renue

ARTICLE

Zendeskの使い方完全ガイド|初心者向けにチケット管理・ヘルプセンター・料金プラン・Freshdeskとの比較を解説

公開日: 2026/4/2

Zendeskの使い方を初心者向けに解説。チケット管理・ヘルプセンター・料金プラン・Freshdeskとの比較まで網羅。

Zendeskとは?世界10万社以上が導入するカスタマーサービスプラットフォーム

Zendesk(ゼンデスク)は、米国Zendesk社が提供するクラウド型カスタマーサービスプラットフォームです。メール・チャット・電話・SNS・Webフォームなど複数チャネルからの問い合わせを1つの管理画面で一元管理できるシステムで、世界10万社以上が導入しています(Zendesk公式データ)。日本国内でもエン・ジャパン・DeNA・サイバーエージェント等が導入事例として公開されています(Zendesk公式事例ページより)。

Zendeskの中心機能は「チケット管理」です。顧客からの問い合わせが自動的に「チケット」として生成され、担当エージェントへの割り振り・進捗管理・対応履歴の蓄積がシステム上で完結します。問い合わせチャネルが増え、対応品質のばらつきが経営課題になっている組織に適したツールです。

Zendeskの主な機能

  • チケット管理:メール・SNS・チャット・電話など複数チャネルの問い合わせを「チケット」として統一管理します。ステータス(新規→オープン→保留→解決済み→終了)で進捗を一元把握でき、担当グループへの自動振り分けやエスカレーション設定も可能です
  • ヘルプセンター(FAQ):セルフサービス型FAQサイトをノーコードで構築できます。テンプレートからデザインを選択し、記事・カテゴリを整理するだけで公開できます。顧客が自己解決できるようになることで、問い合わせ件数の削減に直接つながります
  • メッセージング・チャット:WebサイトやモバイルアプリにHTMLタグを埋め込むだけでチャット機能を実装できます。AIボットによる自動応答と有人対応の切り替えも設定可能です
  • 分析・レポート:チケット件数・平均応答時間・解決時間・顧客満足度(CSAT)等をリアルタイムでモニタリングできます。カスタムダッシュボードで部門別・担当者別の分析も可能です
  • 自動化・マクロ:よく使う返信テンプレートを「マクロ」として登録し、1クリックで適用できます。一定時間応答がないチケットへのリマインダー送信など、自動化ルールの設定も可能です
  • Zendesk AI(コパイロット):Suite Growth以上のプランでは、AIによる返信文の提案・チケット要約・意図分類機能が利用できます(2024年以降順次拡充)

Zendeskの料金プラン(2025年)

Zendeskは「Suite」シリーズを中心にプランを提供しています。価格はエージェント1名あたりの月額(年払い)です。

プラン価格(年払い・月額/エージェント)主な特徴
Suite Team$55〜チケット管理・ヘルプセンター・レポートの基本機能
Suite Growth$89〜SLA管理・複数言語対応・高度な自動化・AIコパイロット
Suite Professional$115〜カスタムレポート・スキルベースルーティング・外部連携強化
Suite Enterprise要見積もり大規模運用向け・カスタムロール・サンドボックス環境

※価格はZendesk公式サイト(zendesk.com/pricing)掲載の2025年時点の参考値(米ドル建て)です。日本円建ての価格は代理店契約や為替により異なります。最新価格は公式サイトでご確認ください。無料トライアルは14日間提供されています。

Zendeskの基本的な使い方:初期設定から日常運用まで

Step 1:初期設定

Zendeskの管理センターで以下を設定します。

  1. チャネルの接続:サポート用メールアドレスをZendeskに転送設定し、SNS・チャットウィジェットを接続します
  2. グループとエージェントの設定:対応チームをグループ単位(例:テクニカルサポート・請求担当等)で分け、エージェントを招待・割り当てます
  3. トリガー・自動化ルールの設定:「〇〇チャネルから来たチケットはXXグループに自動割り当て」「3日以上未対応チケットはマネージャーに通知」などのルールを設定します
  4. マクロの登録:よく使う定型返信文・ステータス変更のセットをマクロとして登録し、対応速度を上げます

Step 2:チケット対応の基本フロー

エージェントの日常的なチケット対応は以下の流れで行います。

  1. ログイン後、「ビュー」で自分に割り当てられたチケット一覧を確認
  2. 優先度・ステータスを確認し、対応するチケットを開く
  3. 「パブリック返信」で顧客に返答(顧客にメールが届く)
  4. チーム内連携が必要な場合は「社内メモ」を記入(顧客には表示されない)
  5. 対応完了後、ステータスを「解決済み(Solved)」に変更

