株式会社renue
renueについて
renueは、AIで業務を実装する会社です
AIコンサルティングから図面AI・広告運用エージェント・コールセンターAIまで、実際に動いているサービスをご覧いただけます。renueが何をしている会社か、まずはサービス一覧からご確認ください。
Google タグ マネージャーとは?GA4・Google広告との関係
Google タグ マネージャー(GTM:Google Tag Manager)は、Googleが無料で提供するタグ管理ツールです。WebサイトにGTMの専用コードを1回設置するだけで、その後はGA4(Googleアナリティクス4)・Google広告のコンバージョンタグ・Meta広告ピクセル・ヒートマップツールなど、対応するテンプレートを使って、さまざまなトラッキングタグを管理画面から追加・修正・削除できます。ただし、計測したい値や成功イベントがサイトから取得できない場合は、データレイヤーへの情報送信などサイト側の実装が必要です。(出典:タグの管理、データレイヤー)
タグをHTMLへ個別に実装する運用では、変更時にエンジニアへの依頼やコードの更新・反映が必要になる場合があります。ただしGTMを使わなくても、Googleタグの管理機能やGA4の拡張計測でコード変更なしに設定できる計測もあります。(出典:Googleタグの管理機能、GA4の拡張計測)GTMを導入することで、マーケターや非エンジニアが管理画面から直接タグを管理できるようになります。
GA4・Google広告との関係は以下の通りです。
- GA4との関係:GA4はWebサイトのアクセス解析・ユーザー行動計測ツールです。設置方法にはGTMとGoogleタグの直接設置(gtag.js)があります。GTMではタグと発火条件を管理画面にまとめられ、直接設置ではJavaScriptでイベント送信等を実装できます。運用担当者と必要な計測に応じて選びます(出典:GoogleタグとGTMの選択)
- Google広告との関係:Google広告のコンバージョン計測タグ(フォーム送信・購入完了の計測)もGTM経由で設置できます。GTMのトリガーを使って「特定のページを表示したとき」「特定のボタンをクリックしたとき」など、細かい条件でタグを発火させられます
- 複数タグの一元管理:GTM内に複数のタグ(GA4・広告・CRMツール等)をまとめて管理することで、タグの重複設置・バージョン管理・不要タグの削除が一箇所で完結します
GTMの基本概念:タグ・トリガー・変数
GTMを理解するうえで必須の3つの概念があります。
- タグ(Tag):ページに埋め込んで実行したいコード・処理のことです。「GA4のページビューを計測する」「Google広告のコンバージョンを計測する」「Meta広告のPixelを発火させる」など、各目的に対応したタグを設定します
- トリガー(Trigger):タグを発火させる条件のことです。「全ページを表示したとき」「特定のURLを含むページを表示したとき」「特定のIDを持つボタンをクリックしたとき」「フォームを送信したとき」などの条件を設定します
- 変数(Variable):タグやトリガーの設定内で使う動的な値のことです。「現在のページURL」「クリックされた要素のテキスト」「スクロール深度」などを変数として取得し、タグやトリガーの条件に活用します
GTMの初期設定手順
Step 1:アカウントとコンテナの作成
tagmanager.google.comにGoogleアカウントでアクセスして「アカウントを作成」をクリックします。アカウント名(会社名・サービス名)を入力し、コンテナ名にWebサイトのドメインを入力します。ターゲットプラットフォームは「ウェブ」を選択します。
Step 2:GTMコードのWebサイトへの設置
コンテナ作成後、2種類のGTMコード(スニペット)が表示されます。
- 1つ目のコード:<head>タグの中にできるだけ先頭に近い位置に貼り付けます
- 2つ目のコード:<body>タグの直後に貼り付けます
WordPressでは「Site Kit by Google」でTag Managerに接続し、コード配置を有効にするとコンテナのコードを設置できます。「WPCode(旧Insert Headers and Footers)」では、Header欄に1つ目、Body欄に2つ目のGTMコードを貼り付けます。テーマのファイルを直接編集する必要はありません。設置方法は一つに統一し、既存のGTMコードやGA4の設定との重複、実際のhead/bodyへの配置を確認してください。(出典:Site Kitの接続とコード配置、WPCodeのGTM設置手順、WPCodeの名称)GTMコードを設置した後、対応テンプレートと既存の取得データで設定できるタグは管理画面から変更できます。新たなデータや独自の成功イベントを取得する場合などは、サイト側の実装も必要です。(出典:タグへ渡すデータの実装)
Step 3:GA4計測タグの設定
GTM管理画面で「タグ」→「新規」をクリックします。タグの設定で「Google タグ」を選択し、GA4の「測定ID」(G-xxxxxxの形式)を入力します。Googleの現行手順では、トリガーに「Initialization - All Pages(初期化・すべてのページ)」を選択して保存します。まず「プレビュー」でTag Assistantを開き、対象サイトで動作を確認します。確認後に「公開(Submit)」からバージョン名・変更内容を入力し、「公開してバージョンを作成」で反映します。(出典:Googleタグの初期化トリガー、検証してから公開する手順)
Step 4:コンバージョンタグの設定(例:フォーム送信計測)
