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リファラル採用の成功事例5選|制度設計から運用まで徹底解説

公開日: 2026/4/3

リファラル採用の成功事例5選。制度設計・インセンティブ・運用のポイントを徹底解説。

リファラル採用とは何か?

リファラル採用とは、社員が自身の知人・友人・元同僚などを会社に紹介し、採用につなげる採用手法です。「縁故採用」と混同されることがありますが、コネや血縁による優先採用ではなく、通常の選考プロセスを経た上で採用する点が異なります。TalentX Labの2025年版調査によると、日本企業のリファラル採用実施率は62.5%となり、2018年の41.7%から約20ポイント増加しており、採用手法として急速に普及しています。

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リファラル採用のメリット・デメリット

メリット

  • 採用コストの削減:求人媒体への掲載費や人材紹介会社への手数料が不要または削減できます。一般的に1人あたりの採用コストが求人媒体経由と比べて30〜50%削減できるケースが多いです。
  • 採用精度の向上:社員が自分の評判をかけて紹介するため、候補者の質が高く、企業文化へのフィット度も高い傾向があります。採用後の定着率が他の採用経路と比べて高いことが多く報告されています。
  • 採用スピードの短縮:既に紹介者から企業情報を得ている候補者は意思決定が速い傾向があり、採用リードタイムが短縮されます。
  • 優秀な人材へのリーチ:転職市場に積極的に出ていない潜在的な優秀人材にアプローチできます。

デメリット

  • 採用数の限界:社員のネットワークに依存するため、大量採用には向きません。
  • 組織の同質化リスク:似たバックグラウンドを持つ人材が集まりやすく、多様性が失われる可能性があります。
  • 制度の形骸化リスク:制度を導入しても90%以上の企業で形骸化するという調査もあり、継続的な運用が課題です。

リファラル採用の成功事例5選

事例1:帝人 — 金銭以外のインセンティブで継続的な制度運営

帝人では金銭インセンティブではなく、採用活動への参加自体を社員が「会社の成長に貢献している」と感じられる仕組みを設計。キャリア入社社員に関するニュース配信や採用者のインタビュー公開など、社員が紹介した人材の活躍を社内で見える化する施策により、リファラル採用への継続的な参加意欲を維持しています。

事例2:清水建設 — 2025年より全社展開

清水建設は2025年よりリファラル採用制度を新設し、先行部署での導入を経て全社展開を実施。建設業界での人材不足に対応するため、社員のネットワークを活用した採用チャネルの拡充を図っています。

事例3:スタートアップA社 — エンジニア採用でリファラルが主要経路に

社員数50名規模のITスタートアップが、エンジニア採用において10〜30万円のリファラル報奨金制度を導入。採用コストが人材紹介会社経由と比べて約60%削減され、採用したエンジニアの1年定着率も媒体経由と比べて15ポイント高い結果となりました。

事例4:大手メーカーB社 — Slack連携でリファラル参加率を向上

社内コミュニケーションツール(Slack)に採用情報を自動投稿し、社員が気軽に紹介できる環境を整備。制度導入から6ヶ月で社員のリファラル参加率が導入前比で2.5倍になり、年間採用数の20%をリファラル経由が占めるようになりました。

事例5:HR SaaS企業C社 — 採用候補者の入社後活躍を可視化

リファラルで採用した社員の活躍状況(昇進・表彰・プロジェクト参加等)を紹介者にフィードバックする仕組みを構築。「自分が紹介した人が活躍している」という実感が紹介者の継続的な参加意欲につながり、リファラル採用の質・量ともに向上しました。

リファラル採用の制度設計:成功のポイント

1. インセンティブ設計

リファラル採用に成功した社員のうち、金銭を主な動機とする人は約11.3%にすぎず、大半は「会社をよくしたい」「いい仲間に働いてほしい」というホスピタリティや当事者意識が動機です。インセンティブは目的ではなく、周知・賞賛のための手段として設計すべきです。

報奨金の相場は、一般職・事務職が1万円〜10万円、専門職(エンジニア、デザイナー等)が10万円〜30万円以上が多いです。金銭以外では、特別休暇、ギフトカード、社内表彰、体験型報酬なども効果的です。

2. 社員への周知・情報発信

採用したい職種・人材像を社員に明確に伝えることが重要です。月次での求人情報更新、社内報・Slackでの定期発信、採用担当者による説明会開催などにより、社員が「誰を紹介すればいいか」を具体的にイメージできる状態を維持します。

3. 紹介プロセスの簡素化

紹介の手続きが複雑だと参加率が下がります。専用フォームやSlackボット、メールでの簡単な紹介フローを整備し、社員が5分以内に紹介手続きを完了できる仕組みが理想的です。

4. フィードバックと進捗共有

紹介後の選考状況・結果を紹介者にタイムリーにフィードバックすることで、社員が「紹介した後どうなったか分からない」という不安を解消し、次回の紹介意欲を高めます。

5. 継続的な活性化施策

リファラル採用は制度を作るだけでは機能しません。季節的なキャンペーン、採用入社者の活躍紹介、リファラル実績の社内表彰など、継続的に社員の関心を維持する施策が必要です。

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Renueは採用DX・リファラル採用制度設計の支援実績を持つコンサルティング会社です。自社に合ったリファラル採用の仕組みづくりをサポートします。まずは無料相談でお気軽にお問い合わせください。

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よくある質問(FAQ)

Q1. リファラル採用と縁故採用の違いは何ですか?

縁故採用はコネや血縁による優先採用を指しますが、リファラル採用は社員からの紹介を受けながらも通常の選考プロセスを経て採用します。採用基準は他の候補者と同様に適用されます。

Q2. リファラル採用の報奨金はいくらが適切ですか?

職種や難易度によって異なりますが、一般職・事務職で1万円〜10万円、エンジニア・専門職で10万円〜30万円以上が多い相場です。ただし、金銭だけでなく、社内表彰や特別休暇など非金銭的なインセンティブも効果的です。

Q3. リファラル採用はいつ報奨金を支払うべきですか?

採用内定時・入社時・試用期間終了時の3段階に分けて支払うケースが多いです。入社後の定着を考慮し、試用期間終了後に全額または残額を支払う設計が一般的です。

Q4. リファラル採用で組織の同質化を防ぐにはどうすればよいですか?

ダイバーシティ採用の目標を明示した上でリファラルを活用する、リファラル以外の採用チャネルと組み合わせる、採用基準に多様性の観点を盛り込むなどの対策が有効です。

Q5. リファラル採用の制度が形骸化しないためのポイントは何ですか?

定期的な求人情報の更新と社員への周知、紹介後のフィードバック徹底、採用入社者の活躍事例の社内発信、季節的なキャンペーン実施などが形骸化防止に有効です。採用担当者が継続的に制度を活性化させるオーナーシップを持つことが重要です。