株式会社renue
AI導入・DXの悩みをプロに相談してみませんか?
AIやDXに関する悩みがありましたら、お気軽にrenueの無料相談をご利用ください。 renueのAI支援実績、コンサルティングの方針や進め方をご紹介します。
CAM(コンピュータ支援製造)とは
CAM(Computer Aided Manufacturing)とは、3D CADで設計したモデルから加工プログラム(Gコード)を自動生成し、CNC工作機械を制御するソフトウェアです。設計(CAD)と製造(CNC加工)の間を橋渡しする技術であり、切削加工・旋盤・フライス・3Dプリンティングなどの製造工程をデジタルで制御します。
市場は着実に成長する見込みです(CAGR 9.1%)。2026年のCAMは、AIによるツールパスの自動最適化やデジタルツインとの統合が主要トレンドです。
CAMの基本的なワークフロー
- 3D CADモデルの読み込み:Fusion 360・SolidWorks等で設計した3Dモデルをインポート
- 加工戦略の選択:荒加工→中仕上げ→仕上げの順序と、使用する工具・切削条件を設定
- ツールパスの生成:CAMソフトウェアが3Dモデルと加工条件から最適なツールパス(工具の移動経路)を自動計算
- シミュレーション:仮想環境でツールパスを実行し、干渉・衝突・加工残りを事前確認
- ポストプロセス:CNC工作機械固有のGコードに変換(機種ごとにポストプロセッサが必要)
- CNC加工の実行:生成されたGコードをCNC工作機械に転送し、自動加工を実行
主要CAMソフトウェア比較(2026年)
| ソフトウェア | 年額目安 | 特徴 | 対象 |
|---|---|---|---|
| Fusion 360 CAM | 約10万円 | CAD/CAM/CAE統合。クラウド。2.5〜5軸対応。AI自動化搭載 | 中小〜中堅 |
| Mastercam | 約50〜100万円 | 最新情報は提供元の公式発表をご確認ください。 | 量産・精密加工 |
| CATIA CAM | 要見積もり | ダッソー・システムズ。航空宇宙・自動車向け。高度な5軸対応 | 大企業・航空宇宙 |
| hyperMILL | 約80〜150万円 | OPEN MIND社。5軸同時加工に特化。金型・複雑形状向け | 精密金型 |
| FreeMILL | 無料 | 3軸フライス加工専用。学習・小規模加工に | 個人・教育 |
2026年のCAM 4大トレンド
1. AI駆動のツールパス最適化
2026年のCAMでは、AIがリアルタイムのセンサーフィードバック(振動・負荷・温度変化)に応じて送り速度・回転数・ツールパスを加工中に自動調整します。従来の静的なツールパス設定から、動的に最適化される「適応型加工」への移行が進んでいます。
2. デジタルツインとの統合
2026年のデジタルツインは、単なる加工シミュレーションを超え、設計→工程設計→加工→検査を連続的に更新するモデルに進化しています。加工中のセンサーデータが即座にデジタルツインに反映され、異常の自動検知と原因診断が可能になっています。
3. 自律CNCセルの実現
AIによる自己調整・自己修正機能を持つ「自律CNCセル」の大規模導入が始まっています。1人の技術者が複数のCNC機械を監督し、AIが日常的な加工条件の最適化を自動実行する体制が標準になりつつあります。
4. サステナビリティの組み込み
2026年には、環境性能が加工のKPIに直接組み込まれるようになっています。材料使用量・エネルギー消費・廃棄物量が加工効率と同列の管理指標として扱われます。
CAD→CAMの連携:設計品質が加工品質を決める
CAMの加工品質は、入力となるCADモデルの品質に大きく依存します。特に3Dモデル生成AIを使う場合、メッシュベースのモデル(STL等)はCAMで精度が出にくいという課題があります。
renueが開発する図面AIでは、パラメトリックCAD(CadQuery/B-Rep)ベースで3Dモデルを生成しています。このアプローチにより、生成された3DモデルをCAMに直接読み込んで加工プログラムを生成する際の精度問題を回避できます。
※メッシュベースの3D生成AIモデルをCAM入力にする場合、三角面の粗さが加工精度に影響します。製造目的の3Dモデル生成には、STEP/IGES等のB-Rep形式での出力を推奨します。
よくある質問(FAQ)
Q. CADとCAMの違いは?
A. CADは「設計」(3Dモデルを作る)、CAMは「製造」(3Dモデルから加工プログラムを作る)です。Fusion 360のようにCAD/CAMが統合されたソフトもあれば、SolidWorks(CAD)+ Mastercam(CAM)のように別々のソフトを使うケースもあります。
Q. CAMは無料で使えますか?
A. Fusion 360は個人利用無料で、3軸CAM機能が含まれています。FreeMILLも3軸フライス加工用として無料で利用可能です。5軸加工や量産向けの高度な機能は有料ソフトが必要です。
Q. CAMの学習にはCNC機械が必要ですか?
A. いいえ。CAMソフトウェアのシミュレーション機能で、仮想環境で加工プロセスを学習できます。実機がなくてもツールパス生成とシミュレーションの練習は可能です。




