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建築図面の記号一覧と見方|建具(AD/AW/SD)・高さ(GL/FL)・材料断面・設備記号を完全網羅【2026年版】

2026/4/14

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建築図面の記号一覧と見方|建具(AD/AW/SD)・高さ(GL/FL)・材料断面・設備記号を完全網羅【2026年版】

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株式会社renue

2026/4/14 公開

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建築図面の記号とは?なぜ知る必要があるのか

建築図面には、壁・窓・ドア・設備機器などを記号で表現するルールがあります。国土交通省の「建築工事設計図書作成基準」やJIS A 0150などで標準化されています。

記号を理解することで、以下のメリットがあります。

  • 図面を正しく読める:間取り図・平面図から部材や設備を正確に把握
  • 数量拾いが正確になる:建具の種類・数量を記号から読み取り積算に活用
  • 設計者とのコミュニケーション:記号の意味がわかれば、図面ベースの打ち合わせがスムーズ

建具記号一覧(窓・ドア・シャッター)

建具記号は「材料を示すアルファベット」+「形態を示すアルファベット」の組み合わせで構成されます。

材料を示す記号

記号材料
Aアルミニウム
S鋼製(スチール)
SSステンレス製
W木製(ウッド)
P樹脂製(プラスチック)

形態を示す記号

記号形態
D戸(ドア)
W窓(ウィンドウ)
Sシャッター
G格子

主要な建具記号一覧

記号正式名称説明
ADアルミニウム製戸店舗入口、ベランダへの出入口
AWアルミニウム製窓住宅で最も一般的な窓
SD鋼製戸事務所・工場の出入口。防火戸に多い
SW鋼製窓工場・倉庫の窓
SSDステンレス製戸エントランス、高級感が必要な場所
SSWステンレス製窓耐食性が必要な場所
WD木製戸室内ドア全般
WW木製窓和室、特殊意匠
LS軽量シャッター店舗の出入口
HD重量シャッター工場・倉庫の大開口部

高さ・レベルの記号

記号正式名称意味
GLGround Level / Ground Line地盤面の高さ(基準レベル)
FLFloor Level / Floor Line床仕上面の高さ
SLSlab Levelスラブ(コンクリート床版)の天端高さ
CHCeiling Height天井高さ
BMBench Mark測量基準点
1FL1st Floor Level1階の床仕上面の高さ
RFLRoof Floor Level屋上スラブの高さ

材料・仕上の断面記号

断面図で材料の種類を示すハッチングパターンです。

パターン材料使用場面
45°斜線コンクリート基礎・柱・梁・スラブの断面
45°斜線+点鉄筋コンクリート構造部材の断面
×印の模様地盤・土基礎周りの地盤断面
年輪模様木材(木口)木造構造部材の断面
平行線模様木材(板目)木造部材の長手方向断面
黒塗り鋼材鉄骨柱・梁の断面
細かい点描モルタル仕上層の断面
波線パターン断熱材断熱層の断面

設備記号(電気・給排水・空調)

電気設備

記号名称説明
○の中に×天井照明(シーリングライト)直付照明器具
○の中に━蛍光灯直管蛍光灯
●(黒丸)ダウンライト天井埋込照明
スイッチ照明スイッチ(三角形+横線)
コンセント壁付コンセント(二重線)
Tテレビ端子テレビアンテナ端子
電話端子電話回線端子

給排水設備

記号名称
実線(太)給水管
破線(太)排水管
一点鎖線給湯管
FD床排水金物

平面図で使う略語一覧

略語正式名称意味
LDKLiving Dining Kitchenリビング・ダイニング・キッチン一体の部屋
UBUnit Bathユニットバス
WICWalk-In Closetウォークインクローゼット
PSPipe Space配管スペース
DSDuct Spaceダクトスペース
EPSElectric Pipe Space電気配管スペース
MBMeter Boxメーターボックス
SBShoe Box下駄箱
RFRoof Floor屋上
PHPent House塔屋(屋上の小屋)

建築図面記号の読み取りでよくある間違い

間違い1:ADとAWの混同

AD(アルミ製戸)とAW(アルミ製窓)は記号が似ていますが、D=戸(Door)、W=窓(Window)の区別です。

間違い2:GLとFLの基準混同

GL(地盤面)とFL(床仕上面)は異なる基準です。1FL=GL+500mmのように、GLからの高さでFLが決まります。

間違い3:防火戸の見落とし

SDに「特防」「防」の注記がある場合は防火戸・特定防火設備を示します。法規チェックで重要です。

建築図面記号とAI図面解析

建築図面には建具・設備・材料など多種多様な記号が使われるため、AI解析の効果が大きい領域です。

  • 建具記号の自動認識:AD、AW、SD等の建具記号を自動検出し、建具表を自動生成
  • 数量の自動拾い出し:各記号の出現回数をカウントし、積算に活用
  • レイヤー別の情報抽出:DXFファイルのレイヤー(壁・建具・設備)を分離し、要素ごとにデータ化

renueでは、建築図面のAI読み取り・建具拾い出し・積算自動化ソリューションを提供しています。お気軽にご相談ください。

まとめ

  • 建具記号は材料(A/S/W)+形態(D/W/S)の組み合わせで構成
  • 高さの基準はGL(地盤面)FL(床仕上面)を区別する
  • 断面記号でコンクリート・木材・鋼材・断熱材を材料別に表現
  • 設備記号は照明・スイッチ・コンセント・給排水管が頻出
  • 略語(LDK, UB, PS, EPS等)を覚えておくと平面図の読解がスムーズに

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FAQ

よくある質問

建築図面は壁・窓・ドア・設備機器などを記号で表現しており、記号を理解することで図面を正しく読める、施工者への指示を正確に伝えられる、建築確認申請の図面をチェックできるようになります。国土交通省の基準やJIS A 0150で標準化されています。

ADはAluminium Door(アルミドア)、AWはAluminium Window(アルミ窓)、SDはSteel Door(鋼製ドア)、SWはSteel Window(鋼製窓)、WDはWooden Door(木製ドア)を表します。記号の後に続く数字は建具番号で、建具表と対応して詳細仕様を確認します。

GLはGround Level(地盤面)、FLはFloor Level(床面)、SLはSlab Level(スラブ面)、CHはCeiling Height(天井高さ)を表します。GLからの高さで建物全体の寸法を管理し、各階のFLからの高さで室内の仕様を指示します。

コンクリートは斜線のハッチング、鉄筋は黒丸、木材は木目模様、断熱材はランダムなドット模様、地盤は斜線と点の組み合わせで表現されます。断面図で使用される材料記号を覚えると、構造や仕上げを図面から読み取れるようになります。

給排水設備(水栓・排水口・便器等)、電気設備(コンセント・スイッチ・照明器具等)、空調設備(エアコン・換気扇等)、防災設備(火災報知器・消火栓等)がそれぞれ専用の記号で表現されます。JISで標準化されていますが、設計事務所独自の記号が使われる場合もあります。

まず建具記号と高さ記号を覚えるのが最優先で、これだけで間取り図や平面図の大半が読めるようになります。実際の図面を見ながら記号一覧表と照合する練習が最も効率的です。建築確認申請の図面セットを一通り読む経験を積むと実務力が身につきます。

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