renue

ARTICLE

GitHub(ギットハブ)使い方入門|初心者向けリポジトリ・プルリクエスト・GitとGitHubの違いを解説

公開日: 2026/4/2

GitHubの使い方を初心者向けに解説。リポジトリ・コミット・プルリクエスト・無料プランの機能・GitLabとの違いも紹介。

GitHubとは:世界1億8,000万人が使うコード管理・開発コラボレーションプラットフォーム

GitHub(ギットハブ)は、Microsoftが提供するクラウドベースのコード管理・開発コラボレーションプラットフォームです。GitHubの公式レポートOctoverse 2025によると、2025年末時点で世界1億8,000万人以上の開発者が利用しており、毎秒1人以上の新規ユーザーが参加しています。日本のGitHubユーザー数は世界6位です(日本経済新聞より)。

エンジニアのコード共有・バージョン管理ツールとして知られていますが、近年は非エンジニアのプロジェクトマネージャー・デザイナー・ライター・マーケターがIssue管理やドキュメント管理の用途でも使うプラットフォームに進化しています。

GitとGitHubの違い

GitとGitHubはよく混同されますが別物です。Gitはローカル環境(自分のPC上)で動作する「バージョン管理システム」です。誰が・いつ・どこを変更したかの履歴を管理するオープンソースソフトウェアで、2005年にLinusトーバルズが開発しました。GitHubはGitをクラウド上で利用できるようにしたプラットフォームサービスです(GitHub公式ドキュメントより)。Gitのバージョン管理機能に加え、チームでの共同編集・コードレビュー・CI/CD自動化・Issue管理・プロジェクト管理などの機能が追加されています。「GitがエンジンでGitHubがその車」というイメージが近いです。

GitHubの無料プランでできること

GitHubの料金体系は無料(Free)・Team(月$4/ユーザー)・Enterprise(月$21/ユーザー)の3段階です(GitHub公式価格ページより)。無料プランでも以下が利用できます。

  • プライベートリポジトリが無制限:2019年1月に無制限化。コラボレーター数の制限も2020年4月に撤廃済み(GitHub公式ブログより)
  • GitHub Actions(CI/CD)が月2,000分無料:Linux換算。パブリックリポジトリへのActionsは無制限で無料
  • Packagesストレージ 500MB
  • Issues・ディスカッション・GitHub Projectsの基本機能

ただし、プライベートリポジトリでのコードオーナー設定・必須レビュアー・ブランチ保護ルールなど高度なコードレビュー機能はTeam以上のプランが必要です(GitHub Docsより)。

GitHubの基本概念:5つのコアキーワード

1. リポジトリ(Repository)

ファイル・フォルダ・変更履歴をすべて保存する「プロジェクトの入れ物」です。公開(Public)または非公開(Private)を選択して作成します。GitHubには2025年6月時点で10億件を超えるリポジトリが存在します(Octoverse 2025より)。1つのプロジェクト=1リポジトリが基本的な単位です。

2. コミット(Commit)とプッシュ(Push)

コミットはファイルの変更を「記録する」操作です。「いつ・誰が・何を変えたか」のスナップショットが保存され、コミットメッセージ(変更内容の説明文)を添付します。プッシュはローカル環境でのコミットをGitHub(リモートリポジトリ)にアップロードする操作です。コミットが日記の「一日分の記録」なら、プッシュは「日記帳をクラウドに保存する」操作と考えるとイメージしやすいです。

3. ブランチ(Branch)

メインの作業ライン(`main`ブランチ)から分岐した「作業用コピー」です。本番コードに影響を与えずに新機能の開発や修正作業を行えます。複数人が別々のブランチで並行作業することで、互いの変更が干渉しません。作業が完了したらメインブランチに統合(マージ)します。

4. プルリクエスト(PR)

ブランチでの作業完了後に「このブランチの内容をmainに取り込んでほしい」と申請する機能です(GitHub Flow公式ドキュメントより)。PR上でコードレビューのコメント・承認・却下ができ、変更内容と議論の履歴が一か所に集約されます。毎月4,320万件のプルリクエストがGitHubでマージされています(Octoverse 2025より)。チームでの変更管理の中心的な仕組みです。

5. GitHub Actions(CI/CD自動化)

GitHubに内蔵されたCI/CD(継続的インテグレーション・継続的デリバリー)自動化プラットフォームです(GitHub Docsより)。「コードをプッシュしたら自動でテストを実行する」「プルリクエストをマージしたら自動でデプロイする」などの処理を自動化できます。ワークフローはYAMLファイルで定義し、追加の外部ツール不要でGitHub内で完結します。

GitHubで守備範囲を広げる:エンジニア以外でもできる活用法

renue社では「技(skill)の6領域(渉外・戦略・分析・設計・開発・PMO)において、1つの領域を深く理解していれば、隣接領域はAIを活用して自分の守備範囲を広げられる」という考え方を持っています。GitHubはその実践の場として機能します。

