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Vertex AI完全ガイド2026|Gemini 2.5 Pro/Agent Builder/Search・Bedrock/Azureとの使い分け

2026/9/16

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Vertex AI完全ガイド。Gemini 2.5 Pro/Agent Builder/Search・Bedrock/Azureとの使い分け【2026年版】

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Vertex AI完全ガイド2026|Gemini 2.5 Pro/Agent Builder/Search・Bedrock/Azureとの使い分け

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株式会社renue

2026/9/16 公開

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「Vertex AIとは何か」「Gemini APIとどう違うか」「Bedrock/OpenAI/Azure OpenAIとどう使い分けるか」「企業導入はどう始めるか」――この4つは、2026年現在Google Cloud上でAI導入を検討する企業のCTO/CIO/AI責任者が必ず通る論点です。Vertex AIはGoogle Cloudが提供する統合AI開発プラットフォームで、Gemini 2.5 ProなどのGoogleの基盤モデル、Anthropic Claude、Meta Llama、Mistral等のサードパーティモデル、独自MLパイプラインまでを1つのプラットフォーム上で扱えます。本記事では、Vertex AIの基本・主要機能・料金・他クラウドAIとの使い分け・5フェーズ導入ロードマップ・renueの実装現場視点を整理します。

Vertex AIとは――2026年版の定義

Vertex AIはGoogle Cloudの統合機械学習プラットフォームです。生成AI(Gemini系)から従来の機械学習(AutoML・カスタムモデル学習)、エージェント基盤(Vertex AI Agent Builder)、MLOps基盤(Pipelines・Model Registry・Endpoints)までを1つのプラットフォームで提供します。

以下はVertex AIの名称で知られる機能の説明です。2026年9月確認時点のGoogle公式資料では、統合基盤をGemini Enterprise Agent Platformの名称で案内しています(Google公式資料)。モデルの提供期間・リージョン・機能は個別に確認してください。

2026年時点の主要特徴:

  • Gemini 2.5 Pro対応:最大入力1,048,576トークン、推論・エージェント型タスクに対応。公式資料の提供終了予定日は2026年10月20日(モデル仕様
  • マルチモーダル:テキスト・コード・画像・動画を1モデルで処理
  • マルチモデル対応:Gemini系に加えてClaude・Llama・Mistral等もVertex AI内で呼べる
  • データ主権:保存先と処理地域はモデル・エンドポイント・機能ごとの条件を確認します。グローバルエンドポイントは処理地域を限定しません(データ所在地の公式条件)。
  • Agent Builder:エンタープライズ向け自律エージェント基盤
  • MLOps統合:学習→評価→デプロイ→監視を一気通貫

Vertex AIの主要機能

1. Vertex AI Studio

プロンプト設計・テスト・管理の統合UI。コードを書く前にGeminiの動作を確認できます。マルチモーダル入力(テキスト・画像・動画)にも対応。

2. Generative AI on Vertex AI

Gemini系の基盤モデル群を呼び出すサービス。Gemini 2.5 Pro/Flashなどを用途別に選択できます。Gemini NanoはAndroidのAICore上で動く端末向けモデルであり、このクラウドAPIとは提供形態が異なります(Gemini 2.5 ProGemini Nano)。

3. Model Garden

Google・サードパーティの基盤モデルを発見・選択・デプロイできるカタログ。ClaudeやLlama等もここから利用可能です。モデルごとにマネージドAPIまたは自己デプロイなどの利用形態と提供条件を確認します(公式モデル案内)。

4. Vertex AI Agent Builder

エンタープライズ向け自律エージェント開発プラットフォーム。社内データに基づいたエージェントを構築・スケール・統治できます。Bedrock Agentsに対応するGoogle側のソリューションです。

5. Vertex AI Search(旧Discovery Engine)

エンタープライズ検索・RAG基盤。社内ドキュメントから自動でセマンティック検索を構築できます。

6. AutoML

機械学習の専門知識がなくても、画像・表データから自動でモデルを作成できる機能。AutoML Textは2025年6月15日に提供が終了し、テキスト分類等はGeminiのプロンプトやチューニングへの移行が案内されています(提供終了の公式案内)。

