Fusion 360(Autodesk Fusion)使い方入門
Autodesk Fusion(旧Fusion 360)は、3DモデリングからCAM・シミュレーション・AI設計支援まで一体化したクラウドCADです。本記事では初めてFusionを使う方向けに、インストールから基本モデリング・CAM設定・AI設計支援機能の活用までを実践的に解説します。
Fusion 360のインストール・初期設定
- Autodesk公式サイト(autodesk.co.jp)でアカウントを作成
- 「Autodesk Fusion」を選択し、インストーラーをダウンロード
- インストーラーを実行(Windows/Mac対応)
- ログイン後、「データパネル」でプロジェクトを作成
- 右上のワークスペース切り替えメニューから「デザイン」を選択してモデリング開始
基本モデリングの手順
1. スケッチの作成
- 「デザイン」ワークスペースを開く
- 「スケッチを作成」→作業平面(XY/YZ/XZ)を選択
- ラインツール・円ツール・矩形ツールで2D形状を描く
- 「スマート寸法」で寸法を入力し形状を拘束
- 「スケッチを終了」でスケッチ完了
2. 押し出し(エクストルード)
スケッチを選択→「押し出し」コマンドで高さを指定→3Dソリッドが完成します。
3. フィレット・面取り
エッジを選択→「フィレット」または「面取り」コマンドで半径・距離を入力します。
4. アセンブリ
複数のボディをコンポーネントに変換→「ジョイント」コマンドで位置関係を定義→干渉チェックを実行します。
CAM(加工設定)の基本
ワークスペースを「製造」に切り替えることでCAM機能にアクセスできます。
- 「セットアップ」でワーク座標系・ブランク材を設定
- 「2D輪郭」「ポケット加工」「ドリル」などの加工操作を選択
- 工具ライブラリから使用する刃具を選択
- 「ポストプロセス」でCNC機械向けのGコードを出力
AI設計支援機能の実践
ジェネレーティブデザインの使い方
- 「設計」ワークスペースで基本モデルを作成
- 「ジェネレーティブデザイン」ワークスペースへ切り替え
- 保存する面(固定点・荷重点)・削除可能な領域を設定
- 材料・製造方法(CNC/3D印刷/鋳造)を選択
- 「生成」ボタンでクラウド演算を開始
- 複数の最適解候補から最適な形状を選択
3Dプリンタへの出力
- モデルを選択→「メッシュに変換」またはSTL形式でエクスポート
- UltimakerCura・PrusaSlicerでSTLを開く
- サポート・インフィル・温度設定を調整
- スライス→3Dプリンタへ転送して造形開始
Fusion 360のショートカットキー(厳選)
| 操作 | Windowsショートカット | Macショートカット |
|---|---|---|
| スケッチ作成 | S(検索ボックス起動) | S |
| 押し出し | E | E |
| フィレット | F | F |
| 表示を全体に合わせる | Ctrl+Shift+H | Cmd+Shift+H |
| 移動 | M | M |
よくある質問(FAQ)
Q1. Fusion 360は初心者でも学べますか?
はい。公式チュートリアル・YouTube解説動画・Autodesk公式コミュニティが充実しており、初心者からでも段階的に習得できます。
Q2. ジェネレーティブデザインは無料プランで使えますか?
ジェネレーティブデザインはクラウドクレジットを消費します。商用プランに含まれており、無料プランでは利用制限があります。
Q3. Fusion 360でFEA(有限要素解析)はできますか?
はい。「シミュレーション」ワークスペースで静的応力解析・モーダル解析・熱解析が行えます。
Q4. データのクラウド保存は安全ですか?
AutodeskのクラウドはISO 27001準拠のセキュリティで保護されています。オフライン作業時のローカル保存オプションも利用できます。
Q5. Fusion 360で作ったデータをSolidWorksで開けますか?
STEP/IGES形式での中間変換を通じてSolidWorksでも利用可能です。完全なフィーチャーツリーの互換性は保証されません。
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RenueはFusion 360のジェネレーティブデザイン・CAM活用からAI設計エージェントの導入まで、製造DXを実践的に支援します。初回相談は無料です。
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