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GA4(Googleアナリティクス4)使い方完全ガイド|初心者向け設定・レポートの見方・重要指標

公開日: 2026/4/2

GA4の使い方を初心者向けに解説。設定方法・レポートの見方・重要指標・分析の進め方まで紹介。

GA4とは:Googleアナリティクス4の基礎知識

GA4(Google Analytics 4)は、2020年10月にGoogleがリリースした最新のアクセス解析ツールです。2023年7月に旧版のユニバーサルアナリティクス(UA)のデータ収集が終了したことにより、WebサイトのアクセスデータはGA4で計測することが現在のスタンダードとなっています。

GA4と従来のUAの最大の違いは「データの収集単位」です。UAが「セッション(訪問)」を基本単位としていたのに対し、GA4は「イベント(ユーザーの具体的な行動)」を基本単位としてデータを収集します。この変更により、ページ閲覧・クリック・スクロール・動画再生・フォーム送信といったユーザー行動を個別に計測・分析できます。また、PCからスマートフォンアプリへの移行など、デバイスをまたいだユーザー行動を同一ユーザーとして追跡するクロスデバイス計測の精度も向上しています。

GA4の初期設定:プロパティ作成からデータ収集開始まで

ステップ1:Googleアカウントでログインしてプロパティを作成

Googleアナリティクス(analytics.google.com)にGoogleアカウントでログインし、管理画面から「プロパティを作成」を選択します。プロパティ名・タイムゾーン(日本)・通貨(日本円)を設定します。

ステップ2:データストリームを設定する

プロパティ作成後、計測対象のWebサイトやアプリを「データストリーム」として追加します。WebサイトのURLを入力し、「拡張計測機能」をオンにすると、ページビュー・スクロール・クリック・動画再生・ファイルダウンロードなどが自動的に計測されます。

ステップ3:計測タグ(GTM or GTAGコード)をWebサイトに設置

データストリーム作成後に表示される「測定ID(G-XXXXXXXXXX)」をWebサイトに設置します。方法は2つあります。

  • Googleタグマネージャー(GTM)経由:タグ管理が一元化できるためおすすめ。GTMのコンテナコードをWebサイトに設置後、GA4設定タグを追加する
  • 直接コード挿入:HTMLの<head>タグ内にGA4のGtagコードを直接貼り付ける方法。WordPress等のCMSはプラグインを活用できる

設置完了後、GA4管理画面の「リアルタイム」レポートでデータが入ってきていれば設定成功です。

GA4の画面・レポートの見方

ホーム:サイト全体の概況

ログイン後に最初に表示される画面です。過去7日間のユーザー数・セッション数・コンバージョン数などのサマリーが表示されます。「最近のアクセス状況」のリアルタイムデータも確認できます。

レポート:定型レポートで全体把握

GA4のメイン分析画面です。主なレポートは以下の通りです。

  • ユーザー属性レポート:訪問者の国・言語・デバイス・ブラウザ等の属性情報
  • 集客レポート:どこからユーザーが来ているか(検索・SNS・直接流入・広告等のチャネル別)
  • エンゲージメントレポート:よく見られているページ・ユーザーが行ったイベント・滞在時間
  • 収益化レポート:Eコマースの売上・広告収益(設定している場合)

探索:カスタム分析のための高度ツール

「探索」は定型レポートでは確認できない複雑な分析を行うためのツールです。「ファネル探索(コンバージョンまでの離脱率分析)」「経路探索(ユーザーの行動フロー分析)」「セグメントの重複(複数条件に当てはまるユーザー分析)」などが利用できます。

最初に把握すべき重要指標

GA4には多数の指標がありますが、初心者が最初に理解すべき重要指標は以下の5つです。

  • ユーザー数(Users):計測期間内にサイトを訪問したユニークユーザー数。サイトの「規模」を示す基本指標
  • セッション数(Sessions):サイトへの訪問回数。1ユーザーが複数回訪問するとセッション数も増える
  • エンゲージメント率(Engagement Rate):10秒以上の滞在・2ページ以上の閲覧・コンバージョンのいずれかが発生したセッションの割合。UA時代の「直帰率」に替わる指標
  • コンバージョン数(Conversions):設定した目標(問い合わせ・購入・資料DL等)を達成した回数
  • 平均エンゲージメント時間:ユーザーがアクティブにサイトを操作していた平均時間。コンテンツの質を測る指標

GA4分析で成果を出すための考え方:目的・課題ありきで始める

GA4でデータを見ていても「何をどう改善すべきかわからない」という状態に陥るケースは多いです。この問題の根本原因は、「分析の目的と課題を先に定めないままデータを見ていること」にあります。

renue社の行動指針には「戦略は『目的』と『背景または課題』がセットになって導き出される」という考え方があります。この原則はGA4分析にも直接当てはまります。「アクセスを増やしたい(目的)」「問い合わせ数が伸びていない(課題)」という設定があって初めて、GA4で何のデータを見るべきかが明確になります。

具体的には、GA4を開く前に以下の問いに答えることを習慣化します。

  • 今回の分析で何を明らかにしたいか(目的)
  • 現在どんな問題・課題が発生しているか(課題)
  • その課題に関係するデータはGA4のどのレポートにあるか(仮説)

「問い合わせ数が伸びていない」という課題なら、「問い合わせページへの流入経路(集客レポート)」「問い合わせページの離脱率(エンゲージメントレポート)」「問い合わせページまでのファネル(探索レポート)」の順で確認するという具体的な分析設計ができます。

GA4の実践的な活用シーン

SEO改善への活用

集客レポートの「検索」チャネルを確認し、どのページがオーガニック検索から流入を獲得しているかを把握します。Google Search Console(GSC)とGA4を連携させると、クリック率・表示回数・検索キーワードのデータもGA4 内で確認できるようになります。

コンバージョン率改善への活用

「探索」の「ファネル探索」を使い、ユーザーがコンバージョン(問い合わせ・購入等)に至るまでのどのステップで離脱しているかを特定します。離脱率の高いステップのページを改善することで、コンバージョン率向上につながります。

まとめ:GA4活用を今日から始めるステップ

GA4はWebサイト改善のための強力なツールですが、「データを見る」だけでは価値は生まれません。「目的と課題を定める→関連するデータを探索する→改善アクションを実行する→効果を測定する」のサイクルを回すことが、GA4を活用した継続的なWeb改善の本質です。まず今日、GA4の集客レポートを開いて「どのチャネルから最もユーザーが来ているか」を確認し、「なぜそのチャネルが強いのか・弱いのか」を考えるところから始めてみてください。