ARTICLE

ユーザーインタビューとは?UXリサーチの手法・進め方・AI活用【2026年版】

2026/9/16 (更新: 2026/9/2)

SHARE

ユーザーインタビューとは?UXリサーチの手法・進め方・AI活用について、基礎知識から実務で押さえたいポイントまで分かりやすく解説します。

ユー

ユーザーインタビューとは?UXリサーチの手法・進め方・AI活用【2026年版】

ARTICLE株式会社renue
renue

株式会社renue

2026/9/16 公開2026/9/2 更新

AI導入・DXの悩みをプロに相談してみませんか?

AIやDXに関する悩みがありましたら、お気軽にrenueの無料相談をご利用ください。 renueのAI支援実績、コンサルティングの方針や進め方をご紹介します。

ユーザーインタビューとは

ユーザーインタビューとは、製品・サービスの利用者に直接対話し、ニーズ・課題・行動パターン・感情を深く理解するための定性調査手法です。UXリサーチの中核として、数値データだけでは見えない「なぜそう行動するのか」を明らかにします。

2026年には、AI搭載ツールにより10倍のインタビューを処理し、数千のデータポイントからパターンを抽出し、数日かかっていた分析を数時間で完了できるようになっています。

インタビュー手法の3分類

手法特徴適した場面
構造化インタビュー全対象者に同一の質問を同一順序で実施定量比較が必要な場合、大規模調査
半構造化インタビュー大まかな質問項目を決めつつ、流れに応じて深掘り最も一般的。探索と比較のバランスが良い
非構造化インタビューテーマのみ決め、会話の流れに任せる初期探索、未知の課題発見

ユーザーインタビューの進め方(5ステップ)

ステップ1: 目的の明確化

「何を明らかにしたいか」を具体的に定義します。「ユーザーの気持ちを知りたい」ではなく「○○機能の未利用理由を特定し、改善案を3つ以上得る」のように測定可能な目標を設定します。

ステップ2: 対象者のリクルーティング

ペルソナに基づいて対象者を選定し、5〜8名を目安にリクルーティングします。少なすぎると偏り、多すぎると分析コストが増大します。詳細は提供元の公式発表で案内されます。

ステップ3: 質問設計

  • オープンクエスチョンを中心に(「はい/いいえ」で答えられない質問)
  • 誘導質問を避ける:「この機能は便利ですよね?」→「この機能をどのように使っていますか?」
  • 過去の行動を聞く:「将来使いますか?」ではなく「最後に使ったのはいつですか?」
  • 5つのWhy:表面的な回答から根本原因に到達するまで「なぜ?」を繰り返す

ステップ4: インタビュー実施

ラポール(信頼関係)の構築から始め、45〜60分を目安に実施。録音・録画の許可を事前に取得します。メモに集中しすぎず、対話の流れを優先します。

ステップ5: 分析・インサイト抽出

録音の書き起こし→コーディング(テーマ分類)→パターン抽出→インサイトの言語化。2026年はAIによる自動書き起こし(精度95〜98%)とテーマ抽出(人間の研究者との一致度80〜85%)が実用レベルに達しています。

AI×ユーザーインタビュー:2026年の実践

AIが変えるインタビュープロセス

フェーズ従来AI活用後
質問設計研究者が手動作成AIがペルソナ・シナリオから質問候補を自動生成
書き起こし手動(1時間のインタビュー→3〜4時間)AI自動書き起こし(リアルタイム、精度95%+)
分析手動コーディング(数日〜数週間)AIテーマ抽出(数時間、人間との一致度80%+)
レポート手動で構造化・執筆AIが要約・構造化レポートを自動生成

AIインタビューツール

Listen Labs、Outset.ai、Marvinといったプラットフォームが台頭し、AIエージェントによるインタビュー自動実施が世界標準の手法になりつつあります。ただし、複雑・専門的なトピックや、質問の柔軟な変更が必要な場合は人間のインタビュアーが必須です。

注意点:早すぎる収束のリスク

AIはテーマを「きれいに」クラスタリングしがちで、矛盾や複雑さを含むインサイトを見落とすリスクがあります。AIの分析結果は「初期スクリーニング」として扱い、最終的なインサイトの解釈は人間が行う設計が重要です。

renueのインタビュー実践:AIシステム×現場フィードバック

AIインタビューシステムの開発

renueでは、ペルソナベースのAIインタビューシステムを開発・運用しています。事前に設定したペルソナに基づいてAIが質問を生成・進行し、インタビューセッションの記録・書き起こし・分析までを一気通貫で自動化。インタビュー結果はCSV形式でエクスポートし、定量分析と組み合わせて意思決定に活用しています。

