認します。床仕上げと床版上面を取り違えると、天井内の余裕や開口・配管の高さの判断も変わります。高さの表を作るなら、対象階、部位、基準面、相対高さ、単位、出典図面を別項目にし、図面ごとの表記を残してから比較する方が確認しやすくなります。分からない項目を一般的な意味で埋めない運用が必要です。

PSやDSは部屋・スペースの用途を示す略号で、建具や配管そのものの数量ではありません。建具表の記号、室名、設備機器のタグを同じ分類にまとめると、数量拾いの対象を誤ります。略号辞書には意味に加えて「一般事項」「建具」「電気」「機械」といった分野を持たせ、同じ文字の別用途を区別しましょう。データを整理する際は図面管理の方法も参考に、改訂と参照元を追える形にします。

材料断面記号:模様だけで決めず縮尺と仕上げ注記を確認する

断面図のハッチングは材料を見分ける手掛かりですが、模様と材料の単純な一対一対応にはできません。国交省「建築工事設計図書作成基準」別表2は、材料構造表示記号を縮尺の区分に分けて示しています。小さく描く図と詳細図で同じ材料の表現が変わることが、原図からも確認できます。まず、見ている図の縮尺と適用する凡例を確認します。

対象原図を読む際の着眼点
鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート小さい縮尺での輪郭表示と、詳細な縮尺で加える斜線等を区別する
鉄骨形鋼の断面や輪郭を確認する。「黒塗りならすべて鉄骨」とは決めない
木材構造材、補助構造材、化粧材、集成材、合板の表示を区別する
左官仕上げ・タイル下地と仕上層を分け、材料名・厚さ・仕上げの引出線を追う
保温・断熱吸音材層内の交差線の例を原図で確認し、製品・種類は注記と照合する
地盤・砂利・砂・砕石地盤の境界線と、その内側・下側にある表示を合わせて読む
防水層・伸縮目地材層の位置と連続性、取合いの詳細を確認する

同基準の表示記号の規定と別表2では、平面表示記号の対象として縮尺1/100・1/200を示し、材料構造表示記号は別の表で整理しています。これらを同一の表と取り違えないことも大切です。表にないものは尺度に応じた実形と説明を用い、同じ図で異なる尺度の材料表示記号を混用しないという規定もあります。記号の画像だけを切り出すと、この適用条件が抜けてしまいます。

例えば、壁の断面に交差した線があっても、その模様だけで断熱材の製品や厚さまで確定することはできません。壁の構成を示す引出線、仕上表、部分詳細図を照合し、どの層を指しているか確認します。木材についても、構造材の表示と合板の層を示す表示を区別します。線の本数や角度は、PDFの縮小表示、スキャンのにじみ、線の重なりで見え方が変わるため、判別しにくい場合は原図を拡大して確認してください。

積算やAI抽出では、「図から観察した模様」「凡例で定義された材料」「仕様書で指定された製品」を別に記録すると、誤りを追いやすくなります。推定した材料名を確定値の欄へ入れず、確認待ちの状態を残しましょう。Jw_cadなどのデータを扱う際にも、レイヤー名やハッチングだけを最終仕様とせず、Jw_cadの基本とファイルの扱いを踏まえ、図面の表示と注記を一緒に確認します。

設備記号:照明・コンセントと給排水の線種を区別する

設備は、建築の建具略号とは別の記号表を参照します。電気については国交省「公共建築設備工事標準図(電気設備工事編)」令和7年版の電灯・コンセントの原図が参考になります。丸、黒丸、長方形などの概形だけでなく、塗り分け、線、傍記、取付け位置をまとめて読みます。以下は形の説明であり、図記号を文字で完全に再現したものではありません。

対象標準図で確認する点取り違えやすい点
照明器具天井付・壁付、非常用や発電機回路等の表示黒丸を一律にダウンライトと解釈しない
タンブラスイッチ小さな黒丸と種類等の傍記照明器具の黒丸と、図の位置・大きさを含めて区別する
壁付コンセント円内の線、壁付を示す塗り、容量や接地等の傍記形だけで定格・接地・口数まで確定しない

同じ器具でも、平面図で設置位置、器具表で形式、回路図で接続先を読み分けます。照明の記号を見てLED等の光源や製品型式まで推定するのは避け、器具表と特記を確認しましょう。電源・制御回路を追う場合は電気図面とシーケンス図の記号も参照できますが、建物内の配置記号と回路の図記号は、目的と適用する表が異なります。

