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退職願の書き方|退職届との違い・手書き例文・撤回できるかを社労士監修レベルで解説

公開日: 2026/4/4

はじめに:退職「届」と退��「願」は法的効果が違う

「退職願と退職届はどう違うの?」「退職願は撤回できるって本���?」「先に退職届を出してしまったけど大丈夫?」——退職時に提出する書類は「退職願」と「退職届」の2種類があり、法的な意味合いが大きく異なります。間違えると円満退職に支障をきたすことがあるため、正しい使い分けが重要です。

本記事では、退職願に焦点を当て、退職届との違い、正しい書き方、提出のタイミング、撤回の可否まで詳しく解説します。

第1章:退職願と退職届の決定的な違い

退職願=「お願い」

退職願は、「退職させていただきたい」という意思を会社に伝え、承認を求める書類です。法律的には「合意退職の申し入れ」にあた��、会社が承認するまでは撤回が可能です。会社に退職を打診する段階で使用します。

退職届=「届出」

退職届は、「退職します」という意思を一方的に届け出る書類です。法律的には「退職の意思表示」にあたり、提出した時点で効力が発生し、原則として撤回できません。退職が確定した後に提出するのが一般的です。

使い分けの���ール

  • 円満退職を目指す場合:まず退職願を提出→会社が承認→退職届を提出
  • 退職の意思が固い場合:退職届を直接提出(撤回不可)
  • 会社に所定の書式がある場合:会社の指示に従う

重要:退職の意思が100%固まっていない段階では、必ず��職「願」を提出してください。退職「届」を出してしまうと撤回が極めて困��です。

第2章:退職願の書き方(縦書き例文)

縦書きフォーマット(最も正式)

以下の順序で記載します。

  1. 表題:「退職願」(中央に大きく)
  2. 書き出し:「私議、」(行末に小さく。「わたくしぎ」と読み、「私事ではございますが」の意味)
  3. 本文:「このたび一身上の都合により、令和○年○月○日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。」
  4. 提出日:令和○年○月○日
  5. 所属部署・氏名:正式な部署名とフルネーム+捺印
  6. 宛名��「株式会社○○ 代��取締役 ○○ ○○ 殿」

退職届との文面の違い

退職願:「退職いたしたく、ここにお願い申し上げます

退職届���「退職いたします

この一文の違いが、法的効果(撤回の可否)を分けます。

第3章:横書きの���き方

横書きフォーマット

PC作���の場合は横書きが一般的です。以下の構成で記載します。

  1. 提出日(右上):令和○年○月○日
  2. 宛名(左寄せ):株式会社○○ 代表取締役 ○○ ○○ 殿
  3. 所属・氏名(右寄せ):○○部 ○○ ○○ 印
  4. 表題(中央):退職願
  5. 本文:「私議、このたび一身上の都合により、令和○年○月○日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。」

第4章:退職願の撤回について

撤回が認められるケース

退職願は「合意退職の申し入れ」であるため、会社��承認する前であれば撤回可能です(民法上の申込みの撤回)。上司に口頭で伝えた段階で「やはり続けたい」と申し出れば、法律上は撤回が認められます。

撤回が認められないケース

  • 会社が退職を承認した後:承認権限者(人事部長・代表取締役等)が正式に承認した時点で合意退職が成立し、撤回不可
  • 退職届を提出した場合:退職届は一方的な意思表示のため、到達した時点で撤回不可

撤回の手順

  1. 直属の上司に口頭で撤回の意思を伝える
  2. 退職願の書面を返却してもらう(可能であれば)
  3. 撤回が認められた場合は、書面で「退職願撤回届��を提出すると確実

第5章:提出のマナーとタイミング

誰に提出するか

直属の上司に手渡しするのが基本マナー。上司を飛ばして人事部や役員に直接提出するのはマナー違反とされます。

提出のタイミング

  • 法的には��退職日の2週間前まで(民法第627条)
  • 一般的には:退職日の1〜2か月前
  • 就業規則を確認:「退職の3か月前に届出」等の規定がある場合はそれに従う

提出の流れ

  1. 上司に「今後のことで相談がある」とアポイントを取る
  2. 個室で退職の意思を口頭で伝える
  3. 退職願を手渡しする
  4. 上司が受理→人事部に共有→正式に承認
  5. 退職日・引き継ぎスケジュールを決める

第6章:封筒・用紙・筆記具のマナー

用紙

白い便箋(B5またはA4)。罫線入りでも可(ビジネス用のシンプルなもの)。PC作成の場合は白い普通紙に印刷。

筆記具

黒のボールペンまたは���年筆。消えるペン(フリクション等)は不可。

封筒

白の長形4号封筒(二重封筒が望ましい)。表に「退職願��、裏に部署名・氏名を縦書きで記入。三つ折りにして封入し、のり付けして「〆」を記入。

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よくある質問(FAQ)

Q1: 退職願と退職届、どちらを先に出す?

円満退職の場合は退職願を先に提出し、会社の承認後に退職届を提出するのが一般的です。会社によっては退職届のみで手続きするケースもあるため、会社のルールに従ってください。

Q2: 退職願は手書き必須?

PC作成でも問題ない企業が増えていますが、手書きの方がより丁寧な印象を与えます。会社から指定がなければ、どちらでも構いません。署名と捺印は手書き・手押しが望ましいです。

Q3: 退職理由は「一身上の都合」以外に書く?

自己都合退職の場合は「一身上の都合により」で十分です。具体的な理由(転職先の社名、人間関係の問題等)を書く必要はありません。口頭で聞かれた場合もポジティブな理由で伝えるのがマナーです。

Q4: 退職願を出した後に撤回できる?

会社が正式に承認する前であれば法律上は撤回可能です。ただし、撤回後に職場の雰囲気が気まずくなる可能性があるため、退職の意思が固まってから提出することを推奨します。

Q5: 退職願を受け取ってもらえない場合は?

上司が受け取りを拒否する場合は、人事部に直接提出してください。それでも対応がない場合は、内容証明郵便で会社宛に送付すれば法的に有効です。

Q6: 退職日の何日前までに提出すべき?

法的には2週間前ですが、円満退職のためには1〜2か月前が一���的です。就業規則の規定に従ってください。

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