7. カスタム学習・MLOps

独自モデルの学習・パイプライン管理・モデルレジストリ・エンドポイント運用までフルスタックで対応。

8. Vector Search

大規模ベクトルDBサービス。RAG基盤の中核として利用できます。

Vertex AI vs Gemini API(直接利用)

Geminiを使う方法は2つあります。

項目Gemini API(AI Studio)Vertex AI
提供元Google AI for DevelopersGoogle Cloud
対象プロトタイプから本番運用まで本番運用・Google Cloudの企業向け統制が必要な用途
無料枠あり限定的
データ主権無料・有料でデータ利用条件が異なる(利用規約保存先と処理地域をモデル・エンドポイント別に確認(公式条件
SLA・サポート適用されるAPIの利用条件を確認対象サービス・構成ごとのSLAと契約サポートを確認(SLA
MLOps統合×
マルチモデルGeminiのみGemini+Claude+Llama等

Gemini APIでも本番運用は可能です。Vertex AIはGoogle Cloudのデータ所在地やアクセス制御、MLOps連携など、必要な企業向け統制に応じて選びます(Google公式の選択指針)。

Vertex AI vs Bedrock vs Azure OpenAI

項目Vertex AIAmazon BedrockAzure OpenAI
提供元GoogleAWSMicrosoft
主モデルGemini系Claude/Llama/NovaGPT-4/5系
マルチモデルGeminiと各社モデルを選択Claude・Llama・Nova等を選択Azure OpenAIはOpenAIモデル。Microsoft Foundryでは他社モデルも提供
マルチモーダル例:Gemini 2.5 Proはテキスト・画像・音声・動画入力モデルによる。例:Claude Opus 4.6はテキスト・画像入力モデルによる。例:GPT-5はテキスト・画像入力
長文文脈例:Gemini 2.5 Proは最大入力1,048,576トークン例:Claude Opus 4.6は100万トークンの文脈例:GPT-5は40万トークンの文脈(入力最大27.2万・出力最大12.8万)
適性GCP中心、Google Workspace連携AWS中心、マルチモデル運用Microsoft 365中心

表はモデルごとの例で、各プラットフォームの全モデルに共通する上限ではありません(出典:GoogleAWSMicrosoft)。

「自社のクラウドエコシステムに合わせて選ぶ」のが基本。GCP中心の組織は Vertex AI が自然な選択です。

Vertex AIの料金体系

  • Generative AI:入力・出力トークン従量課金(モデルごとに単価が異なる)
  • カスタム学習:使用したコンピュート時間(GPU/TPU)に応じた課金
  • Vertex AI Search:クエリ数・インデックス容量に応じた課金
  • Agent Builder:利用する構成要素ごとに課金。Agent Engineの実行基盤ではコンピュート(vCPU時間)・メモリ(GiB時間)の使用量、モデル呼び出しではトークン等を確認(公式料金表
  • 関連サービス:Cloud Storage / BigQuery / Cloud Run 等の通常料金

具体料金はGoogle Cloud公式料金ページで最新情報を確認。スモールスタートはオンデマンド従量課金、本番運用は予算アラート設定が必須です。

5フェーズ導入ロードマップ

STEP 1: GCPプロジェクト準備とAPI有効化(1〜2週間)

Google Cloudプロジェクトを作成し、Vertex AI APIを有効化、課金設定を行います。

STEP 2: Vertex AI Studioでプロトタイピング(2〜4週間)

Geminiの動作確認、プロンプト設計、業務との適合性を検証します。

STEP 3: Vertex AI Search/Agent Builderで業務統合(1〜2か月)

社内ドキュメントを取り込み、RAG基盤・エージェントを構築します。

STEP 4: ガードレール・監査ログ整備(1か月)

Safety Settings・監査ログ・データ主権設定を整備して本番化準備。

STEP 5: MLOps連携・本番運用(継続)

