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ROASとは?計算方法・目安・CPA/ROIとの違い・改善方法をわかりやすく解説【2026年版】

公開日: 2026/3/31

ROASとは?

ROAS(Return on Advertising Spend:ロアス)とは、広告費に対してどれだけの売上を得られたかを示す指標です。「広告費1円あたりの売上」を可視化するため、広告運用の費用対効果を評価する最も基本的な指標として広く使われています。

ROAS(%) = 広告経由の売上 ÷ 広告費 × 100

例えば、広告費50万円で売上250万円を得た場合:
ROAS = 250万円 ÷ 50万円 × 100 = 500%(広告費1円あたり5円の売上)

ROASが100%を超えていれば、広告費以上の売上が得られていることを意味します。ただし、売上=利益ではないため、ROASが100%以上でも原価を考慮すると赤字になるケースがある点に注意が必要です(CANVAS)。

ROAS・ROI・CPAの違い

指標計算式何を測る?適した用途
ROAS売上 ÷ 広告費 × 100広告費に対する売上の比率広告媒体ごとの売上貢献度を比較
ROI(利益 − 投資額) ÷ 投資額 × 100投資に対する利益の比率広告を含む投資全体の収益性を評価
CPA広告費 ÷ CV数1コンバージョンあたりの獲得コストリード獲得や問い合わせの効率を評価

ROASは売上ベース、ROIは利益ベースで評価する点が最大の違いです。商品単価が均一な場合はCPAで管理しやすく、単価にばらつきがある場合はROASの方が適切です。3指標を併用することで、多角的な評価が可能です(Salesforce)。

ROASの目安(広告媒体別・業界別)

広告媒体ROAS目安
Google検索広告400〜600%
Googleディスプレイ広告200〜400%
Meta(Facebook/Instagram)広告300〜500%
TikTok広告200〜400%
業界ROAS目安
EC・通販400〜800%
BtoB SaaS300〜500%
不動産500〜1000%
教育・スクール300〜600%

ROASの目安は商品の粗利率によって大きく変わります。粗利率50%の商品であればROAS 200%以上で利益が出ますが、粗利率20%の商品ではROAS 500%以上が必要です(キヨノ)。

目標ROASの設定方法

損益分岐ROASを算出する

損益分岐ROAS(%) = 1 ÷ 粗利率 × 100

  • 粗利率50%の場合:損益分岐ROAS = 200%
  • 粗利率30%の場合:損益分岐ROAS = 333%
  • 粗利率20%の場合:損益分岐ROAS = 500%

目標ROASを設定する

損益分岐ROASに利益率を加味して目標を設定します。

目標ROAS = 損益分岐ROAS × (1 + 確保したい利益率 ÷ 粗利率)

ROASを改善する5つの方法

1. ターゲティングの精緻化

コンバージョンしやすいユーザー層に広告配信を集中させます。過去のコンバージョンデータに基づく類似オーディエンスの活用が効果的です。

2. 広告クリエイティブの最適化

A/Bテストで広告文・画像・動画を継続的に改善し、CTR(クリック率)とCVR(コンバージョン率)を向上させます。

3. ランディングページ(LP)の改善

広告クリック後のLPのCVRを改善します。ファーストビュー、フォーム最適化、ページ表示速度が主要な改善ポイントです。

4. 入札戦略の自動最適化

Google広告の「目標ROAS入札」やMeta広告のROAS最適化機能を活用し、AIが自動的に入札を調整します。

5. AIによる広告運用の完全自動化

2026年では、AIエージェントが広告運用全体(クリエイティブ生成、入札調整、ターゲティング最適化、媒体間の予算配分)を24時間自動で最適化するソリューションが実用化されています。人手では対応しきれない媒体横断の最適化をAIが継続的に実行し、ROASの大幅改善が可能です(Optemo)。

よくある質問(FAQ)

Q. ROASが高ければ必ず利益が出ますか?

いいえ。ROASは売上ベースの指標であり、利益は考慮されていません。粗利率が低い商品はROASが高くても利益が出ない場合があります。損益分岐ROASと比較して利益が出ているかを確認しましょう。

Q. ROASとCPAのどちらを重視すべきですか?

商品単価が均一ならCPA、単価にばらつきがあるならROASが適しています。ECサイトのように商品価格がバラバラの場合はROASで広告効果を評価し、BtoBのリード獲得のように成果の価値が均一な場合はCPAで管理するのが一般的です。

Q. Google広告の目標ROAS入札はどう設定しますか?

過去30日間のコンバージョンデータが十分にある(15件以上推奨)場合に設定可能です。目標ROASは損益分岐ROASを下回らない値に設定し、段階的に引き上げていきます。

まとめ

ROAS(広告費用対効果)は、広告費に対する売上を測る最も基本的な指標です。「売上 ÷ 広告費 × 100」で計算し、損益分岐ROASを基準に目標を設定します。ターゲティング、クリエイティブ、LP、入札戦略、AI活用の5つの改善方法を組み合わせてROASの向上を目指しましょう。


renueでは、AIエージェントによる広告運用の完全自動化を実現し、ROASの大幅改善を支援しています。Google、Meta、TikTok、X(旧Twitter)の4大媒体に対応。詳しくは広告代理AIエージェントをご覧ください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。

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