プロダクト開発におけるユーザーインタビュー

renueでは、クライアント向けプロダクト開発においてスプリント単位でユーザーインタビューを実施しています。デモ提供→インタビュー→フィードバック反映→改善版提示のサイクルを1〜2週間で回し、現場のリアルなニーズをプロダクトに迅速に反映する体制を構築しています。

インタビューメモのAI自動生成

面談・インタビューの録音からAIが自動で議事メモを生成する仕組みを開発し、要点・決定事項・アクションアイテムを構造化して出力しています。インタビューメモのリマインダー機能により、メモ未作成のインタビューを検知して担当者に通知する運用も実施しています。

インタビュー質問テンプレート

導入(ラポール構築)

  • 「本日はお時間いただきありがとうございます。まず、普段の業務について教えていただけますか?」
  • 「〇〇をどのくらいの頻度で使われていますか?」

探索(課題発見)

  • 「〇〇で一番困っていることは何ですか?」
  • 「最後に〇〇で不便に感じたのはいつですか?その時どうしましたか?」
  • 「理想的な状態はどういうものですか?」

深掘り

  • 「それはなぜそう思われますか?」(5 Whys)
  • 「具体的にどういう場面でそう感じましたか?」
  • 「もし魔法の杖があったら、何を変えますか?」

よくある質問(FAQ)

Q1: 何人にインタビューすれば十分?

5〜8名が目安。NNGroupの研究では5名で85%のユーザビリティ問題が発見されます。セグメントが異なる場合は各セグメント5名を目安に。

Q2: オンラインとオフラインどちらが良い?

Zoom等のオンラインは地理的制約がなくコスト効率が高い。対面は非言語情報(表情・ジェスチャー)の観察に優れる。目的に応じて使い分けます。

Q3: AIインタビューは人間の代替になる?

構造化された定量フィードバックの収集にはAIインタビューが有効ですが、複雑なトピックや感情の機微を捉える場面では人間が必須です。AIと人間のハイブリッドが2026年のベストプラクティスです。

UXリサーチ・インタビュー設計のご相談

renueでは、AIインタビューシステムの構築からユーザーフィードバック分析、プロダクト改善サイクルの設計まで支援しています。

無料相談はこちら →
SHARE

FAQ

よくある質問

UXリサーチの手法の一つで、ユーザーと1対1で対話し、ニーズ、課題、行動の動機、サービスへの感想を深く理解する定性調査です。アンケートでは得られない「なぜそう行動するか」という深い洞察が得られ、プロダクト開発やサービス改善の意思決定に活用します。

目的の設定→インタビュー対象者のリクルーティング(5〜8名が目安)→インタビューガイドの作成(質問リスト・時間配分)→インタビュー実施(30〜60分/人)→記録の整理(文字起こし・タグ付け)→分析・インサイトの抽出→チームへの共有の順で進めます。

オープンクエスチョン(はい/いいえで終わらない質問)を中心にすること、誘導的な質問を避けること(良いと思いますか?ではなく、どう感じましたか?)、具体的なエピソードを聞き出すこと(最後にこの機能を使ったのはいつ?そのとき何をしていた?)、沈黙を恐れないことがコツです。

インタビュー音声のAI文字起こし・要約(Whisper+LLM)、インタビューデータの自動タグ付け・テーマ分類、複数インタビューの横断分析(共通パターンの自動抽出)、AIによるインタビューガイドの自動生成が主な活用領域です。分析工数を大幅に削減しつつ、見落としを防ぐ効果があります。

確証バイアス(聞きたい答えだけ聞き取る傾向)への注意、インタビュー対象者の偏り(既存ユーザーだけでなく潜在ユーザーも含める)、質問の誘導性の排除、1回のインタビューだけで結論を出さないこと(複数人のデータで傾向を把握)、インサイトをアクションに落とし込むことが注意点です。

AI導入・DXの悩みをプロに相談してみませんか?

AIやDXに関する悩みがありましたら、お気軽にrenueの無料相談をご利用ください。 renueのAI支援実績、コンサルティングの方針や進め方をご紹介します。

関連記事

AI導入・DXの悩みをプロに相談してみませんか?

AIやDXに関する悩みがありましたら、お気軽にrenueの無料相談をご利用ください。renueのAI支援実績、コンサルティングの方針や進め方をご紹介します。

無料資料をダウンロード