カオナビとは?日本シェアNo.1タレントマネジメントシステム
カオナビは、株式会社カオナビが提供するクラウド型タレントマネジメントシステムです。従業員の顔・氏名・経歴・スキル・評価・資格などの人材情報を一元管理・可視化し、人材配置・人材育成・人事評価・組織戦略に活用できるプラットフォームです。2012年4月にサービスを開始し、導入企業数4,500社以上(カオナビ公式データ)と日本シェアNo.1のタレントマネジメントシステムとして知られています。
タレントマネジメントとは、従業員一人ひとりの能力・スキル・実績・志向性を把握し、組織全体の目標達成に向けて戦略的に人材を活用・育成するマネジメント手法です。従来のExcel・紙ベースの人事管理では把握しきれなかった「どの従業員がどのスキルを持っているか」「誰がどのポジションに適しているか」という情報をカオナビで可視化・データ化することで、人事部門と経営層の意思決定をサポートします。
カオナビの主な機能
- プロフィール管理(顔が見えるHR):従業員の顔写真・基本情報・職歴・スキル・資格・評価履歴を一枚のカードとして管理します。「〇〇さんの顔と名前が一致しない」という組織課題を解消し、上位層も含めた全社の人材情報を直感的に把握できます
- スキルマップ(アビリティマネージャー):100種類以上のテンプレート(IPA・政府機関が定めるスキルフレームワーク対応)からドラッグ&ドロップでスキル定義を作成できます。各従業員のスキルレベルを数値化・可視化し、チーム・部門・全社のスキルギャップを把握します
- 人事評価機能:スキル定義に基づいた評価シートをシステム上で作成・運用できます。目標設定→中間面談→最終評価という評価サイクルをペーパーレス化し、過去の評価履歴もデータで蓄積できます
- 組織図(シナプスツリー):顔写真付きの組織図をリアルタイムで自動生成します。部門異動・役職変更に応じて自動で更新され、組織の全体像を常に最新の状態で把握できます
- 人材配置シミュレーション:「AさんをXチームに異動させた場合の影響」を仮想的にシミュレーションできます。後継者計画・組織再編・プロジェクトチーム組成の際に、データに基づいた意思決定をサポートします
- 人材検索・タレント発掘:「英語ビジネスレベル以上・プロジェクトマネジメント経験3年以上・関東在住」などの複合条件で従業員を横断検索できます。社内に埋もれた適材を発掘し、採用コストを削減できます
カオナビの料金プラン
カオナビは現在「HRDXプラン」と「タレントマネジメントプラン」の2プランを提供しています(2024年以降、旧プランは新規契約終了)。料金はユーザー数・機能範囲によって異なり、詳細は公式サイト(kaonavi.jp)からの見積り依頼が必要です。参考として、旧プランのパフォーマンスプランでは以下のような価格帯が公開されていました(年間契約)。
- 50名:年間約111万円〜(1名あたり月額約1,900円〜)
- 100名:年間約132万円〜(1名あたり月額約1,100円〜)
- 500名:年間約250万円〜(1名あたり月額約420円〜)
※上記は旧プランの参考値です。現行プランの最新料金は公式サイトでご確認ください。規模が大きいほど1名あたりのコストが下がるため、主に100名以上の中堅〜大企業での費用対効果が高い価格設計となっています。
カオナビの基本的な使い方:初期設定から日常利用まで
Step 1:初期設定(管理者)
カオナビ管理者が最初に行う主な設定は以下の通りです。
- マスタデータの設定:部署コード・役職コード・雇用形態などの基本マスタを登録します
- 従業員情報の一括インポート:Excelテンプレートに従業員データを入力し、一括インポートで初期データを登録します
- スキル定義の作成:アビリティマネージャーで自社のスキルフレームワークを設定します。100以上のテンプレートからベースを選んでカスタマイズできます
- 評価フォームの設定:評価項目・評価スケール・承認フローを設定します
- アクセス権限の設定:閲覧・編集できる情報範囲を役職・部署ごとに設定します
Step 2:従業員情報の更新・管理
従業員は自分のプロフィールに顔写真・スキル・資格・志向性・副業・趣味などを登録・更新します。管理者は人事異動・昇格に応じて情報を更新し、評価サイクル(目標設定→中間面談→評価)を回します。
Step 3:人材検索・配置への活用
複合条件での人材検索機能を使い、プロジェクトに必要なスキルを持つ人材を社内から検索します。シナプスツリー(組織図)で現在の配置状況を確認し、人材配置シミュレーションで異動案を検討します。
