株式会社renue
AI導入・DXの悩みをプロに相談してみませんか?
AIやDXに関する悩みがありましたら、お気軽にrenueの無料相談をご利用ください。 renueのAI支援実績、コンサルティングの方針や進め方をご紹介します。
DX推進の進め方とは
DX推進の進め方とは、企業がデジタル技術を活用してビジネスモデル・業務プロセス・組織文化を変革するための計画的なアプローチです。2026年時点で大企業の90%以上がDXプログラムを実施していますが、目標を達成できているのは3分の1未満というギャップが存在します。
DXの成否を分けるのは「ツールの導入」ではなく「推進体制の構築」と「段階的なロードマップ」です。
DX推進の3フェーズ
Phase 1:デジタイゼーション(紙→デジタル)
紙帳票・Excel・属人的な業務をデジタルツールに置き換える段階です。ワークフローシステム・クラウドストレージ・チャットツールの導入が中心。最もROIが見えやすく、現場の「変わった」実感が得られるフェーズです。
Phase 2:デジタライゼーション(業務プロセスの再設計)
個別のデジタル化を超え、業務プロセス全体をデジタル前提で再設計します。ERP・CRM・SFAなど基幹システムの導入、データの一元管理とBIダッシュボード構築、AIによる業務自動化が含まれます。
Phase 3:デジタルトランスフォーメーション(ビジネスモデル変革)
ビジネスモデル自体をデジタルで再構築する段階です。データ駆動型の意思決定体制の確立、新しいデジタルプロダクト・サービスの開発、AIを活用した新規事業創出を目指します。
注意:Phase 1を飛ばしてPhase 3に着手する企業が多いですが、基礎的なデジタル化が進んでいない組織でビジネスモデル変革は実現しません。
DX推進体制の構築
3つの必須ロール
| ロール | 責任範囲 | 求められるスキル |
|---|---|---|
| DX責任者(CDO/CDXO) | DX戦略の策定・経営層との合意形成・予算確保 | 経営視点 + デジタル理解 + 組織変革力 |
| DX推進リーダー | 施策の計画・実行・効果測定・ベンダー管理 | プロジェクト管理 + IT知識 + 業務理解 |
| 現場DXアンバサダー | 各部門でのDX施策推進・フィードバック収集 | 現場業務の深い理解 + ITリテラシー |
CDOには「破壊者型(ビジネスモデル変革を主導)」と「技術統合型(既存システムのデジタル化に注力)」の2タイプがあり、自社のDXフェーズに合ったタイプを任命することが重要です。
renueの実践:DX推進で確認している原則
DXロードマップ策定の進め方
DX推進では、一般に以下のような段階的アプローチが有効です。
- 初期フェーズ:対象業務でのAI活用の精度と使い勝手の改善に集中
- 次フェーズ:効果が確認できた領域の横展開と事業化の検討
- 中長期:社内の自走体制構築 + 新規AI活用領域の開拓
段階ごとの投資判断ができるよう、ロードマップと必要投資額を対応づけて整理することが有効です。外部資金や補助制度を活用する場合は、開発だけでなく事業化までの計画を示すことが評価されます。
グループ企業へのAI横展開
複数の事業部やグループ会社を持つ企業では、PoC実績の共有→共通基盤の設計→横展開ロードマップ策定という流れで進めると、個別最適に陥らずに全社的なDX展開を加速できます。権限設計・リスク管理・人材育成メニューをロードマップに含めることが定着の鍵です。
2026年に活用できるDX補助金
| 補助金名 | 補助上限 | 補助率 | 対象 |
|---|---|---|---|
| デジタル化・AI導入補助金(IT導入補助金から名称変更) | 最大450万円 | 1/2〜2/3 | ITツール・AIサービスの導入 |
| 新事業進出補助金(事業再構築の後継) | 最大7,000万円 | 1/2〜2/3 | 新分野進出・ビジネスモデル転換 |
| ものづくり補助金 | 最大1,250万円 | 1/2〜2/3 | 生産性向上のための設備投資 |
| 小規模事業者持続化補助金 | 最大200万円 | 2/3 | 販路開拓・業務効率化 |
※補助金の金額・要件は公募時期によって変更される場合があります。最新情報は中小企業庁・各補助金事務局の公式サイトでご確認ください。
DX推進で失敗する3つのパターン
- 経営層のコミットメント不足:DXは全社的な変革であり、現場任せでは進みません。経営層が「なぜDXをやるのか」を明確に発信し、予算と権限を確保する必要があります
- ロードマップなしの場当たり的導入:「多忙」「担当者が変わった」で止まるのが中小企業のDXの典型的失敗パターン。明確な手順と無理のない計画を最初に策定してください
- 「ツール導入」で完了と考える:ツールを入れても業務プロセスを変えなければ効果は出ません。「業務変更と定着」まで含めた計画がロードマップの本質です
よくある質問(FAQ)
Q. DX推進の担当部門はどこに置くべきですか?
A. 経営直下のDX推進室(CoE)を設置するのが最も効果的です。IT部門に閉じると「システム導入」止まりになり、事業部門に閉じると全社最適化ができません。横断組織として設計してください。
Q. 中小企業でDX推進に使える予算がありません。
A. 2026年は「デジタル化・AI導入補助金」(最大450万円)をはじめ、複数の補助金制度が利用可能です。まず無料の経営相談窓口(よろず支援拠点・商工会議所)でDX計画の相談から始めることを推奨します。
Q. DXの効果測定はどうすればいいですか?
A. Phase 1は「業務工数の削減時間」、Phase 2は「データ活用による意思決定速度の向上」、Phase 3は「新規事業からの売上」で測定します。各フェーズに合ったKPIを設定することが重要です。




