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土木図面の記号一覧と読み方|道路・側溝・マンホール・法面の記号と平面図/縦断図/横断図の見方【2026年版】

2026/4/11

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土木図面の記号一覧と読み方|道路・側溝・マンホール・法面の記号と平面図/縦断図/横断図の見方【2026年版】

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株式会社renue

2026/4/11 公開

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土木図面とは?建築図面との違い

土木図面は、道路・橋梁・上下水道・河川・造成工事などの社会基盤(インフラ)に関する図面です。建築図面が「建物」を対象とするのに対し、土木図面は「地面の上・中・下の構造物」を対象とします。

土木図面には建築図面とは異なる固有の記号体系があり、また「平面図」「縦断図」「横断図」の3種セットで工事全体を表現するのが特徴です。

土木図面の3種セット

図面の種類表現する内容特徴
平面図工事範囲を上空から見た配置道路の線形、構造物の位置、用地境界を表示
縦断図道路の中心線に沿った地盤と計画高さの断面横軸=距離、縦軸=高さ。縦横の尺度が異なる(縦を誇張)
横断図道路を横に切った断面(各測点ごと)舗装構成・法面・側溝・のり面保護の詳細

道路・舗装の記号

記号・略語正式名称意味
CLCenter Line道路中心線
BP / EPBeginning Point / End Point曲線の始点/終点
IPIntersection Point交角点
RRadius曲線半径
AsAsphaltアスファルト舗装
CoConcreteコンクリート舗装
GLGround Level現況地盤高
FHFormation Height / Finished Height計画高(仕上がり高さ)
DLDatum Level基準面(縦断図の基線)

舗装構成の横断表示

横断図では舗装の層構成を断面で表示します。

層名略号厚さの例
表層(アスファルト混合物)表層As50mm
基層(アスファルト混合物)基層As50mm
上層路盤(砕石)上層路盤M-30150mm
下層路盤(砂利)下層路盤RC-40200mm
路床(原地盤)路床-

排水・側溝の記号

記号名称説明
L型側溝L形側溝道路端に設置するL字断面の排水溝
U型側溝U形側溝U字断面の蓋付き排水溝
VSVariable Side ditch可変勾配側溝
VU硬質塩化ビニル管下水・排水用の塩ビ管(例:VUφ200)
HPヒューム管コンクリート管(例:HPφ300)
集水桝集水桝排水を集めるコンクリート升
グレーチンググレーチング格子状の鉄蓋(排水溝の蓋)

管径の表記ルール

管の直径は「管種+φ+内径(mm)」で表記します。

  • VUφ200:硬質塩化ビニル管、内径200mm
  • HPφ300:ヒューム管、内径300mm
  • DIPφ150:ダクタイル鋳鉄管、内径150mm

マンホール・桝の記号

記号名称内径/内法
組立0号組立0号マンホール内径450mm(円形)
組立1号組立1号マンホール内径900mm(円形)
組立2号組立2号マンホール内径1200mm(円形)
組立3号組立3号マンホール内法1500×900mm(角形)
特殊MH特殊マンホール規格外の大型マンホール

英語文献データ:米国のFDOT(フロリダ運輸省)標準では、storm drain manholeの他にcatch basin(集水桝)、curb inlet(縁石インレット)、area drain(面排水)の記号が規定されています。FL(Flow Line)は排水路の最低点を示す重要な記号です。

法面・擁壁の記号

記号・表示名称説明
1:1.5法面勾配高さ1に対して水平1.5の傾斜
切土記号(×印)切土法面地盤を削って作る法面
盛土記号(・印)盛土法面土を盛って作る法面
張ブロック法面保護(ブロック張工)コンクリートブロックで法面を保護
モルタル吹付法面保護(吹付工)モルタルを吹き付けて法面を保護
植生マット法面保護(緑化工)植物で法面を緑化・保護

土量計算の表記(横断図)

横断図には各測点での土量計算に必要な面積が記載されます。

表記意味
切土面積 A1その測点での切土断面積(m²)
盛土面積 A2その測点での盛土断面積(m²)
切土量隣接測点間の切土体積(m³)
盛土量隣接測点間の盛土体積(m³)

地下埋設物の記号

記号名称管轄
水色実線上水道管水道局
茶色実線下水道管下水道局
赤色実線ガス管ガス会社
緑色実線電力ケーブル電力会社
橙色実線通信ケーブルNTT等
紫色実線共同溝国・自治体

土木図面でよくある読み間違い

間違い1:縦断図の縦横尺度を同一と思い込む

縦断図は縦方向を誇張(通常5~10倍)しています。横軸1:1000で縦軸1:100なら、実際の勾配は見た目の1/10です。

間違い2:側溝のサイズ表記の混同

「300×500」は幅300mm×高さ500mmですが、「VUφ200」はφ=内径200mmです。管の外径ではありません。

間違い3:切土と盛土の記号を逆に読む

×印=切土(掘る)、・印=盛土(盛る)。逆に読むと土量計算が合いません。

土木図面とAI:拾い出し自動化の最前線

土木図面は構造物の種類と数量を正確に拾い出す必要があり、AI技術の効果が特に大きい分野です。

  • 構造物の種別自動認識:側溝・集水桝・マンホール・グレーチング等の種別をAIが自動判定
  • 寸法の自動抽出:「300×500」「VUφ200」等のサイズ情報をAIが自動読み取りしデータ化
  • 数量の自動集計:図面全体から構造物の数量をカウントし、積算用の集計表を自動生成

renueでは、土木図面の構造物拾い出し・積算自動化AIソリューションを提供しており、精度80%以上の実績があります。お気軽にご相談ください。

まとめ

  • 土木図面は平面図・縦断図・横断図の3種セットで工事全体を表現
  • 道路の記号はCL(中心線)・GL(地盤高)・FH(計画高)が基本
  • 排水はVUφ(塩ビ管)・HP(ヒューム管)で管種と口径を表記
  • マンホールは組立0号~3号、特殊MHで分類
  • 法面は勾配表示(1:1.5等)+切土(×)/盛土(・)の記号で表現
  • 縦断図は縦横の尺度が異なることに注意(縦を5~10倍に誇張)

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