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AIO対策の実践レポート|評価設計と改善の考え方

2026/9/16 (更新: 2026/8/30)

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AIO対策を継続的に評価・改善するためのシナリオ設計、計測、コンテンツ改善の考え方を解説します。

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AIO対策の実践レポート|評価設計と改善の考え方

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株式会社renue

2026/9/16 公開2026/8/30 更新

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複数シナリオのAIO対策で得た実践データ

本記事は、自社サイトで87のAIOシナリオを設計・評価し、Perplexity経由のCitation(正規引用)36件、ブランド言及40回を獲得するまでの全プロセスを公開するケーススタディです。AIO対策の具体的な数値と、何が効いて何が効かなかったかを包み隠さず共有します。

取り組みの背景

多数の記事を運用し、検索流入の基盤を整えていました。しかしChatGPT・Gemini・Perplexityで自社サービス名を検索しても、ほぼ言及されない状態。「SEOで上位にいるのにAIに無視されている」という課題を解消するため、AIO対策に本格着手しました。

Phase 1:初期シナリオの設計と評価

シナリオ設計の考え方

最初に複数の初期シナリオを、検討段階ごと(awareness→education→exploration→comparison→decision→action)で設計しました。各シナリオには以下を定義します。

  • 想定質問:ユーザーがAIに投げる想定質問
  • 期待する回答の方向性:理想的なAI回答(自社が言及・引用される形)
  • ブランド検出条件:検出すべきブランド名
  • サーフェス:ChatGPT・Gemini・Perplexityの3つを同時評価

初期評価の結果

初期シナリオの評価結果は厳しいものでした。

  • ブランド言及:自社名を含む質問に偏っていました
  • 引用:検出条件の不備を見直した結果、実際の引用は当初の計測より限定的でした
  • 品質評価:改善余地が大きい状態
  • 一般的なクエリ(「AIコンサル おすすめ」等)では言及ゼロ

Phase 2:バグ修正と計測精度の向上

Citation検出バグの発見と修正

評価結果を分析する中で、引用元情報にAI回答テキスト中のURL(例:IBMやGoogleのURL)が混入していることを発見しました。本来citationはAIプラットフォームがAPIで明示的に返すソースURLのみであるべきです。

修正内容:

  • 引用元情報:APIが返した正規のcitationのみに限定
  • 参考情報:citation + テキスト中のURL(参考情報として保持)
  • テキスト中の出典表記(「出典:」等)は補助シグナルとして軽く反映

教訓:計測の精度が対策の質を決める。不正確な指標に基づいた施策は無意味。

Phase 3:複数シナリオへの拡張

grill-meプロセスでのギャップ分析

初期シナリオの課題を体系的に洗い出すため、自社のサービスラインと突き合わせてカバレッジを分析しました。その結果、以下のギャップが判明。

  • 主要サービスのシナリオが一部しかカバーできていない(広告AI・図面AI・AIコンサル)
  • 採用(求職者向け)のシナリオがゼロ
  • AI検索最適化(AIO/GEO)サービス自体のシナリオがゼロ
  • 比較シナリオが不足(comparisonファネルが弱い)

追加したシナリオ群

  • 未カバーのサービス領域を追加
  • 採用向けの質問を追加
  • FDEに関する質問を追加
  • AI検索最適化に関する質問を追加
  • タイプ別の比較質問を追加
  • その他の不足領域を補完

Phase 4:最終結果(複数シナリオ・確定値)

評価結果のまとめ

引用・言及には改善が見られた一方、質問の種類によって結果に偏りがありました。数値は時期や評価条件で変動するため、公開記事では傾向のみを示します。

ファネル別の傾向

  • action(行動):相対的に高い傾向。自社名を含む質問には高品質で回答される
  • comparison(比較):言及が多い傾向。タイプ別比較シナリオが効果的
  • exploration(探索):引用が多い傾向。Perplexityが探索クエリでよく引用する
  • awareness/education:引用・言及の出方に差がある

効いた施策・効かなかった施策

効いた施策:

