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ダイバーシティ採用とは?多様な人材活用で企業競争力を高める方法

公開日: 2026/4/3

ダイバーシティ採用とは何か、企業競争力を高める多様な人材活用の方法を解説。

ダイバーシティ採用とは何か?

ダイバーシティ採用とは、性別・年齢・国籍・人種・宗教・障がいの有無・性的指向・価値観や働き方など、多様な属性・背景を持つ人材を積極的に受け入れる採用活動のことです。単に採用する人材の属性を多様化するだけでなく、多様な人材が能力を最大限に発揮できる組織環境(インクルージョン)を構築することがセットで求められます。

日本では労働力人口の減少が続く中、従来のターゲットに限定した採用では慢性的な人手不足を解消できなくなっています。経済産業省は「ダイバーシティ2.0」を掲げ、多様な人材の活躍推進を日本企業の競争力強化の柱と位置付けています。

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RenueはAIを活用した採用DX支援・ダイバーシティ採用戦略の構築を支援しています。企業の採用課題に合わせた最適なアプローチをご提案します。

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ダイバーシティ採用の主な対象カテゴリ

1. 女性活躍推進

管理職・技術職における女性比率の向上、育児・介護との両立支援、採用選考での性別バイアス排除などが含まれます。女性活躍推進法に基づく行動計画の策定・公表が101人以上の事業主に義務付けられています。

2. 障がい者雇用

法定雇用率(2024年4月から2.5%)を達成するための採用活動です。特例子会社の設立や、テレワーク活用による障がい者の就労機会拡大も進んでいます。

3. 外国人・グローバル人材採用

多様な国籍・文化背景を持つ人材の採用です。グローバルビジネスの推進や、日本の労働力不足への対応として重要性が高まっています。

4. シニア・ベテラン人材採用

65歳以上の継続雇用・再雇用拡大や、定年後の高齢者の新規採用です。豊富な経験とノウハウを持つシニア人材の活躍機会の創出が求められています。

5. LGBTQ+への対応

採用・就業における性的指向・性自認による差別をなくし、LGBTQ+の方々が安心して働ける職場環境の整備です。同性パートナーシップ制度の導入など、制度面での対応が進んでいます。

6. 中途・キャリア採用の多様化

職歴・経歴の多様性(異業種からのキャリアチェンジ、フリーランス経験者、起業経験者等)を評価する採用です。多様なバックグラウンドを持つ人材が組織に新たな視点をもたらします。

ダイバーシティ採用が企業競争力を高める理由

イノベーション創出

多様な背景・視点を持つ人材が集まることで、均質なチームでは生まれにくいアイデア・解決策が生まれます。マッキンゼーの調査によると、ダイバーシティの高い企業は業界平均を上回る財務パフォーマンスを示す傾向があるとされています。

採用候補者プールの拡大

特定属性に限定しない採用により、優秀な人材と出会える可能性が広がります。特に技術職・専門職の採用競争が激化する中、多様な人材を受け入れる姿勢は採用競争力の向上につながります。

顧客理解の深化

多様な顧客層に対して多様な社員が共感・理解を持って対応できるため、顧客満足度向上や新市場開拓に有利になります。特にグローバル展開においては、異文化理解の高い人材の存在が競争優位につながります。

離職率の低下

多様性を尊重する職場文化では、社員一人ひとりが「自分らしく働ける」と感じやすく、エンゲージメントが高まります。離職率の低下は採用コスト削減と組織の安定性向上に直結します。

企業ブランドの向上

ダイバーシティ推進に積極的な企業は、求職者・消費者・投資家からの評価が高まります。ESG投資の観点からも、社会的課題への対応は企業価値の向上につながります。

ダイバーシティ採用の具体的な取り組み方

Step 1:採用基準の見直し

求人票・採用基準に潜む無意識のバイアスを排除します。「大手企業経験必須」「体力的にきつい」などの記述が特定属性を排除していないか確認します。職務に必要なスキル・経験を明確にし、それ以外の条件を最小化します。

Step 2:採用チャネルの多様化

特定の属性に偏りやすい採用チャネルに依存しないよう、多様な候補者が集まるプラットフォームを活用します。障がい者向け求人サービス、女性向け転職媒体、外国人向け求人サイトなど、ターゲットに合わせたチャネル選定が重要です。

Step 3:選考プロセスのバイアス排除

構造化面接の導入(全候補者に同じ質問をする)、採点基準の事前定義、複数評価者によるパネル面接などにより、選考における無意識バイアスを軽減します。

Step 4:インクルーシブな職場環境の整備

採用した多様な人材が能力を発揮できる職場環境の整備が不可欠です。フレックスタイム・テレワークなど柔軟な働き方の整備、多様性を尊重する社内文化の醸成、メンタリング・サポート体制の構築などが重要です。

ダイバーシティ採用・AI採用支援のご相談はRenueへ

Renueは採用DX・ダイバーシティ採用戦略の支援実績を持つコンサルティング会社です。自社の採用課題に合わせた最適な戦略づくりをサポートします。

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よくある質問(FAQ)

Q1. ダイバーシティ採用と縁故採用・コネ採用の違いは何ですか?

ダイバーシティ採用は特定属性を排除せず幅広い人材を採用する取り組みであり、縁故採用(コネ採用)とは全く異なります。選考プロセスは公正に行われ、多様な背景を持つ全ての候補者に平等な機会が提供されます。

Q2. 中小企業でもダイバーシティ採用に取り組めますか?

はい、規模に関わらず取り組めます。まずは求人票の表現見直し、採用チャネルの多様化などコストのかからない施策から始めることができます。障がい者雇用の法定雇用率達成や女性活躍推進の取り組みについては、行政の支援制度も活用できます。

Q3. ダイバーシティ採用で注意すべき点は何ですか?

採用後のインクルージョン(包摂)の整備が不十分だと、多様な人材が定着しません。採用と同時に、多様な人材が活躍できる職場環境・文化づくりを進めることが重要です。また、採用数値目標だけを追うと「とにかく多様性のある人を採ればいい」という誤った方向に進む危険もあります。

Q4. AIを使ってダイバーシティ採用を推進できますか?

はい、AIは採用プロセスのバイアス排除に活用できます。履歴書スクリーニングにおける無意識バイアスの排除、面接評価の客観化、採用データ分析による課題特定などに有効です。ただし、AIシステム自体にバイアスが含まれる場合があるため、定期的な監査と人間によるレビューが必要です。

Q5. ダイバーシティ採用の効果をどう測定しますか?

管理職・技術職における女性・外国人・障がい者比率、採用経路別の定着率・評価・昇進率、エンゲージメントサーベイのスコア、離職率の変化などを定期的に測定します。数値化した目標を設定し、定期的にレビューする仕組みを作ることが重要です。