株式会社renue
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外国人採用とは?2026年の全体像
外国人採用とは、日本国籍を持たない人材を自社の戦力として雇用することです。在留資格(就労ビザ)の取得・管理、文化的背景への配慮、定着支援など、日本人採用にはないプロセスが必要ですが、人材不足が深刻化する日本において、外国人材の活用は経営上の必然となっています。
2025年10月末時点で在日外国人労働者数は257万1,037人(前年比26万8,450人増)と13年連続で過去最高を更新。在留外国人総数は412万5,395人(前年比9.5%増)に達しています。2027年4月には技能実習制度が廃止され「育成就労制度」が施行されるなど、外国人雇用を取り巻く制度が大きく変わる転換期にあります。
2026年の主要な制度変更・法改正
育成就労制度の施行準備(2027年4月施行)
1993年に創設された技能実習制度が廃止され、「育成就労制度」が2027年4月に施行されます。
- 目的の変更:技能実習の「技能移転(国際貢献)」から、育成就労の「人材育成・確保」へ
- 転籍の緩和:一定条件のもとで転籍(転職)が可能に。「原則転籍不可」から大きく変化
- 受入上限:特定技能・育成就労の5年間(2028年度末まで)の受入上限を123万1,900人と閣議決定(2026年1月)。特定技能80万5,700人(全19分野)、育成就労42万6,200人(17分野)
- 新設分野:リネンサプライ・物流倉庫・資源循環が新たに追加
技術・人文知識・国際業務ビザの日本語要件強化
2026年4月中旬から、「技術・人文知識・国際業務」(技人国)ビザの申請者に一部の業務類型でB2/N2レベルの日本語能力証明が求められる見込みと報じられていますされます。ベトナム・インド・中国・フィリピンなど主要送出国からの数千人の申請者に直接影響します。
派遣就労の審査強化
2026年3月9日から、技人国ビザ保持者の派遣就労に対する審査が大幅に強化されました。高度専門職ビザを取得しながら実際には単純労働に従事するケースを防止する目的です。
税・社会保険の未納と在留審査
税金や社会保険の未納は、在留資格の更新審査で不利に評価される場合があるとされています。企業は外国人社員の社会保険加入と税務コンプライアンスを日本人社員と同等に管理する必要があります。
主要な在留資格(就労ビザ)の種類
| 在留資格 | 対象人材 | 在留期間 | 要件 |
|---|---|---|---|
| 技術・人文知識・国際業務 | 大卒以上のホワイトカラー | 1〜5年(更新可) | 大学卒業+関連業務。2026年〜一部業務で日本語要件の強化が見込まれる |
| 特定技能1号 | 特定産業分野の即戦力 | 最長5年 | 技能試験+日本語N4以上。19産業分野 |
| 特定技能2号 | 熟練技能者 | 無期限(更新可) | より高度な技能試験。家族帯同・永住申請可能 |
| 育成就労(2027年4月〜) | 未熟練〜準熟練 | 最長3年 | 特定技能1号への移行を前提とした育成目的 |
| 高度専門職 | 高度人材(ポイント制) | 5年(1号)/無期限(2号) | 学歴・年収・年齢のポイント合計70点以上 |
外国人材の出身国構成(2025年実績)
| 国籍 | 人数 | 構成比 |
|---|---|---|
| ベトナム | 60万5,906人 | 23.6% |
| 中国 | 43万1,949人 | 16.8% |
| フィリピン | 26万869人 | 10.1% |
| その他 | 約127万人 | 49.5% |
外国人採用の実践ステップ
Step1. 採用目的と在留資格の確認
「どんな業務を」「どのレベルの人材に」任せるかを明確にし、適切な在留資格を特定します。在留資格によって従事可能な業務が厳密に定められています。
Step2. 採用チャネルの選定
海外の大学との直接連携、外国人材紹介エージェント、特定技能向けの送出機関、在日留学生の採用、リファラルなど、対象人材に合ったチャネルを選定します。
Step3. 在留資格申請・取得支援
入管への在留資格認定証明書交付申請を行います。行政書士への委託も一般的で、申請から許可まで1〜3ヶ月程度かかるため、採用計画に余裕を持つことが重要です。
Step4. 入社前の生活基盤整備
住居の手配、銀行口座開設支援、市区町村への転入届、健康保険・年金加入、携帯電話契約支援など、来日時の生活基盤整備をサポートします。
Step5. オンボーディングと定着支援
日本語研修・ビジネスマナー研修・メンター制度の整備が定着率向上の鍵です。文化的な違い(報連相の概念、残業に対する認識、評価制度の透明性等)への相互理解を促進する取り組みが重要です。
Step6. 在留資格の更新管理
在留期限の管理を徹底し、更新手続きを期限前に完了させます。特定技能1号は最長5年の在留制限があるため、2号への移行要件を計画的に満たすキャリアパス設計が必要です。
AIを活用した外国人採用・定着支援の最前線
2026年には、外国人労働者の採用・定着支援にAIを活用する取り組みが本格化しています。
多言語AIエージェントによる生活サポート
来日直後の外国人労働者が直面する生活上の課題(銀行口座開設、携帯電話契約、市役所での手続き、医療機関の受診方法など)を多言語で案内するAIエージェントの開発が進んでいます。RAG(検索拡張生成)技術でナレッジベースを構築し、在留資格に応じた正確な手続き案内を自動化することで、受入企業の人事担当者の負荷を大幅に軽減できます。
個人情報の安全な取り扱いを前提としたシステム設計(国産LLMの活用やセキュアなクラウド基盤の利用)も重要な検討ポイントです。
異文化理解のAI支援
日本の職場文化(報連相、暗黙知の共有、会議での発言マナーなど)を外国人社員に多言語で説明し、逆に日本人社員に外国人社員の文化的背景を理解させるための双方向コミュニケーション支援もAIの得意領域です。
外国人採用における注意点
- 不法就労の防止:在留カードの確認(偽造チェック含む)を徹底。資格外活動に注意
- 同一労働同一賃金:外国人であることを理由にした賃金差別は違法
- ハラスメント防止:国籍・宗教・文化的背景に基づくハラスメントの防止研修を実施
- 派遣就労の制限:2026年3月から技人国ビザの派遣審査が強化
- 育成就労制度への準備:2027年4月施行に向け、受入計画を2026年中に整備
- 一部分野の受入停止:2026年4月から特定技能の一部分野で新規受入が一時停止されたとされています
よくある質問(FAQ)
Q1. 外国人採用のコストはどのくらいですか?
A. 人材紹介利用の場合、年収の20〜35%が紹介手数料の目安です。加えてビザ申請費用(行政書士10〜20万円)、渡航費支援、住居手配費用が発生します。特定技能の登録支援機関への委託費は月額2〜4万円/人が相場です。
Q2. 日本語能力はどの程度必要ですか?
A. 特定技能1号はN4以上、技人国は2026年から一部業務で日本語要件の強化が見込まれます。実務上は技術職でN3以上、営業職でN2以上が目安です。
Q3. 育成就労制度に企業はどう備えるべきですか?
A. 2026年中に分野別運用方針が決定されるため、自社の該当分野を確認し、監理支援団体との連携体制を準備してください。
外国人採用・多言語AI支援のご相談はrenueへ
renueでは、AI駆動開発の一環として、多言語AIエージェントの開発やRAG基盤構築、外国人採用業務のAI効率化のようなご相談にも対応可能です。




