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ADAS(先進運転支援システム)とは?機能一覧・自動運転との違いを解説【2026年版】

公開日: 2026/4/1

ADAS(先進運転支援システム)とは?

ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems)とは、カメラ・レーダー・LiDARなどのセンサーを活用して、ドライバーの安全運転を支援するシステムの総称です。日本語では「先進運転支援システム」と呼ばれ、自動運転レベル1〜2に該当します。

ADASの目的は、交通事故の防止・被害軽減とドライバーの負担軽減です。国土交通省は2021年11月から新型車への自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)の搭載を義務化し、2026年からは輸入車の既存機種にも適用が拡大されます。

ADASと自動運転の違い

比較項目ADAS(レベル1〜2)自動運転(レベル3〜5)
運転の主体人間(ドライバー)システム(条件付き〜完全)
ドライバーの義務常時監視・即座に操作可能な状態を維持レベル3:緊急時のみ対応/レベル4〜5:対応不要
法的責任ドライバーレベル3以上はシステム側の責任が発生
市販車の状況ほぼ全ての新車に搭載レベル3:一部車種/レベル4以上:限定エリアのみ

ADASの主要機能一覧

衝突回避・被害軽減系

  • AEB(自動緊急ブレーキ):前方の車両・歩行者を検知し衝突危険時に自動ブレーキ。2026年から全新車に義務化
  • FCW(前方衝突警報):衝突危険をドライバーに警告
  • BSM(ブラインドスポットモニター):死角の車両を警告
  • RCTA(リアクロストラフィックアラート):後退時に左右接近車両を検知

走行支援系

  • ACC(アダプティブクルーズコントロール):先行車との車間距離を自動維持
  • LKA(レーンキープアシスト):車線中央維持のステアリング補正
  • TSR(交通標識認識):制限速度等の標識をカメラで認識・表示

駐車��モニタリング系

  • APA(自動駐車支援):ステアリング操作を自動実行
  • DMS(ドライバーモニタリング):居眠り・脇見運転を検知して警告

ADASを支えるセンサー技術

センサー特徴得意な検知
カメラ色・形状認識。低コスト車線、標識、歩行者
ミリ波レーダー悪天候に強い先行車検知、ACC
LiDAR高精度3D。高コスト立体的環境認識
超音波近距離。低コスト駐車支援

メーカー別ADAS名称

  • トヨタ:Toyota Safety Sense
  • ホンダ:Honda SENSING
  • 日産:ProPILOT
  • スバル:EyeSight
  • テスラ:Autopilot / FSD

2026年のADAS動向

  • 義務化拡大:輸入車既存モデルにも自動ブレーキ義務化。欧州GSR2でISA・DMS搭載義務化
  • レベル2+普及:ACC+LKAにハンズオフ走行対応車種が増加
  • AI進化:エッジAIチップで車載リアルタイム画像認識が高度化
  • コスト低減:軽自動車にも高度ADAS標準装備の傾向

ADASの課題

  • 過信リスク:ADASを自動運転と誤解しドライバーが注意を怠る問題
  • 限界:悪天候・道路標示不明瞭・逆光で正常動作しない場合がある
  • 修理コスト:センサー・カメラの修理費高額化

まとめ

ADASは自動ブレーキ・ACC・レーンキープ等でドライバーの安全運転を支援する技術です。自動運転とは運転主体が異なり、ADASではドライバーが責任を負います。2026年は義務化拡大とレベル2+普及が進む一方、ADASの限界を正しく理解した上での利用が重要です。