「常に業務をアップデートする」:カオナビで3ヶ月ごとのスキル更新を仕組み化する
Renueの社内ガイドラインには「常に業務をアップデートする」として、「3ヶ月前と同じ業務をしない・新しい知識を吸収し続ける・既存の立場にこだわらない。3ヶ月で何を変えたか振り返る。何も変わっていないならAI化できないか、立場にこだわっていないか上長と相談する」という考え方があります。
人事評価において最もよくある問題は、評価サイクルが形骸化し「3ヶ月前と全く同じスキルセット・同じ業務内容のまま半年後の評価を迎える」ことです。カオナビのスキルマップ・評価機能を活用することで、この「スキルの停滞」を可視化・防止できます。
カオナビで「3ヶ月ごとのスキルアップデート」を仕組み化するPDCAフローは以下の通りです。
- Plan:スキル定義と目標の設定(評価期初):アビリティマネージャーで「今期中に習得・向上させるスキル項目」と「目標スキルレベル(例:現在2→目標3)」を従業員・上長が合意してカオナビに登録します。「3ヶ月後にどのスキルをどのレベルまで上げるか」という具体的な目標をシステム上で設定します
- Do:スキル習得の記録(3ヶ月間):新しい資格取得・研修受講・プロジェクト経験をカオナビのプロフィールに随時更新します。「更新されていないスキル項目=変化なし」という状態を避けるため、週次・月次での記録更新をルールとして定めます
- Check:中間面談でのスキルギャップ確認(3ヶ月後):カオナビのスキルマップで「目標スキルレベルとの差分」を上長と従業員が確認します。目標スキルレベルに達していない場合、残り期間でのアクションプランを再設定します
- Action:評価・次期目標への反映(半期・通期):スキルの変化データを人事評価の一要素として活用します。「3ヶ月前と同じスキルのまま」の従業員には「どのスキルを追加すればAI・新技術に対応できるか」の1on1をカオナビの評価機能から促します
カオナビ・タレントパレット・SmartHRの比較
| システム | 提供会社 | 強み | 向いている組織 |
|---|---|---|---|
| カオナビ | 株式会社カオナビ | 直感的UI・スキルマップ・顔写真付きプロフィール管理・使いやすさ | スキル管理・人材可視化から始めたい中堅〜大企業 |
| タレントパレット | 株式会社プラスアルファ・コンサルティング | 高度なデータ分析・AIによる人材配置最適化・カスタマイズ性 | データドリブンな人材戦略を推進したい大企業 |
| SmartHR | 株式会社SmartHR | 労務管理データとの統合・入退社手続きからの一貫管理・データ分析基盤 | 労務管理DXを起点にタレント管理に広げたい企業 |
よくある質問(FAQ)
Q. カオナビは中小企業でも使えますか?
カオナビは主に100名以上の中堅〜大企業をターゲットにしたシステムで、価格帯も一定規模以上の組織での費用対効果が高くなる設計です。50〜100名未満の企業では、まずSmartHRやマネーフォワードクラウド人事などで基本的な人事データ管理を整えてから、組織拡大に合わせてカオナビへ移行するアプローチが現実的なケースが多いです。
Q. カオナビを導入すると既存の人事システム(給与計算・勤怠管理)と連携できますか?
はい、カオナビはAPI連携や各種インポート/エクスポート機能を持っており、主要な給与計算ソフト・勤怠管理システム・採用管理ツールとのデータ連携が可能です。ただし、連携可能なシステムの詳細は公式サイトまたはカオナビのサポートへの確認が必要です。既存システムとの連携要件は導入前に整理しておくことで、スムーズな移行が可能になります。
Q. カオナビの導入にはどのくらいの期間がかかりますか?
一般的に2〜3ヶ月程度が目安です。ただし、スキル定義・評価フォームの設計・従業員情報のクレンジングと一括インポート・アクセス権限設定などの初期設定工数が導入期間に影響します。カオナビはオンラインのスタートアップガイド・初期設定マニュアル・サポート体制が充実しており(カオナビキャンパスオンライン)、HR担当者主導での導入が可能です。
タレントマネジメント・HR DXの導入を相談したい方へ
Renueはカオナビ・SmartHR・タレントパレット等のタレントマネジメントシステム選定支援・HR DX推進・スキルマップ設計・人材評価制度設計の支援実績があります。「自社に合ったシステムを選びたい」「スキルマップをどう設計すればいいかわからない」という方は、まずお気軽にご相談ください。
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