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AI予算の立て方とは?企業のAI投資計画・費用相場・予算配分のポイントを解説【2026年版】

公開日: 2026/4/1

企業のAI予算はどう立てる?

AI導入の予算策定は多くの企業にとって悩みの種です。「いくら投資すべきか」「何にいくらかかるのか」「ROIはどう測るのか」が不明確なまま、漠然と予算を確保しているケースが少なくありません。

2026年現在、AI導入の費用相場はPoC(概念検証)で50万〜300万円、本格開発で数百万〜数千万円と幅広く、プロジェクトの規模と目的によって大きく異なります。補助金を活用すれば自己負担を大幅に抑えられるため、予算計画に組み込むことを推奨します(システム幹事)。

AI導入の費用相場

フェーズ費用目安期間内容
コンサルティング(戦略策定)40万〜200万円1〜2ヶ月AI化対象業務の選定、ROI試算、ロードマップ策定
PoC(概念検証)50万〜300万円1〜3ヶ月対象業務でAIの効果を小規模に検証
プロトタイプ開発100万〜500万円2〜4ヶ月動くプロトタイプを開発し、実業務で試用
本格開発(AIモデル+システム)500万〜3,000万円以上3〜12ヶ月本番環境でのシステム構築・運用開始
運用・保守月額10万〜100万円継続モデルの再学習、システムの保守・改善

AI予算の立て方(4ステップ)

ステップ1:AI化の目的とゴールを定義する

「AI投資で何を達成したいのか」を定量的な目標で定義します。

  • 「問い合わせ対応の工数を月200時間削減」
  • 「見積作成時間を5時間→10分に短縮」
  • 「不良率を30%削減」

目標が明確であれば、投資対効果(ROI)が算出可能になり、経営層の承認を得やすくなります。

ステップ2:スモールスタートの予算を確保する

最初から大規模な予算を確保する必要はありません。Phase分けでリスクを最小化します。

Phase予算目安判断基準
Phase 1:PoC50万〜300万円効果が確認できたら次へ
Phase 2:プロトタイプ100万〜500万円実業務で使えると判断したら次へ
Phase 3:本格導入500万〜3,000万円ROIがプラスと確認

ステップ3:補助金を予算計画に組み込む

補助金補助率上限額
デジタル化・AI導入補助金1/2〜2/3450万円
ものづくり補助金1/2〜2/31,250万円
事業再構築補助金1/2〜3/4数千万円

補助金を活用すれば自己負担を1/3〜1/2に抑えられます。ただし補助金ありきの過大投資は避け、万が一受給できなくても経営が揺るがない計画にしましょう。

ステップ4:ROIを継続的に測定する

AI投資のROIは以下の計算式で測定します。

ROI = (AI導入による効果額 − AI投資額)÷ AI投資額 × 100%

効果額は「削減された工数×人件費単価」「売上増加額」「コスト削減額」で定量化します。四半期ごとにROIを測定し、投資計画を見直します(AI Front Trend)。

AI予算配分の目安

企業規模年間AI予算の目安配分例
中小企業(〜300人)100万〜500万円/年PoC50% + ツール利用料30% + 研修20%
中堅企業(300〜1,000人)500万〜3,000万円/年開発40% + 運用30% + 人材育成20% + ツール10%
大企業(1,000人〜)3,000万〜数億円/年開発50% + インフラ20% + 人材15% + ガバナンス15%

よくある質問(FAQ)

Q. AI予算がほとんどない場合どうすれば?

ChatGPT/Claudeの有料プラン(月額約3,000円)から始めれば年間4万円以下でAI活用を開始できます。効果を実証してから予算を獲得する「ボトムアップ」アプローチが現実的です。

Q. AI予算を経営層に通すコツは?

「AI導入」ではなく「○○業務のコスト削減」「○○の売上向上」という経営課題の解決策として提案します。PoC結果の定量データが最も説得力があります(Uravation)。

まとめ

AI予算は、目的定義→スモールスタート→補助金活用→ROI測定の4ステップで策定します。PoCで50万〜300万円、本格導入で500万〜3,000万円が相場。補助金で自己負担を1/3〜1/2に抑え、Phase分けでリスクを最小化しましょう。


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