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図枠の書き方とテンプレート|JIS/ISO用紙サイズ・輪郭線の余白寸法・中心マーク・CADテンプレート作成手順【2026年版】

2026/4/11

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図枠の書き方とテンプレート|JIS/ISO用紙サイズ・輪郭線の余白寸法・中心マーク・CADテンプレート作成手順【2026年版】

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株式会社renue

2026/4/11 公開

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図枠とは?図面の「額縁」

図枠(ずわく)とは、図面の用紙上に描かれる枠線のことで、図面の描画領域と管理情報領域(表題欄)を区画する「額縁」のような役割を持ちます。JIS Z 8311:1998(ISO 5457に対応)で用紙サイズと図枠の寸法が規定されています。

用紙サイズ一覧(JIS A列)

サイズ寸法(mm)面積主な用途
A0841 × 11891 m²大型機械・プラント全体図
A1594 × 8410.5 m²組立図・建築平面図
A2420 × 5940.25 m²中型部品の部品図
A3297 × 4200.125 m²部品図の標準。最も多く使われる
A4210 × 2970.0625 m²小物部品、社内検討用

ポイント:A列の用紙は縦横比が1:√2(≒1:1.414)で、半分に折ると次のサイズになります。A1をA3に折っても比率が一定。

図枠の構成要素

1. 輪郭線(枠線)

用紙の端から一定距離の内側に描く太い実線です。この線の内側が図面の描画領域となります。

用紙サイズJIS規定の最小余白ISO 5457の規定
A0、A120mm以上左辺20mm(とじしろ)、他辺10mm
A2、A3、A410mm以上左辺20mm(とじしろ)、他辺10mm

ISO 5457データ:国際規格では左辺を20mmの「とじしろ」として確保し、他の3辺は10mmと規定されています。輪郭線の太さは0.7mmが標準です。

中国語文献データ(GB/T 14689):中国国家規格ではとじしろが25mm(JIS/ISOの20mmより大きい)。また、A4のみ縦置き、A0~A3は横置きが原則と規定されています。海外向け図面ではこの差に注意が必要です。

2. 中心マーク

用紙の各辺の中央に太い実線で描く短い線です。図面の複写やマイクロフィルム撮影時の位置合わせに使用します。

  • 用紙の端から輪郭線の内側5mmまでの直線
  • 4辺の中央に配置(計4箇所)
  • ISO 5457では対称精度1mm以内と規定

3. 方向マーク

図面の向き(上下左右)を示すマーク。折りたたんだ図面を正しい向きで読むための目印です。

4. 比較目盛(オプション)

図面の複写時に縮尺のずれを検出するためのスケールバー。100mmの目盛を輪郭線の近くに配置します。

5. 表題欄

図面の右下に配置する管理情報欄。図面番号・部品名・材質・尺度・作成者等を記入します(詳細は「図面の表題欄の書き方」記事を参照)。

6. 部品欄(組立図の場合)

組立図では表題欄の上部に部品リスト(BOM)を配置します。部品番号・品名・材質・数量・規格等を一覧表で記載。

図枠テンプレートの作り方

ステップ1:用紙サイズを設定

CADの用紙設定でA3横(420×297mm)等を選択。

ステップ2:輪郭線を描く

用紙の端から10mm(左辺は20mm)の位置に0.7mmの実線で長方形を描く。

ステップ3:中心マークを描く

各辺の中央に5mmの太い実線を描く。

ステップ4:表題欄を配置

右下に表題欄のブロックを配置。自社テンプレートのフォーマットに合わせる。

ステップ5:テンプレートとして保存

  • AutoCAD:.dwt形式で保存
  • Jw_cad:テンプレートファイルとして保存
  • SolidWorks:図面テンプレート(.drwdot)として保存
  • Fusion 360:カスタム図面テンプレートとして保存

用紙サイズの選び方

図面の種類推奨サイズ理由
小物部品図A4 または A31:1~1:2で収まるサイズ
一般部品図A3最も汎用的。多くのプリンターで印刷可能
大型部品図A2 または A11:1で収めるか、A3で縮尺を小さくするか選択
組立図A1 または A2部品の配置関係を把握しやすいサイズ
建築平面図A1 または A0建物全体を1枚で表現

実務的な指針:可能な限りA3で統一すると、印刷・ファイリング・配布の効率が上がります。A3で収まらない場合のみA2以上を使用。

図枠テンプレートでよくある間違い

間違い1:とじしろを忘れる

左辺のとじしろ(20mm)を確保せず、ファイリング時に図面の左端が見えなくなる。

対策:左辺は必ず20mmの余白を確保。

間違い2:中心マークを省略

中心マークがないと、複写やスキャン時の位置合わせができない。

対策:テンプレートに中心マーク4箇所を必ず含める。

間違い3:表題欄の位置がずれている

表題欄が右下から離れた位置にあると、折りたたんだ時に表題欄が見えなくなる。

対策:表題欄は輪郭線の右下隅に密着させる。

図枠とAI

  • 図枠の自動検出:スキャンした図面からAIが輪郭線を自動検出し、描画領域を特定
  • 表題欄の自動読み取り:図枠内の表題欄位置を自動判定し、管理情報をOCRで抽出
  • 用紙サイズ・尺度の自動判定:図枠の寸法から用紙サイズを推定し、尺度を自動算出

renueでは、図枠・表題欄の自動検出を含む図面AI解析ソリューションを提供しています。

まとめ

  • 図枠は輪郭線・中心マーク・方向マーク・表題欄で構成
  • 輪郭線の余白は左辺20mm(とじしろ)、他辺10mm(ISO 5457)
  • 中心マークは4辺の中央に5mmの太い実線
  • 用紙サイズはA3が最も汎用的。可能な限りA3で統一
  • テンプレートはCADの保存形式(.dwt/.drwdot等)で管理し、全設計者で共有

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