Pipelines・Model Registry・Endpointsで本番運用、コスト・レイテンシを最適化します。

Vertex AI導入で陥る5つの落とし穴

  1. Gemini APIとVertex AIの契約・機能条件を混同して始めてしまう:Gemini APIも業務・本番利用が可能です。データ利用条件や必要な統制を比較して選びます(選択指針利用規約
  2. 料金試算を後回しにする:マルチモーダルや大量実行でコストが跳ねる
  3. Safety Settingsを未調整で本番化:社内データに対して不要な検閲が走る
  4. Vertex AI Searchのデータ整備を軽視:ゴミデータからは良いRAG出力は出ない
  5. GCP外のシステムとの接続を忘れる:自社業務システムとの統合設計が必要

renueから見たVertex AI実装現場

私たちrenueは、AIコンサル・図面AI・社内DXの実装現場で、Vertex AI・Bedrock・Azure OpenAI・OpenAI APIを業務に応じて使い分けてきました。実装現場の知見から見えるポイントは次の3点です。

  • Geminiの100万トークン文脈を長文業務に活用:契約書一括レビュー・大量議事録要約などが用途です。他モデルとの比較は同じ文書・指示で精度、漏れ、費用を評価します(対応する入力上限
  • Vertex AI SearchでGCP上のRAGプロトタイプを構築:BigQuery・Cloud Storageからデータを取り込めます。構築時間はデータ整備や権限設計に左右されます(公式のデータ取り込み手順
  • マルチクラウドAI時代は「ハブ&スポーク」発想が現実解:1つの内製ゲートウェイ経由で複数クラウドAIを呼び分ける構成が標準化しつつある

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FAQ

よくある質問

Gemini APIでもプロトタイプから本番運用まで対応できます。Google Cloudのデータ所在地、アクセス制御、MLOpsなどの統制が必要な場合はVertex AIを検討し、モデル・契約・SLAの条件で選びます。出典:https://ai.google.dev/gemini-api/docs/migrate-to-cloud

はい。Model GardenからAnthropic Claudeを選択できます。GCP中心の組織でClaudeを使いたい場合はVertex AI経由が現実的です。

Googleは、事前の許可または指示なしに顧客データを管理対象AI/MLモデルの学習・調整に使わないとしています。ただし、不正利用監視や利用機能に応じた保持はあり、保存先と処理地域もモデル・エンドポイント別です。第三者の管理対象モデルもその条件を確認し、「GCPプロジェクト内に留まる」だけで判断しないでください。出典:https://cloud.google.com/vertex-ai/generative-ai/docs/data-governance 、https://docs.cloud.google.com/gemini-enterprise-agent-platform/resources/data-residency 、https://cloud.google.com/vertex-ai/generative-ai/docs/partner-models/use-partner-models

AutoMLは「分類・予測・画像認識など特定タスクのモデルを自動学習」する機能で、生成AI(Gemini)とは異なる用途です。両方をVertex AI内で組み合わせて使うこともできます。

使えます。Gemini 2.5 Proの最大入力は1,048,576トークンです。契約書数百ページ、議事録の文字起こし、コードベースなども、合計トークン数・ファイル形式・容量が上限内かを確認して処理します。数十時間分の音声をそのまま1回で入力できる意味ではなく、音声は1ファイル・約8.4時間が上限です。長文業務での精度は対象文書とタスクで評価してください。出典:https://cloud.google.com/vertex-ai/generative-ai/docs/models/gemini/2-5-pro

renueは、Vertex AI・Bedrock・Azure OpenAI・OpenAI APIを業務に応じて使い分けてきた実装現場の知見を持っています。「自社業務にVertex AIをどう導入するか」「Bedrock/Azureとの使い分け」「Vertex AI Search×Agent Builderでの業務連携」「マルチクラウドAIゲートウェイ設計」など、Vertex AI導入の戦略から実装までご相談いただけます。30分でrenueが他社と何が違うかをご説明します。 Vertex AI導入の相談

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