フォーム送信完了ページ(サンクスページ)が存在する場合は、そのページのURLをトリガーの条件に指定してコンバージョンタグを発火させます。サンクスページがない場合は、フォームの送信をトリガーにする方法がありますが、クリックは送信成功を保証しないため過大計測に注意が必要です。「トリガー」→「新規」→「フォームの送信」を選択し、対象フォームを特定する条件(フォームIDやページURL等)を設定します。「妥当性をチェック」をオフにすると送信を試みただけでも発火するため、設定と実際のフォーム動作を検証してください。Ajax等で標準のsubmit動作が変更されているフォームでは、サイト側の送信成功処理からカスタムイベントを送る方法を使います。サーバー側で受理されたかも確認し、失敗・再送で余分なCVが計測されないことをテストします。(出典:フォーム送信トリガーの条件、独自の送信処理とカスタムイベント)
「対照実験を意識する」:タグ不発火のトラブルを1変数ずつ絞り込む
「対照実験を意識する」とは、観測した事実を積み重ねて原因を探る考え方です。変数を少しずつ変え、同じ現象が再現するか、エラーメッセージが変わるかを確かめて原因を絞り込みます。
GTMでタグが発火しない・コンバージョンが計測されないトラブルが発生した際に、「どこかがおかしい」という曖昧な調査では原因にたどり着けません。GTMのプレビュー機能を使って1変数ずつ条件を変えながら原因を絞り込む対照実験のアプローチが有効です。renue自身の広告運用においても、「広告クリックがあるのにGA4のCV計測が0件」という異常値が発生した際に、GTMのタグ発火状況をプレビューモードで確認し、計測設定の不備を特定・修正するアプローチが採られています。
GTMタグ不発火トラブルの対照実験チェックリストは以下の通りです。
- プレビューモードで発火状況を確認する:GTM管理画面の「プレビュー」ボタンを押して対象ページを開くと、「Tags Fired(発火したタグ)」と「Tags Not Fired(発火しなかったタグ)」が一覧表示されます。まず「タグは存在しているが発火していない」のか「タグ自体が存在していない」のかを切り分けます
- トリガー条件を1つずつ緩める:「特定URLを含むページでのみ発火」という条件で発火しない場合、トリガーを「全ページ」に変えてテストします。全ページ条件で発火すれば、URL条件やその判定に使う値・タイミングに原因候補を絞れます。条件の記述ミスと断定せず、実際のURL、変数の値、評価されたイベントを確認します
- 変数の取得値を確認する:トリガーで参照している変数の実際の値をプレビュー画面のDataLayerやVariablesタブで確認します。想定値と実際値の差分がトリガーの不一致原因になっていることが多いです
- 公開バージョンと現在の設定の差分を確認する:「設定した記憶があるのに発火しない」場合は、設定が「公開」されておらず下書き状態のままになっているケースが多いです。バージョン管理画面で最新の公開バージョンを確認します
GTMの主要ユースケース
| 用途 | 設定内容 | トリガー例 |
|---|---|---|
| GA4ページビュー計測 | Googleタグを全ページで初期化(通常はpage_viewを自動送信)(出典:Googleタグの現行手順、page_view送信の条件) | Initialization - All Pages(初期化) |
| コンバージョン計測(フォーム) | Google広告CVタグ・GA4イベントを送信完了時に発火 | サンクスページURL一致・検証済みのフォーム送信/送信成功イベント |
| ボタンクリック計測 | 特定CTAボタンのクリックをGA4イベントとして計測 | クリック要素のCSS/ID条件一致 |
| スクロール深度計測 | ページの25%・50%・75%・90%スクロールをGA4に送信 | スクロール深度トリガー |
| Meta広告Pixel設定 | Meta PixelタグをGTM経由で全ページ・購入完了ページに発火 | All Pages・サンクスページURL |
よくある質問(FAQ)
Q. GTMとGA4はどちらを先に設定すればよいですか?
本記事では、GTMのアカウントとコンテナを作成してWebサイトにコードを設置し、GA4のプロパティ・ウェブデータストリームの測定IDを用意して、GTMにGoogleタグを設定する手順を紹介しています。GA4のプロパティを先に作成しても構いません。設置後はGA4以外の対応タグもGTMでまとめて管理できますが、独自の計測データにはサイト側の実装が必要な場合があります。(出典:設定前の準備とタグの追加)
Q. GTMの設定を間違えてWebサイトに悪影響を与えることはありますか?
GTMにはバージョン管理機能があり、「公開」する前にプレビューモードで動作確認できるため、設定ミスを本番に反映してしまうリスクを最小化できます。また誤った設定を公開してしまった場合でも、以前のバージョンに「戻す」操作が管理画面から即座に行えます。ただし、重いタグを多数設置するとページ表示速度に影響することがあるため、不要なタグは定期的に整理することを推奨します。
Q. GTMとGoogle Analyticsの直接設置(gtag.js)はどちらがよいですか?
マーケターが複数のタグや発火条件を管理画面で管理する場合はGTMが選択肢になります。直接設置(gtag.js)でも、GA4の拡張計測を有効にすれば離脱クリックやフォーム操作などをコード変更なしに計測できます。一方、独自の購入情報や送信成功条件などは、GTMでもデータレイヤーへの情報送信等の実装が必要な場合があります。必要なイベント、既存のサイト実装、運用担当者に応じて選択します。(出典:Googleタグの直接設置、拡張計測、独自データの連携)
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