GitHubはコード管理ツールとして設計されていますが、以下の機能はエンジニア以外でも使いこなせます。

  • Issues(イシュー)でタスク管理:バグ報告だけでなく、機能要望・作業タスク・改善提案・質問スレッドとして活用できます。ラベル(カテゴリタグ)・担当者アサイン・マイルストーン(期限)設定が可能で、プロジェクトマネージャーがエンジニアへの依頼・進捗追跡に使えます
  • GitHub Projects(プロジェクトボード):Jiraやバックログに近いカンバンボード形式でIssue・PRを管理できます。コードと課題管理の一元化が可能です
  • Markdownでのドキュメント管理:マニュアル・仕様書・議事録などをリポジトリに保存し変更履歴を管理できます。「誰が・いつ・どこを書き換えたか」が追跡可能で、ドキュメントの属人化解消に有効です
  • AIとの連携:Claude CodeやCursorなどのAIツールがGitHub上のドキュメントを自動で読み込む仕組みにより、リポジトリ内のファイルがAIの「知識ベース」として機能します。ビジネス側のメンバーが仕様をGitHubに書き込むことで、エンジニアとAIが共有できる情報基盤になります

GitHub・GitLab・Bitbucketの比較

比較項目 GitHub GitLab Bitbucket
運営 Microsoft 独立系(上場企業) Atlassian
ユーザー規模 最大(1億8,000万人超) 中規模 中規模
セルフホスティング 有料版(Enterprise Server) 無料OSS版(Community Edition)あり 有料(Data Center版)
CI/CD GitHub Actions GitLab CI/CD(一体型で機能豊富) Bitbucket Pipelines
強みのある連携 Microsoft/Azure・オープンソース DevSecOps一体型・自社ホスティング Jira・Confluence連携

コミュニティの大きさ・エコシステムの豊富さではGitHubが最大です。CI/CDパイプライン一体型のDevOpsプラットフォームが必要な場合はGitLab、すでにAtlassianのJira・Confluenceを使っている組織にはBitbucketが適しています(各社公式情報・比較調査より)。

よくある質問(FAQ)

Q. 無料でプライベートリポジトリは使えますか?

はい、無制限で作成できます。2019年1月にGitHubが発表した方針変更により、Freeプランでもプライベートリポジトリを無制限に作成でき、コラボレーター数の制限も2020年4月に撤廃されました(GitHub公式ブログより)。ただし、ブランチ保護ルール・コードオーナー・必須レビュアーなど高度なコードレビュー機能はTeampプラン以上が必要です。

Q. GitHubはエンジニア以外でも使えますか?

使えます。非エンジニアのプロジェクトマネージャー・デザイナー・ライターがIssue管理・ドキュメント管理・プロジェクトボードの用途で活用する事例が増えています。コードを書く必要はなく、IssuesとGitHub ProjectsだけでもJiraやバックログに近いプロジェクト管理が実現できます。

Q. プルリクエストとマージリクエストは違いますか?

同じ概念の呼び方の違いです。GitHubでは「プルリクエスト(PR)」、GitLabでは「マージリクエスト(MR)」と呼びます。どちらも「ブランチの変更をメインブランチに取り込む申請」を意味します。

Q. GitHub Actionsの無料枠は何分ですか?

Freeプランでは月2,000分(Linux環境換算)が無料です。パブリックリポジトリへのActionsは無制限で無料です。Teamプランは月3,000分、Enterpriseは月50,000分です(GitHub公式ドキュメントより)。

Q. GitHub Copilotとは何ですか?

GitHubが提供するAIコーディング支援ツールです。コードの自動補完・コード生成・テスト作成・コードの説明などができます。料金は個人向け月$10(Copilot Free: 月2,000件の補完まで無料)、Copilot Business $19/人/月、Copilot Enterprise $39/人/月の体系です(GitHub公式より)。

まとめ:GitHubはコード管理だけでなく開発チーム全体の情報基盤

GitHubは世界1億8,000万人以上が使うコード管理・開発コラボレーションプラットフォームです。リポジトリ・コミット・プッシュ・ブランチ・プルリクエストの5概念を理解するだけで基本的な開発フローに参加できます。無料プランでも十分な機能が使えるため、まず今日、GitHubアカウントを作成して自分用のプライベートリポジトリを1つ作り、Markdownでドキュメントを1件書いてコミットするところから始めてみてください。

GitHub導入・開発チーム支援はrenueへ

「GitHubを開発チームに導入したい」「GitHub Actionsで開発・デプロイを自動化したい」「エンジニアと非エンジニアが同じ情報基盤で動く仕組みを作りたい」という方は、IT環境整備・DX推進を支援するrenueにご相談ください。

無料相談はこちら →