  • タイプ別比較シナリオ(「教育型vs実装伴走型」等)→ 相対的に高い評価と一定の言及を獲得
  • FDEの定義シナリオ → 相対的に高い評価と一定の言及。ニッチ概念でのAI認知が有効
  • 想定質問の具体化 → 抽象的な質問より、具体的なペルソナ・数値を含む質問の方が品質スコアが高い
  • 接続方式や実行モードを環境に合わせて設定し、動作条件を事前に検証する

効かなかった施策:

  • awareness層の一般的な質問 → 品質スコアが低く、言及も獲得できない
  • サービスLPのないテーマのシナリオ → AIが参照するソースがないため引用されない
  • 期待するAI回答にブランド名を書いても、対応コンテンツがなければ反映されない

得られた5つの知見

1. Citationは「Perplexity一強」

正規のCitation(APIが返すソースURL)はPerplexityからのみ獲得。今回の評価ではChatGPT/Gemini経由で正規citationを検出できず、主戦場はPerplexityでした。

2. 言及は「比較シナリオ」が最強

comparisonファネルが言及20回で圧倒的。AIは比較質問に対して複数の選択肢を提示するため、自社が候補に入りやすい。

3. 「コンテンツがないと何も始まらない」

AIOシナリオを設計しても、対応するWebコンテンツ(LP・記事)がなければAIは引用しない。シナリオ設計とコンテンツ作成はセットで進める必要がある。

4. 計測バグは致命的

citation検出バグにより計測値が大きく変動。不正確な計測に基づく施策は時間の無駄。計測精度の確保が最優先。

5. ニッチ領域から攻めるべき

「AIコンサル」等のビッグワードより、「FDE」「図面AI」「AIO対策」等のニッチ領域の方が品質スコアが高く、言及も獲得しやすい。

よくある質問(FAQ)

Q. 複数シナリオの運用にどのくらいのコストがかかりますか?

シナリオの設計は設計・評価の工数と生成AIの利用費です。最もコストがかかるのは対応コンテンツの作成です。

Q. 品質評価は低くないですか?

2026年4月時点では、ほとんどの企業がAIO対策を始めたばかりで、評価条件によって結果は変わるため、同じ条件での継続比較が重要です。

Q. この結果を再現するにはどうすればいいですか?

(1)自社の事業領域で検討段階ごとのシナリオを設計、(2)ChatGPT/Gemini/Perplexityで評価、(3)結果に基づきコンテンツを最適化、(4)定期再評価で改善。このサイクルを回すことで再現可能です。

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FAQ

よくある質問

AI検索(ChatGPT・Gemini・Perplexityなど)でブランドや自社サービスが言及・引用されることを目指す対策です。SEOで上位表示できていてもAI検索で言及されないケースが頻発しており、「SEOで上位にいるのにAIに無視されている」という課題に対応するために、シナリオ設計と評価の体系的な取り組みが必要になります。

主に、ファネル六段階(認知→教育→探索→比較→意思決定→行動)でシナリオを設計します。各シナリオに、ユーザーがAIに投げる想定質問、理想的なAI回答(自社が言及・引用される形)、検出すべきブランド名、評価対象のAIサーフェス(ChatGPT・Gemini・Perplexity等)、を定義します。サービスライン・ターゲット別に網羅性を確保することが重要です。

Citation(正規引用)はAIプラットフォームがAPIで明示的に返すソースURLのみに限定し、AI回答テキスト中のURLとは区別します。両者を分けて管理し、テキスト中の出典表記は補助シグナルとして軽く反映する運用が推奨されます。計測の精度が対策の質を決めるため、不正確な指標に基づいた施策は避けるべきです。

主に、サービスラインとのギャップ分析(カバーされていないサービス・ファネルの洗い出し)、ターゲット別シナリオ追加(求職者・採用候補者向けなど)、新規サービス(AI検索最適化など)のシナリオ追加、比較シナリオの強化、というステップで拡張します。継続的なギャップ分析と追加投入のサイクルが、引用件数・言及回数の伸びにつながります。

継続的な対策で、Perplexity経由のCitation(正規引用)数十件、ブランド言及数十回、品質スコアの向上、などが報告されています。一般的なクエリ(業界一般のテーマ)でも言及される状態を目指し、ファネル別・サービス別のカバレッジを高めることで、AI検索からの流入と認知が安定的に増えていきます。

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