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PMO業務の周辺業務を生成AIに全自動化する「AI PMO」基盤を発表

公開日: 2026/1/22

議事録作成、日報作成、タスク・課題整理といったPMOの周辺業務をAIで自動化する「AI PMO」基盤を開発しました。

PMO業務の周辺業務を生成AIに全自動化する「AI PMO」基盤を発表

株式会社renueは、議事録作成、日報作成、タスク・課題整理といった、PMOの周辺業務を、AIで自動化するAI PMO基盤を開発しました。

AI PMO基盤では、AIエージェントがプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)業務を自律的に遂行するシステムです。従来、人間のPMが行っていた「情報収集」「課題発見」「タスク管理」「会議準備」をAIが24時間継続的に実行します。

AI PMOが周辺業務を引き受けることで、PMは「本当に価値のある仕事」に集中できます:

  • 顧客との対話 — 要件の深掘り、期待値の調整、信頼関係の構築
  • 意思決定 — スコープ変更の判断、リソース配分、優先順位付け
  • チームのサポート — メンバーの課題解決、モチベーション管理
  • 戦略立案 — プロジェクトの方向性、次フェーズの提案

「情報を集める」から「判断する」へ。「作業をこなす」から「価値を生む」へ。

背景

プロジェクトの現場では、会議録の整理、進捗・課題の記録、日報作成などの運用業務が日常的に発生します。これらはプロジェクト管理に欠かせない一方で、手作業に依存しがちであり、現場の時間や集中力を奪う要因となっています。

renueは、こうしたPMO業務の構造的な負荷に着目し、AIを活用した運用自動化の基盤開発に取り組みました。

設計思想:AIエージェントで業務を「発見」する

完全自動化は、最初から設計できない

「この業務を自動化したい」と思っても、最初から完璧なフローを設計するのは困難です。

  • どんなデータが必要か?
  • どんな判断ロジックが必要か?
  • 例外ケースは何があるか?
  • 中間成果物は何を残すべきか?

これらは、実際にやってみないとわからない。

AI PMOの開発手法:MCPファースト

私たちは以下のアプローチでAI PMOを開発しました:

  1. MCPを作る
  2. Claude Codeで業務を実行する
  3. 成功したらMDファイルに業務フローを書き出させる
  4. そのメモを元にテーブル設計・バッチ設計をCodexに任せる
  5. 自動化フローとして実装

最初から完全自動のフローを想像するのではなく、柔軟なAIエージェントを使って業務イメージを固める。これがAI PMO開発の設計思想です。

開発した基盤の特徴

1. 情報収集や確認作業などの煩わしい作業時間が0になる

AI PMOが自動で行うこと:

  • Slackの全チャンネルを常時監視し、必要な情報を自動抽出
  • 過去データを横断検索し、定例アジェンダを自動生成
  • 全員の日報を分析し、プロジェクト状況を自動更新
  • タスク・課題の担当者を常時トラッキング
  • プロジェクト概況・進捗レポートを自動生成
  • 組織・役割変更を検知して自動反映
  • 日報・Slackから懸念事項を検知し、課題として自動登録

2. 2つの動作モード:対話と自動化の両立

モード1:対話型操作(CLIによる指示)

PMがCLIを通じてAIに直接指示を出し、必要な情報や成果物をその場で生成できます。突発的な確認や意思決定前の情報整理など、即時性が求められる場面で効果を発揮します。

モード2:定期バッチによる完全自動化

あらかじめ設定したスケジュールに基づき、AIが人手を介さずに処理を実行します。

  • 毎朝:全プロジェクトの状況サマリーを自動生成
  • 定例前日:アジェンダ案を作成し、Slackへ自動投稿
  • 毎週:未完了タスクのリマインドを自動送信
  • 随時:Slack上のやり取りから課題を検知し、アラートを通知

「今すぐ聞きたいことには対話で応え、毎日発生する業務は自動で回す」——この両立により、AI PMOはPMO業務の実行基盤として柔軟に機能します。

3. セキュリティと導入柔軟性への配慮

顧客の機密情報は入力・保存しない設計としており、情報漏洩リスクを抑えています。オンプレミス環境でも動作可能な構成のため、クラウド利用が制限される環境にも対応できます。

今後の展望

今後は、会議前のアジェンダ作成支援や会議後のToDo抽出・共有の精度向上など、PMO業務全体の品質を高めるAI活用を強化していきます。

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