Step 3:ヘルプセンター(FAQ)の構築

「Guide」からヘルプセンターを有効化し、カテゴリ→セクション→記事の階層構造でFAQを作成します。記事はリッチテキストエディタで作成でき、公開・下書き・アーカイブのステータス管理が可能です。ヘルプセンターを整備することで、問い合わせが来る前に顧客が自己解決できる体制を作れます。

「お客様理解の本質」:ZendeskでCSの品質を上げる前に理解すべきこと

Renueの社内ガイドラインには「お客様理解の本質」として、「お客様は私達より遥かに優秀で賢い。それでもコンサルを頼る理由を理解する。コンサルタントの価値は『お客様ができないこと』ではなく『お客様がやる時間がないこと』を代行し、やり切ることにある」という考え方があります。

これはカスタマーサポートにも同じ構造があります。顧客がZendeskで問い合わせてくる理由は「その問題が解決できないから」ではなく、「調べる時間がない・説明する相手を探す時間がない・システム的な権限がない」からです。Zendeskを導入してチケット管理を整備する本質的な目的は「早く返信する」ことではなく、「顧客が時間をかけずに問題を解決できる体験を作る」ことです。

この観点でZendeskの設計を考えると、以下の優先順位が見えてきます。

  • ① FAQで自己解決率を上げる(最優先):問い合わせが来た時点で既にコストが発生しています。ヘルプセンターのFAQを充実させ、顧客が問い合わせ前に自己解決できる状態が理想です。「よく来る問い合わせ上位10件をFAQに追加する」を最初の3ヶ月の優先タスクとして設定します
  • ② 初回応答時間の短縮より解決時間の短縮を優先する:CSチームが「早く返信した」ことに満足していても、顧客の問題が3往復かかって解決していれば体験は悪い。Zendeskのレポートで「チケット解決までのやり取り回数(Reply count)」を計測し、これを下げる施策を優先します
  • ③ CSデータを製品・サービス改善に活用する:同じ問い合わせが月に50件来るなら、それは製品やUIの課題です。Zendeskのタグ機能で問い合わせを分類し、「製品改善のインプット」として開発チームに共有する仕組みを作ります

ZendeskとFreshdeskの比較

比較軸ZendeskFreshdesk
最低料金$55/エージェント/月〜(年払い)$15/エージェント/月〜(年払い)。無料プランあり(2エージェントまで)
向いている規模中規模〜大企業・エンタープライズスタートアップ〜中小企業
導入・設定機能が豊富で設定項目が多いシンプルで直感的・短期間で稼働可能
AI機能Zendesk AI(コパイロット・要約・意図分類)Freddy AI(ネイティブ実装・自動解決提案)
カスタマイズ性高い(大規模運用に強い)やや限定的だが実用的
グローバル導入数10万社以上(公式)6万社以上(公式)

判断の目安として、100名以下の組織でまず使い始めたい場合はFreshdeskの無料・低価格プランが現実的です。問い合わせチャネルが多く・カスタマイズが必要で・CSチームが10名以上いる中規模以上の組織にはZendeskの投資対効果が高くなります。

よくある質問(FAQ)

Q. Zendeskは日本語に対応していますか?

はい、Zendeskの管理画面・ヘルプセンター・メールテンプレートは日本語に対応しています。日本法人(Zendesk株式会社)があり、日本語でのサポート・パートナー経由の導入支援も受けられます。

Q. ZendeskはAPIやほかのツールと連携できますか?

はい、ZendeskはREST APIを公開しており、Salesforce・HubSpot・Slack・Jira・Shopify等の主要ツールとのネイティブ連携(アプリマーケットプレイス経由)が可能です。Zapierを使ったノーコード連携にも対応しています。

Q. 無料で試せますか?

Zendeskは14日間の無料トライアルを提供しています。Suite Professionalの機能を試せるため、本番導入前に実際のチケット対応フローを検証できます。クレジットカード登録なしで開始可能です(公式サイト確認)。

カスタマーサポート体制・Zendesk導入を相談したい方へ

RenueはZendesk・Freshdesk等のカスタマーサービスツール選定支援・CS業務設計・ヘルプセンター構築・チケット管理フロー設計の支援実績があります。「Zendeskを導入したいが何から始めればいいかわからない」「現在のCS体制を改善したい」という方は、まずお気軽にご相談ください。

無料相談はこちら