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FS(財務諸表)とは?Financial Statementsの読み方・構成・分析方法をわかりやすく解説【2026年版】

公開日: 2026/4/1

FS(財務諸表)とは?

FS(エフエス)とは「Financial Statements」の略で、日本語では「財務諸表」を意味します。企業の一定期間の経営成績(いくら稼いだか)、財務状態(どんな資産と負債があるか)、キャッシュの流れを利害関係者に報告するために作成される会計書類の総称です。

投資家、金融機関、取引先、税務当局など幅広いステークホルダーが企業を評価する際の基本資料であり、経営判断の根拠としても不可欠です(freee)。

FSを構成する3つの財務諸表(財務三表)

財務諸表英語略称わかること主な項目
損益計算書P/L(Profit and Loss Statement)一定期間の収益と費用(いくら稼いでいくら使ったか)売上高、売上原価、営業利益、経常利益、当期純利益
貸借対照表B/S(Balance Sheet)一時点の資産・負債・純資産のバランス現金、売掛金、固定資産、借入金、資本金
キャッシュフロー計算書C/F(Cash Flow Statement)一定期間の現金の流入と流出営業CF、投資CF、財務CF

財務三表の関係性

  • P/Lの当期純利益→B/Sの純資産(利益剰余金)に加算
  • B/Sの現金残高→C/Fの期末キャッシュ残高と一致
  • P/Lの減価償却費→C/Fの営業CFで加算(非現金費用の調整)

3つの財務諸表は相互に連動しており、1つだけを見ても企業の全体像は把握できません。3表を組み合わせて分析することが重要です。

FSの読み方・分析の基本

P/L(損益計算書)の読み方

指標見るポイント
売上高成長率前年比で事業が成長しているか
売上総利益率(粗利率)商品・サービスの付加価値の高さ
営業利益率本業の収益力(Operating Income÷売上高)
当期純利益率最終的な利益率

B/S(貸借対照表)の読み方

指標見るポイント
自己資本比率純資産÷総資産。高いほど財務安定。40%以上が目安
流動比率流動資産÷流動負債。200%以上で安心
有利子負債比率借入依存度。低いほど健全

C/F(キャッシュフロー計算書)の読み方

パターン営業CF投資CF財務CF解釈
優良企業型本業で稼ぎ、投資し、借入を返済
成長企業型本業で稼ぎ、積極投資のため借入も増加
要注意型本業が赤字。資産売却と借入で凌いでいる

野村証券

FSが必要なシーン

  • 投資判断:株式投資で企業の収益力・財務健全性を分析
  • 融資審査:銀行がFSを基に融資の可否を判断
  • M&A:企業価値評価(バリュエーション)の基礎資料
  • 経営管理:月次FSで経営状況をリアルタイムに把握
  • 税務申告:確定申告・法人税申告の添付資料

よくある質問(FAQ)

Q. FSと決算書の違いは?

ほぼ同義で使われますが、厳密にはFSは金融商品取引法に基づく「財務諸表」、決算書は会社法に基づく「計算書類」を指します。実務上は同じ意味で使われることがほとんどです。

Q. FSを読めるようになるには?

まずはP/L(損益計算書)の「売上高→営業利益→当期純利益」の流れを理解し、次にB/S(貸借対照表)の「資産=負債+純資産」の構造を掴みましょう。自社や投資先のFSを実際に読んでみるのが最も効果的な学習法です(朝木税理士事務所)。

まとめ

FS(Financial Statements:財務諸表)は、P/L(損益計算書)、B/S(貸借対照表)、C/F(キャッシュフロー計算書)の3表で構成され、企業の経営成績・財務状態・キャッシュの流れを表す基本資料です。投資、融資、M&A、経営管理のあらゆる場面で活用されます。


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