給排水は「公共建築設備工事標準図(機械設備工事編)」令和7年版の配管の表を参照します。この表では、給水管の上水・雑用水・揚水、給湯管の送り・返りを線の表示で区別し、排水は実線、通気は破線で示しています。空調側の温水管や冷温水管には別の文字を挟んだ表示もあります。「実線だから水道管」「破線だから隠れた配管」といった一般化はせず、用途ごとの凡例を先に読みます。

線が交差していても、接続しているか、別の高さで通過しているかは図面の表現と注記で確認します。配管を拾う場合は、用途、口径、材質、経路、立上り・立下り、機器との接続、対象範囲を分けます。平面の線長だけでは、縦方向の長さや継手・バルブまで算出したことにはなりません。記号が読めない部分や図面間の不一致は、未確定として残す方が、後工程で修正する箇所を明確にできます。

給排水の数量拾いを効率化したい場合は、renueの配管拾いAIで、図面上の経路・用途・口径等の抽出、縮尺確認、原図への重ね表示、人による修正、Excel出力の流れを確認できます。公表ページの例には架空図面のサンプルが含まれます。自社図面で読める範囲を検証し、概算単価と確定した見積条件を分けて運用することが必要です。

AIで記号・数量を抽出する際の確認と図面AIの相談先

建築図面のAI活用では、文字認識の正誤だけでなく、記号と部材の関係が正しく結び付いているかを確認します。ADを正しく読めても、エアーダクトを建具に分類していれば数量表は誤ります。平面図、建具表、詳細図、凡例をセットで対象にし、抽出した値から出典のページ・位置へ戻れるようにすることが、修正と承認を進める上で役立ちます。

  1. 対象を定義する:図面の分野、改訂、対象階、工事範囲、拾う部材と除外するものを決めます。
  2. 凡例と表を読む:略号の意味、建具符号、機器タグ、材料表、縮尺や高さの基準を関連付けます。
  3. 設置箇所を照合する:凡例の見本、建具表の説明図、同じ箇所を示す別図を数量へ重複加算しないようにします。
  4. 不明箇所を残す:かすれた文字、線の交差、未定仕様、図面間の矛盾は確認待ちとし、推測で埋めません。
  5. 担当者が検収する:原図への重ね表示や表の照合を使い、数量・仕様・単位と出力項目を承認します。

検証用の図面は、読みやすい平面図だけでなく、文字の小さいスキャン、改修の既存・撤去・新設が重なる図、複数階に同じ型式がある図なども含めて選びます。これらは確認手順を設計するための例で、特定のモデルが対応済みであることを示すものではありません。誤検出と見落としを別に記録し、誤りが数量や金額、手戻りに与える影響を基に、人の確認箇所を決めることを推奨します。

renueの図面AIサービスでは、図面の読み取り・データ化、類似図面検索、積算やCAD業務への活用を案内しています。対応する入力形式や出力、確認画面は用途に合わせて検討します。建具の自動集計や、すべての記号からの完全な建具表生成が、任意の図面でそのまま使えるという保証ではありません。実際の図面、欲しい一覧表、手作業で確認している箇所を示すと、応用開発の範囲と検収条件を具体化できます。

相談時には、原図と既存の拾い表に加え、凡例、建具表・機器表、改訂の履歴を準備してください。図面管理から検索までを整えるのか、給排水の経路と数量を抽出するのかによって、必要な入力と確認方法は変わります。図面の読み取り・構造化を相談する、または給排水が対象なら配管拾いAIの対応範囲を確認することから、対象業務に合う導入方法を検討できます。

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FAQ

よくある質問

国交省の略号資料の建具欄では、ADはアルミニウム製戸、AWはアルミニウム製窓、SDは鋼製戸です。同じ資料の一般事項ではADをエアーダクトにも使っています。図面の分野、凡例、引出線、建具表を照合して判断します。

SDという略号だけでは防火性能を判断できません。対象図面の凡例、建具表、特記仕様、指定製品の資料を確認し、不一致は設計者に確認します。

国交省の略号資料ではGLは基準地盤面、FLは基準床面です。高さを比較する前に、図面で指定された基準点・基準面・対象階と単位をそろえます。仕上面と構造部材の上面も区別します。

同じ材料でも縮尺によって表示が変わるため、模様だけで製品や仕様を確定しません。適用する記号表、縮尺、引出線、仕上表・部分詳細図を照合します。

国交省の電気設備標準図では黒丸を非常用照明器具等にも使っています。塗り分けや傍記、取付け位置を読み、図面の凡例と器具表で形式を確認します。

対象範囲と改訂、凡例、符号と設置箇所の対応、別図に再掲された同一部材の重複を確認します。原図の出典位置を残し、不明箇所を推測で確定せず担当者が検収します。配管では縮尺、用途・口径、縦方向や対象に含む部材も確認します。

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